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お世話にまります。入札について教えて下さい。

一般競争入札で、参加する業者数が7~8社でぐらいと少ないと、落札率が上昇すると言われます。その仕組みが分かりません。

仮に談合をしていないならば、入札の価格にはバラツキがあるのが当たり前のように思えるのですが、業者数が少ない入札は、落札率が、きまって90%以上と高くなる傾向があるようです。

これはなぜでしょうか? 教えてください

A 回答 (7件)

 暗に談合の存在を疑っているようですが、単純に考えてみても


参加する企業が多ければ、ダンピング受注をする会社が
混入する確率が高くなりますよ。
 落札率というのは、入札の最低値を示すものであって、
入札金額の平均値を示すものではありません。

 ところで、90%以上の落札率が高いとお感じのようですが、
私は一概にそうは思いません。メーカーが製品を開発し
市場で売るのとは異なり、お役所仕事は入札の段階で、
すでに企画どころか設計まで終わっており、使う材料の
仕様や数量がすでに確定しています。場合によっては、
使用する工法まで指定されている物件もあります。

 このような制約が多い中で、設工事の工費がそもそも
20~30%の差が出てくることが異常だと思います。
実際、ダンピング受注の行われいてる物件においては
いわゆる手抜きが横行し、問題になっていることもお忘れなく。
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1.第1回目の入札で、予定価格以上の入札金額だけのとき、第2回目の入札を行います。

このとき、入札金額がその業者の採算ラインを割り込めば、第2回目の入札を辞退する業者も現れます。
 第2回目の入札も不調なら、一般に、指名業者を入れ替えて、入札をやり直します。

 それでも落札しなければ、最低入札価格を入れた業者に見積書を出させて、予定価格を下回る金額になるまで見積金額を下げさせて契約に持ち込むこともあるようです。

2.落札率(=落札価格/予定価格)が高いか低いかというのは、あまり重要ではないと思います。

 入札に参加する業者の数と、落札率には明確な相関関係はないと思います。10社以上入札に参加しても落札率が99%のこともありますし、2~3社程度の入札参加者の場合でも落札率が50%を下回る事例もあるからです。

 予定価格を厳密に積算したか、ある程度余裕を持たせて設定したかで、落札率は上にも下にも行くと思います。
 落札率99%であっても、入札を何回も繰り返し、業者を叩いて叩きまくった末の赤字覚悟の受注金額のこともあると思いますし、落札率が50%程度であっても、手抜き可能な業務のため、業者の余裕がたっぷりあることも考えられるからです。どちらも、予定価格の設定ミスによるものだと思います。
 重要なのは、落札した価格そのものが、妥当か否かです。

3.ご存じかもしれませんが、2003年~2004年にかけて、新潟市の官製談合事件で、新潟地検が競売入札妨害容疑で市職員と建設業者を逮捕しています(最近では最大規模の談合事件)。
 地元紙の「新潟日報」HPで詳細な事件経過を載せていますので、ご参考までに紹介します。

参考URL:http://www.niigata-nippo.co.jp/dangou/index.html
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1.国や都道府県、市町村の入札で、「予定価格=落札価格(要するに予定価格100%で落札)」となる事例は、かなりの割合を占めています。



 たまたま厚生労働省HPに、「平成14年度における厚生労働省の入札案件のうち、予定価格と落札価格が同一の契約に係る調査結果」が公開されているので、このページも参考にしながら、国や都道府県、市町村の入札システムを説明します(下記、URL参照)。
http://www.mhlw.go.jp/sinsei/chotatu/douitu02/

 調査結果では、予定価格と落札金額が「たまたま一致した」件数は、この年の入札全件のうち約7%も占めています。「たまたま」という割には、件数が多いと思いませんか。20件に1件以上は予定価格と同額で落札しているのです。

2.さて、この「調査結果」の中で、医療用の特殊装置をある企業が単独で入札し、そして予定価格と同額で落札している事例が載っています。
 医療用の特殊な装置は、誰でも作れるというものではなく、発注者が求める性能を有する装置は、その企業製の装置だけのことがあります。ところが、発注金額が○○○万円以上の汎用品については入札としなければならないという規則があるため、この案件も入札手続きが行われます。

 しかし、事前に発注者は、その企業に対してその装置の説明書や価格などの見積書を提出させ、見積書に基づいて予算を計上し、「予定価格」を設定して入札を行います。
 入札の条件が特殊な性能を有する装置なので、その企業以外に入札する業者はなく、その企業は先に提出した見積書の金額で入札し、落札するということになります。

 この間、いわゆる“談合”ということは行われていません。その企業は、発注者の求めに応じて、医療用の特殊な装置の説明書や価格などの見積書を提出し、その見積金額で入札し、落札しただけのことです。

