dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

戦争が科学技術の発展にどのように役立っているかの実際の実用例を教えて下さい・・。(例えば運送技術の発展で飛行機ができたとか)できるだけたくさんの例を教えてください。よろしくお願いします。

A 回答 (9件)

世界最初の電子計算機は弾道計算用のエニアックだと長年信じられてきましたが、実はエニグマ解読用に作られた計算機の方が先であることが、近年の情報開示で明らかになってきました。



科学と技術を一色単にしていますが、もともと別のものです。

科学に関していえば、科学の元は自然哲学ですけども、その基本的な思想に合理主義があります。その合理主義に大きな影響を与えた人物がフランス砲兵隊将校のデカルトです。デカルトは砲術などから座標系の考え方を提唱するなど、主に論理学である数学の分野で大きな影響を与えています。科学と数学は別のものですけども、数学の知識が科学には不可欠であり、科学の発祥そのものに戦争がかかわっているのです。ちなみに科学が成立するのは19世紀の初頭です。

技術となると、遥かに古い話になります。たとえばヒッタイトが製鉄技術を作ります。その後、主に鉄器は武器として使用されます。刀剣を鍛造や熱処理する技術はまさに戦争が役立った例でしょう。

ただ科学、技術両方を通じて言えることですが、戦争において実用できるレベルに達するまでにはタイムラグがあるということが言えます。たしかに必要は発明の母であり、その必要を生じさせるものが戦争であることには間違いないのですが、戦争のために簡単に科学や技術が生まれるものでもありません。

たとえば機関銃とか自動小銃などは、古くから軍隊は、このようなものがあれば良いと思っていたでしょう。ところが一足飛びには行かなかったのです。銃は最初、棒に指した鉄パイプに過ぎず、音と炎で敵を脅かすものでした。その後、石を入れると威力が増すことがわかり、弾丸ができます。そしてこれを早い発射速度で撃つための工夫がなされます。前装銃のマッチロック銃(所謂、種子島)が普及しましたけどもこれでは発射速度は上がりませんし、装填の毎、ねらいを外さなくてはなりません。そこで工夫されたのが早盒という、今でいうカートリッジです。また細い銃口から弾を込めるのは時間がかかりますので、ラッパ銃ができます。しかしそれでも十分な発射速度は得られません。そこで横隊密集隊形で戦闘する形ができます。ただやはり装填中は弱いので銃兵は必ず槍兵と組み合わされました。装填中に突破されてしまうからです。ただそれでは人員の効率が悪いので、銃兵と槍兵を兼ねるために考え出されたのが銃剣です。このような試行錯誤の結果、自動小銃が完成、実用化されるのは銃の発明から500年も後の第二次世界大戦を待たねばならなかったのです。なにしろ自動小銃はそれ自体が精密機器です。ちょっとの寸法のずれで作動不能になります。そこには科学技術の蓄積が必要だったわけです。

この回答への補足

参考文献などがあったら教えて下さい(>_<)

補足日時:2005/07/18 00:27
    • good
    • 0
この回答へのお礼

丁寧な解説ありがとうございました!とても参考になりました!戦争に頼ることなく科学技術が発展して欲しいですね。

お礼日時:2005/07/17 23:28

まとめた文献は存在しないと思います。


皆さんのお話しはどれも開発小話からきています。個々に検索すれば出てきますよ

軍事民間転用で大事な物がでてません
インターネット…
元々は米国の大学で開発された対核戦争情報保存システム
米国国内に3台のサーバーを設置し、どれか一つが壊れてもシステム&データの保存がされているようにするシステム。これが改良されたのが現在のインターネット

チキンラーメン、固形カレールー、肉ジャガ、カレーライス、学生服なども
    • good
    • 0
この回答へのお礼

参考文献は特にないのですか・・先端技術というのはやはり全て軍事開発からきているのですね・・・。切羽つまらないとそういうものを作る気が起きないのでしょうかね・・・。やはり平和な目的で開発してほしいものですね。ありがとうございました!!!

