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偏光板・偏光シートの構造を教えて下さい。
光学の本を見ても、平行な線の縞だけで、良くわかりません。
製品の仕様や、詳しいページのアドレスがあったら教えて下さい。

A 回答 (2件)

基本的な構造は簡単なものです。



有機分子の中には、光を吸収する方向と吸収しない方向をもったものがあります。
これを2色性と呼んでいます。
これは、分子の構造上光の電場の振動を受けたときに、その電場の方向が共鳴する方向にあるかどうかで決まります。

この有機分子をPVA(プラスチックの一つです)などのポリマーの中にいれ、フィルムを引き延ばすと、中に入っている分子はその方向に引っ張られ、特定の方向に配列されることになり、特定の偏光方向の光を吸収する偏光板ができあがります。

なお、ここで有機分子を入れずにそのまま引っ張ると、波長板ができあがります。(円偏光させたりする)
これは誰でも簡単に出来て、偏光板2枚を用意して、直交させると透過する光は暗くなりますが、この間にセロハンテープを色んな方向に張り付けた板(重ね張りするとよい)を挿入すると、セロハンテープの波長板としての機能を体験できます。

では。
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この回答へのお礼

まさに目から鱗(ウロコ)がおちたようにわかりました。
有機分子で偏光板を作る方法が納得できました。
さすが専門家ですね。(失礼な言い方に聞こえましたら御免なさい)
私も人に教えるくらいになりたいです。見習いたいです。

お礼日時:2001/10/20 22:58

ここはいかがでしょう?


最近デジカメ用の偏光フィルタを買ったので、僕もちょっと興味を持って調べてみました。

参考URL:http://www.sanritz-corp.co.jp/japanese-hp/polari …
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この回答へのお礼

大変有難うございます。非常に参考になりました。
日頃の心がけというか、好奇心、探究心を持っているのが
大事なのですね。積極的な姿勢を学びたいと思いました。

お礼日時:2001/10/14 22:26

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