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江戸時代の藩に依っては下級武士や郷士が半士半農をしていた話を聞きますが、実際に田を耕して米を収穫する、つまり農民と同じような事までしてる例は少ないのでしょ?

A 回答 (2件)

農作業は別に卑しい職業じゃありませんよ。


下級武士の大半は何らかの副業を持っていました。
内職などが主ですが、
土地があれば勿論、農作業もします。
基本的に武士の給金が米ベースだったため
米価の変動で経済状況が逼迫することがしばしばありましたし
下級武士が農民よりも貧しい場合もしばしばありました。

沼地などの開墾の際は、武士を辞めて百姓になった者も多くいますし、
蝦夷地開拓で北海道に渡ったのもほぼ全員が武士家族です。

地域的な格差がありますが、
薩摩などの下級武士はほぼ全員が農民と変わらない生活で、
土佐の郷士は、しばしば農民以下の生活。
これは戦国時代から皆兵制度があったためと、
山内家が他所からきて大名になった特殊事情があります。

他の土地でも武士を辞めて商家に変わるのも珍しくありませんでした。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2005/07/20 19:48

郷士といわれる層は、一部には大土地所有者であったり、商業資本家であったりして実際の農耕には携わらない例もありましたが、大部分は実際に農耕生活をしていました。


また、もっと身分の高い層でも農耕をしていた例はたくさんあります。
たとえば、吉田松陰などはれっきとした上士でしたが松下村塾では塾生とともに農耕をしていましたし、実家の杉家もお城の勤務の合間には農耕(米づくりまではしていなかったというか、武士だから田がなかった)していました。
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この回答へのお礼

上士でもあるのですね、どうもありがとうございます。

お礼日時:2005/07/20 19:50

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