お礼日時:2005/07/20 17:34

なんか乗り遅れた感があるけど参戦。



出てないところで、日常的に使うものとして、

缶詰:元々は軍の携帯食。瓶詰めが割れ易いため開発。
ホチキス:本当はステップラー。ホチキス社が開発したところからこの名前になったが、機関銃の装填技術が応用されている。
レンズ:カメラなどに使われているレンズは、元々は軍用の双眼鏡や測距儀(距離を測る道具)のためのもの。
アンテナ:テレビのアンテナなどによく使われている八木アンテナは、日本軍が通信用に開発したもの。

などですか。この他、大きなものとしては、例えばタンカーなどの大型船の形状に日本の戦艦(大和など)に使われた技術が使われていたりします。あとは飛行機ですね。旅客機などで一般的な単葉機は軍用に開発されたものです。

まぁ、開発されたのは平時なのですけど、軍需用ということで勘弁してください。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

知りませんでした!むしろ私のほうが乗り遅れてますねw参考になりました!ありがとうございました!

お礼日時:2005/07/20 17:31

> 戦争が科学技術の発展にどのように役立っているか



表現がよくありません。結果的に戦争のおかげで進んだ科学技術というべきです。戦争とは如何にシステマチック且つ敵より優れた技術を生み出すかに予算が注ぎ込まれます。結果、一つの技術に平和時より多額の予算が使われ、発展するのです。

世界的に戦争のおかげで完成されたシステムや技術と言いますと次のが言えるかと思います。

コンピューター=効率的に暗号を解読する
レーダー=性能の改善
ブロック工法=船舶の大量生産
コンテナ=物資の効率輸送
浮き桟橋=港の緊急増設
艦船(飛行機)誘導電波台

この回答への補足

戦争によって進んだ技術に関して何か参考文献のようなものがあったら教えて下さい(>_<)

補足日時:2005/07/18 00:27
    • good
    • 0
この回答へのお礼

そうですね。確かに表現はよくありませんでした。コンピューターは暗号解読から発展したのですね!知りませんでした!とても参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2005/07/17 23:23

戦争が科学技術を発展させるというのは正確ではないと思いますが。


「戦争の役にも立つ科学技術」や、「戦争の役にしか立たない技術」を発展させるのは確かですがその分犠牲になっているものもあるのではっきりは言えません。

要は予算が戦争用というある意味聖域の支出で保障されるので、儲かるかどうかということを考えずに開発できる、ということです。
民生用にするにはまた別の研究が必要です。長い目で見たとき本当に科学や技術を進歩させているかどうかは疑問だと思いますが。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

確かにそうですね。発展させるというポジティブな表現はよくないですよね。こういうのは結構常識なんですかね~?私ももっと勉強しようと思いました☆参考になりました!ありがとうございました。

お礼日時:2005/07/17 23:25

 電子レンジがレーダーの開発過程で出来た副産物であることは有名ですね。

    • good
    • 0
この回答へのお礼

そうなんですか!?知りませんでした!ありがとうございました(>_<)

お礼日時:2005/07/17 23:25

戦争が科学技術の進歩を促す事も、科学技術の進歩を戦争が利用する事もあります。


すくなくとも戦争にはその時の最新技術を使用されるのが常です。
飛行機も空を飛びたいという人類の素朴な願望から生まれたのですが、戦争が始まると最初偵察に使用され、次ぎに爆撃を行うようになり、それを妨げるためピストルで相手を攻撃し、それが機関銃の搭載に進み次第に機体の改良、大型化に進みました。
鉄砲が大砲になり機関銃に発展したのも必然の必要に科学技術が応じた結果です。

ダヴィンチがへりコプターの構想、潜水服の考案をしたのも戦争で必要としたからです。
逆に兵器や戦法の進歩を平和時に利用した衛星、IT技術、ロボット、海中資源探索など枚挙にいとまもありません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

科学技術もできれば戦争に頼らずに平和的な目的に沿って発展してほしいですね。ありがとうございました!

お礼日時:2005/07/17 23:27

GPSもインターネットも


もともと軍事目的で開発された技術の成果が
民生用に開放されたものです。

毛色の変わったところでは
紙と鉛筆でやるタイプの知能検査は
第1次大戦の際に米軍兵のリクルート用に開発されたものです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

そうなんですか!?知りませんでした・・・。参考になりました。ありがとうございました!

お礼日時:2005/07/17 23:29

世界最初のコンピュータは弾道計算用です


インターネットは核攻撃下での通信経路の確保のために考えられた技術です
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます!参考になりました☆

お礼日時:2005/07/17 23:29

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!