 でも、笑ってしまうのは、厚生労働省が、「予定価格と落札金額が一致した理由」として、「予定価格について、価格調査における値引率等を基に積算し、また、区切りのよい金額とした結果、たまたま一致したと思われる。」と調査結果を載せていることです。
 家電量販店ではあるまいし、特殊な機材の「価格調査における値引率」は、専門外の公務員にわかるはずがありません。「たまたま一致した」のではなく、業者の見積金額を予定価格として入札を行い、その見積金額で業者が落札しただけの話だ(と思います)。

3.このほか、建物の建築や補修工事に関して、厚生労働省は「予定価格と落札金額が一致した理由」として、「予定価格について、市販の建築工事に係る物価資料やメーカー見積り等を基に積算し」と記載していますが、建築の専門家でもない公務員に、建築設計のための積算資料を基に予定価格を出すことなど事実上、不可能です。
 全て、業者から提出を受けた見積書を基に、入札の予定価格を出しているだけだ(と思います)。

 ここでは、厚生労働省を例題としましたが、他の官庁や都道府県、市町村でも案件によっては同じ入札システムを採用していると思います(厚生労働省だけの特殊事例ではない)。

4.公務員にとって最も怖いのは、“官製談合”を疑われることではありません。入札をしても「落札者ゼロ」となる事態です(だから、必ず落札されるように事前に見積書を複数の業者から取ります)。
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この回答へのお礼

なるほど。いろいろ問題は多そうですね。HPは参考にします。
>公務員にとって最も怖いのは、“官製談合”を疑われることではありません。入札をしても「落札者ゼロ」となる事態です<

これは知りませんでした。落札ゼロなら、もう一度入札をなり直せばいいと思ってしまうのですが、素人考えなのでしょうか。

お礼日時:2005/08/28 15:00

談合の目的は落札価格を吊り上げることですから、受注する業者以外の者は、予定価格以上の金額であったり、受注する業者より高い金額で入札して協力するのです。


また、談合には2種類あって、ひとつは業者だけでやる談合、もうひとつは役人主導の談合です。
前者の場合、役人にばれないように演技していると思います!
前の回答で述べましたが、談合というのは事前に話し合って受注する業者を決めることですから、参加する業者が少なければ話もまとまりやすいですし、参加する業者が多ければ、中には、アウトサイダー的な者も含まれることがあるので、話がまとまらない事が多くなります。
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この回答へのお礼

なるほど。そうですよね。役所で札を入れるときには、役人が見ているわけだから、事前に談合している業者たちは、演技をするわけですよね。

そういう業者だけの談合の場合、役人は基本的に、誰かからの密告などがないかぎり、疑わしいと思ってはいても、スルーするのでしょうね。

そこには、役人特有の事なかれ主義もあり、あの業者は○○議員の近親だとか首長の知り合いだとかの理由で、決定的な談合情報がないかぎりは、黙っている、と。

ということで今もなお、全国各地で談合はたくさんあると。こういう感じなのでしょうね。

お礼日時:2005/08/26 10:31

一般競争入札に参加するということは、当然、参加するどの業者も受注したくて参加しているわけですから、他社よりも少しでも安い価格で入札に臨むはずです。


で、落札率が90%を超えている場合、ほとんどが談合していると考えて良いと思います。
談合というのは、事前に受注する者を決めておくことですから、当然入札に参加する業者数が少ないほど、事前に話し合って決めることが容易になるということです。
前に書いたとおり、一般競争入札というのは、入札に参加するどの業者も受注を狙っているわけですから、談合がなければ、落札率が90%を超えるというのは、まず考えられないと思います。
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この回答へのお礼

さまざまなご回答ありがとうございます。

>当然入札に参加する業者数が少ないほど、事前に話し合って決めることが容易になるということです。<

これがよく分からないのですが、事前に受注する1社を談合で決めるということは、予定価格オーバーの業者や、予定価格ギリギリの落札不可能な札を入れる(と言うのでしょうか?)業者というのは、いってみれば、「演技をしている」ということなのでしょうか? 談合が役人にバレないように?

お礼日時:2005/08/25 22:19

計算上では 入札額の平均値は変わらず バラツキが増えるだけですが、


相手より安く入れたい心理が働き より安くなるのが実情です。

まあ、建築業界はドンブリ勘定の世界なので 他の業種と比較するのはおかしく
90%以上をキープしている場合は 談合の可能性が高いですねw


それから 談合が無い(民間などの建築)のは 不良建築ばかりだとか、
広告代わりに安くするのは 不良建築だとか、
根も葉も無いことを言っている方がいますが、そのような事例は殆どありません。
逆に 癒着しまくりの方(談合)が 不良建築の方が多いのが実情です。
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たとえば あなたが人を説得するとして


5人にするのと10人にするのとどちらのほうが、
説得しやすいですか?

まぁそうゆうことです

5人いれば5人の欲が、10人いれば10人の欲がありますから
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