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とても素人な質問ですみません、楽器の調子とは何なのでしょうか?
最近トロンボーンを始めた者なのですが、チューニングをした時にトロンボーンとサックスだと同じ高さの音でも音階(ドレミとか)が違う事が分りました。
その時はトロンボーンの「ラ♯」とサックスの「ド」が一緒でした。
YAMAHAの楽器のHPを見ていると調子:B♭とかいろいろあるのですが、それが関係しているのですよね?
トロンボーンとかだと調子を変えるための付属品みたいのが付いていて・・・
この調子とはいったいどんな役割を果たしているのでしょうか?
なんでサックスとトロンボーンでは違うのでしょうか?
お願いします。

A 回答 (6件)

1点補足です。


トロンボーンやユーフォニウムは本来B♭管の楽器ですが、in C(実音表記)で記譜される関係で、トロンボーンでしたらスライドを伸ばさない状態(第1ポジション)、ユーフォでしたらピストンを押さえないで出るB♭(=A♯)の音を
1.シのフラット(ラのシャープ)として覚えた人と
2.ドで覚え、楽譜を読み替えるように覚えた人
の両方います。

私自身はトロンボーンは吹かないのですが、何年か前、ある高校の吹奏楽部を教えた時に、A中学出身の生徒とB中学出身の生徒(どちらも1年生)の言っていることが食い違うので不思議に思って聞いたところ、片方は1,もう片方は2のパターンで覚えたことを知ったのが、この「両方いる」ことを知ったきっかけです。そう言えば、ユーフォの生徒でよく臨時記号を落とす者がいたのですが、今から思えば、読み替えで吹いていたのでしょうね。

ちなみに、ある程度の年齢の人は、大部分が「読み替え派」のような気がします。(市民バンドなどで出会った知り合いと話した感じなのですが)

どちらで覚えても最終的には吹ければかまわないとは思うのですが、最近の吹奏楽曲はかなり調性が難しいものもあるので、長い目で見れば、シのフラットで覚えた方がいいような気がしています。
ただ、ごく初心者の段階に限定すれば、最初に覚える音階はたぶん変ロ長調の音階ですから、「読み替え派」で教えた場合の方が、音程はとりやすいようですが。

ちなみにヨーロッパの吹奏楽譜の場合、トロンボーンの楽譜については、ヘ音記号のin C(通常の楽譜)の他に、へ音記号のin B♭の楽譜が入っているものも時々あります。(以前、コンデンス・スコアまでin B♭という楽譜を見たときは、さすがに驚きましたが)
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楽器の調子について


その楽器でドレミ・・・を演奏する時に一番よい(やりやすい)運指があります。一番よい運指が他の楽器と合うとは限りません。
だから「ド」の音を出した時に楽器によって違うのですね。同じものもありますが。
その違いを、楽譜の調子で調整するのか、楽譜の読み方で調整するのか、運指で調整するのかが、楽器によって違っているのです。
トロンボーン:運指で調整、楽譜どおりの音が出る。
 シ♭の音はピアノのシ♭(ラ♯)
サックス:楽譜の調子で調整
 テナーの場合ドの音はピアノのシ♭
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たぶんわからないと思われるので補足。



ピアノの音階:ド レ ミ ファソ ラ シ
英語音名  :C D E F G A B

以上が基準の音階。C調の譜面もコレになります。コレに対し

ピアノの音階 :ド レ ミ  ファソ ラ シ
英語音名   :C D E  F G A B
テナーサックス:レ ミ ファ#ソ ラ シ ド#

B♭管と言われるテナーサックスは楽器のドがこのようにひとつずれますし譜面も同様にひとつずれます。しかし、同じB♭管であるはずのトロンボーンは、「譜面はC調で書く」のが習慣です。

ピアノの音階  :ド レ ミ  ファソ ラ シ
英語音名    :C D E  F G A B
トロンボーン音階:レ ミ ファ#ソ ラ シ ド#
トロンボーン譜面:ド レ ミ  ファソ ラ シ


これは、テナーサックスは、楽器の「ドレミファソラシド」の指使いに対して「♭」や「♯」が明確に「半音下げる、上げる」という指使いになるのに対して、トロンボーンの場合は元々ポジションが7つしかなく、楽器の調に対して♭しようが♯しようが、スライド操作の難易度的にはあまり変わらないために「C調で書いてもいいんじゃね?」ということになったんじゃないかと思います。

また、譜面を読むという点で言えば、ト音記号のC調の譜面を基準として考えた場合、トロンボーン、ユーホニウム、チューバなどの中低音金管楽器は、タダでさえ「ヘ音記号」で記譜することになっているし、さらにそれを「B♭調」で書いたりするとなんとなく2倍ややこしくなる、ということかなあと思います。(だから高音域のトランペットは譜面はト音記号なのでB♭で書くのかなと)

とはいえトロンボーンの場合はヘ音記号で記譜すると、常用域がほとんど五線より上で(ビッグバンドの1stの譜面とか特にw)、楽譜を書くときにとttttttttttttttってもメンドクサイし読むのもメンドクサイとは前から思っているのですがね。

あとコレはどうでもいい話ですが、トロンボーンがB♭管でなくてC管だと、管が少し短くなるので、7ポジションを吹くときに勢い余って「スッポン」と抜いてしまう事故が今よりも10倍くらい増えてしまうかもしれませんw。

