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コロッケって何語なんでしょうか。
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A 回答 (6件)

 


  どうも複雑な話になっているようですが、外来語の語源がはっきりしないで、色々と説があるということでしょう。
  
  まとめてみますと、まずポルトガル語が語源だという説は、これは、江戸時代の始まる前に、日本にやって来たポルトガル人が、コロッケの元の言葉を日本人に伝えたという解釈と、もう一つ、大元の語源がポルトガル語だという二つの解釈ができます。
  
  どういうことか言いますと、「ポプリ」という言葉を例にして、外来語の起源のありようの説明をしますと、「ポプリ」という言葉は、英語にあり、またフランス語にもあります。英語のポプリは、フランス語から入って来た言葉です。そこで、日本にポプリという単語が入って来たのは仮にアメリカからだとしますと、これはアメリカから入って来た、英語が語源の外来語だということになりますが、元はフランス語なのですから、フランス語の単語が語源だということもできます(両方の言語から、あるいは、フランス語からまず日本に伝わった場合は、フランス語が語源だと言い切れます)。
  ところで、もう少し話は複雑で、実はフランス語のポプリは、スペイン語の或る単語というか表現を「フランス語に訳した・フランス語的に表現した」言葉なのです。スペイン語では、「ポプリ」とは大分発音の違う形をしています。
  この場合、ポプリの語源は、フランス語とすべきか、或いは意味的に遡ってスペイン語とすべきか、どう解釈するか、というのが問題になります。普通は、フランス語起源とします。しかし、ポプリが、スペイン語の表現をフランス語に訳した言葉だという事実はあるのです。
  
  
  そこで、コロッケに戻りますと、フランス語の croquette が、実は、ポルトガル語の言葉をフランス語風に翻訳表現したものだとして、ポルトガル語起源とする解釈と、もう一つ、江戸時代前に、ポルトガル人が伝えた言葉がなまって「コロッケ」という言葉ができたという解釈です。前者の可能性はおそらくないと思います。
  
  すると、江戸時代前に、ポルトガル人が伝えた言葉なのかというと、この可能性はあると思います。ただ、江戸時代を通じて、コロッケというような食物・お菓子があったという話は聞きません。「カルタ」というのは、スペイン語かポルトガル語から入って来た言葉ですが、この場合、カタカナ書きでは日本語として定着せず、漢字で表現していたはずです。またカルタは、江戸時代を通じて、使用されていたと思います。では、コロッケというのは、そういう漢字があったかというと、どうも不確実で、なかった可能性が高いです。
  
  そこで、コロッケの原型の言葉は、ポルトガル人が伝えたものかも知れないという可能性は大いにあります。しかし、明治時代以降、特に昭和初期から一般的になった「コロッケ」という言葉は、どこから入って来たのかと言えば、これは、明治維新以後の文明開化とかで入って来た言葉であると考えるのが妥当です。江戸時代にも、コロッケという食物が造られていて、人々が、コロッケと呼んでいたというのなら、ポルトガル起源のコロッケが、江戸・明治を通じて続いていたということになり、語源はポルトガルでしょうが、これは少し無理な感じがします。
  
  明治維新後、フランスあるいはイギリスから、この食物が伝えられ、コロッケの名称がその時、新しく外来語として成立したと考えるのが自然だと思います。何故こう言えるかと言いますと、英語のコロッケを意味する croqutte という単語は、1706年にフランス語から入って来たのであり、フランス語では、この言葉は、croquer(押し潰す)という動詞から派生した言葉であることが分かっているので、1600年代あるいは、それ以前に、すでにフランス語では、croquett という言葉あったと言えるからです。また、フランス語の動詞からの派生であるというのは、このフランス語は、ポルトガル語などから入って来た外来語ではないということになります(仮にそうとしても、先の「ポプリ」の例と同様、croquette はフランス語で造られた単語だということになります)。
  
  次の問題は、だとして、croquette は、英語から入って来たのか、フランス語から入って来たのかということです。これは、明治時代、croqutte を伝えたのはイギリス人またはアメリカ人であったという可能性がありますが、フランスの料理は当時でも有名であったはずで、フランス語からも入って来ていたと考えるのが自然です。その場合、英語の croquette はフランス語から入って来たものですから、コロッケの語源はフランス語だというのが妥当でしょう。
 
  また、英語の croquet が語源だという説は、仮にそうとしても、英語の croquet は、1858年、フランス語の方言から英語に変形されて入り、成立したと辞書の説明にありますので、明治維新の時、また明治時代、すでに英語・フランス語両方の言語で、コロッケを意味する、croquette が成立していることを考えると、これは間違いではないかという可能性があります。仮に、そういう語源を立証する証拠があったとしても、外国の単語が日本語に入って来る時、特に明治時代などの場合、同時的複数的に色々な経路で色々な機縁で入って来るもので、それが段々淘汰され整理されて、外来語として定着するものです。或るエピソードが記録されていても、他に記録されていない無数のケースがあったと考えるのが自然です。
  
  そういう次第で、コロッケは、明治時代に日本に入って来て定着した外来語であるという解釈がもっとも妥当であり、かつ一般的な用法と、言語事情からすると、フランス語の ceoquette が語源だとするのが、もっとも妥当でしょう。(ポルトガル語からのコロッケあるいは、類似した言葉は、「現在のコロッケ」の語源ではないと言うことになります)。
 
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No3の回答の通り、確かに語源は「ポルトガル語」です。


先日ラジオの対談番組で、ポルトガルの話題があり、その場で解説されていました。
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小学館の百科事典には


「鶏肉、豚肉、牛肉、エビ、カ二などを野菜とともに下調理し、ホワイト・ソースで和えて、コルクの栓の形にして揚げた綾里。名はイギリスのクロケットcroquetというゲームに由来すると言われる。球を転がすゲームだが、転がすのに用いる道具は木製で持ち手があり、球を打つところがコルクの栓を形どって作られている。

コロッケには二種ありつなぎが違う。一つはホワイト・ソースを土台にして作った西洋料理で、他の一種はジャガイモをベースにした日本のものである。日本風のコロッケは明治五年刊行の〈西洋料理指南〉にその調理法が紹介されているが、普及したのは昭和初期で、以来一般家庭に広く親しまれている」

とあります。
クロケットはイギリス発祥のスポーツですから,語源は英語ということになるのでしょうか?
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たしか、ポルトガル語だよ。

・・・?     (ーー;)
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フランス語の「クロケット」です。


私のフランス語の辞書には、「croquette コロッケ」と出ています。そのまんまですね。
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  答え:
  「コロッケ」は日本語です。ポテトのなかに細かい肉や野菜を混ぜて、長楕円形に形を整えて油で揚げます。
 
  というのは、貴方の質問に忠実に答えるとこうなるのです。
  貴方が質問されたいことは、コロッケは外来語だと思うけど、元々の言葉は何語だったのでしょうか、ということでしょう。
 
  この問いに対する答え:
  フランス語の croquette, la(クロケット)が元の言葉です。
  因みに、この言葉を辞書で引くと、
  1.【料理】コロッケ
  2. 円い小さな板チョコ
  3.【植】やまえんごそう
  とあります。
  日本のコロッケと、円い小さな板チョコでは大分感じが違いますね。
 
  また、croquette は形からいうと、croquet(クロケ)の指小形になります。
  このクロケは:
  1.【料理】はたんきょう入りの固いビスケット
  だそうです。どんなビスケットでしょうか。
 
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