逆にこれ以上長くなるとみんなヒモをつけないといけなくなりますしw、トロンボーンの機能を考えるとB♭管は長さとしては絶妙なところだと思います。
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管楽器の場合、音の高さは管の長さと倍音の関係によって決まります。


例えば、トロンボーンでしたら、スライドを伸ばし、管を長くすることによって、音を低くします。また、スライドの位置が同じでも高さの違う音が出るのは、倍音の関係で何種類かの音が同じ長さの管で出せるという理屈です。

ただ、問題は、コントロールしやすかったり、音色が良い管の長さで楽器を作ると、基本になる音がピアノのドの音になるとは限らないのです。
昔は、いろいろな調子の楽器もあったようで、オーケストラのスコアを見るとC管のクラリネットなんてのも出てくるのですが、#1の方も書かれているように、一番良い音の出せる調子に落ち着きました。
この場合、ピアノの高さによって指使いを決めることも可能ですが、そうすると指使いが複雑になるため、単純な指使いでその楽器でハ長調の音階が吹けるようにし、楽譜そのものを移調して書くことにしたのです。この結果、例えば、サックスでしたら、ソプラニーノからコントラバスまで(といっても多く使われるのはソプラノからバリトンまでですが)、どれも同じ指使いで吹けるようになっており、実際に出る音の違いは楽譜の段階で調整するようになっているのです。

ただし、へ音号の楽器(トロンボーン、ユーフォニウム、チューバ)については、なぜか実音(ピアノの音と同じ)に記譜する習慣があるため、スライドを縮めたり、ピストンを押さえない状態でシのフラットが出る楽器、つなわちB♭管の楽器であったとしても、楽譜はB♭管としては書かれないのです。

ところで、調子を変えるための付属品が付いているトロンボーンって、テナーバス・トロンボーンのことですね。テナーバス(やバス)の場合、基本となる管の長さを変えるレバーが付いていて、これを操作することによってB♭管の楽器とF管の楽器を切り替えるようになっているのです。同様の例はホルンやユーフォニウム(4番ピストン)でも見られます。
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こんにちは。

トロンボーン経験者(アマチュア)です。
先に謝っておきますが,大変な長文になってしまいました。また,アルファベットの音名が分からなかったらなんのことかさっぱり分からないと思いますが,そこは大丈夫と信じて・・・。

>楽器の調子とは何なのでしょうか?
「調子:B♭」とは,その楽器の「ド」の音が「B♭(ピアノで言うシ♭)」である,という事を意味します。例えば,トロンボーンやテナーサックスはB♭,アルトサックスならばE♭(ピアノのミ♭)です。
ちなみに,このように,その楽器のドの音がピアノのドの音と違う楽器を,「移調楽器」と呼びます。他には,ホルン,クラリネットなどもそうです。

>トロンボーンとかだと調子を変えるための付属品みたいのが付いていて・・・
ロータリーのついている楽器のことですよね?実際には,調子を変えるというよりは,遠くのポジションの音(下のC,Hやその下のF,E)を近くのポジションで出すために使ったり,それよりももっと低い音を出すのに使ったりします。

>この調子とはいったいどんな役割を果たしているのでしょうか?
>なんでサックスとトロンボーンでは違うのでしょうか?
他の楽器のことはよく分かりませんが,トロンボーンについては,もともとはもっといろいろな調性のものがありましたが,今はほとんどがB♭(と一部E♭)ですね。音域,音色の面で使いやすいものが残ったのだと思います。
サックスは,同じ系統の楽器で広い音域をカバーするために,ソプラノ,アルト,テナー,バリトン,などのいろいろな調子の楽器があります。

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*ここから先はご質問とは直接関係ありませんので,読み飛ばしてもらってもかまいません。

>トロンボーンの「ラ♯」とサックスの「ド」が一緒でした。
トロンボーンの「ド」と(テナーまたはソプラノ)サックスの「ド」は一緒のはずです。どちらもB♭の移調楽器なので。

質問者さんがここでおっしゃる「ラ#」とは,「A#(ピアノのラ#)」の事ですよね?確かに,トロンボーンでこの音を出すとき,楽譜上は「ラ#(またはシ♭)」ですが,第一ポジションでないといけません。これは,トロンボーンで言えば「ラ#」ではなく,「ド」の音なのです。

以下,なにゆえこのような妙な事が起こるかについてです。#1さんも少しふれておられますが。

通常,移調楽器は,その楽器用に書き直された,「移調譜」という楽譜を使います。例えば,調子がE♭のアルトサックス用の楽譜の「ド」は「E♭」のことであり,テナーサックスならば「B♭」です。
しかし,トロンボーンの場合,移調譜を使わないので,楽譜(たぶんへ音記号と思いますが)の「ド」は,B♭の調子の楽器であるのにもかかわらず,「B♭」ではなく,「C」の音なのです。これはトロンボーンでいうと「レ」の音です。
つまり,トロンボーン奏者(と他の多くの低音金管奏者)は,楽譜の「ド」を見ながら楽器の「レ」を吹く,という,何とも不思議な事をやっているのです。
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クラ吹きです。



結局、その楽器が一番良い音の出せる調子に落ち着いたのだと思います。クラリネットの場合、音域や演奏する楽曲の関係で、変ロ調、イ調、変ホ調(Esクラですね)などになった模様です。トロンボーンの場合だと、ほとんどが変ロ調に調整されていて、サキソホンのテナー、ソプラノ、バスと同じになります。でもトロンボーンなどの低音金管楽器はC読みですので、注意が必要です。
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