UEFAカップとチャンピオンズリーグ

この二つの違いは何ですか？　なんだかよく分かりません。。。

No.2 ベストアンサー 回答者： haru-san 回答日時： 2005/08/26 22:54

UEFAチャンピオンズリーグはUEFA（ヨーロッパサッカー連盟）に所属する国（イタリア、スペイン、イングランドなど）のチャンピオン同士を競わせ、ヨーロッパチャンピオンを決めようと、フランススポーツ紙「レキップ」の発行人ガブリエル・アノー氏の提唱で55/56シーズンに始まりました。

今でこそUEFAの冠がついていますが、初期はUEFAとは関係なく、チャンピオンチームだけが公平なドローによるノックアウト方式で行われていました。優勝チームがヨーロッパ王者でインターコンチネンタルカップ（旧トヨタカップ）に出場して、南米王者と対戦するという図式も出来上がっています。92/93シーズンからはリーグ戦方式が取り入れられ、97/98シーズンからはUEFAランキング上位国には複数のチームの参加が認められ、大会規模が拡大。99/00シーズンには2段階のリーグ戦が採用されと試合数が増大しましたが、選手の体調管理を考え、03/04シーズンから現行のグループステージからの勝ち上がりから決勝トーナメントでチャンピオンチームを決める戦いになりました。基本はヨーロッパ各国のリーグ戦のチャンピオンが集まってヨーロッパチャンピオンを決める戦いです。
UEFAカップはフェアーズカップ（フェアーズカップ
UEFAカップの前身は、1955年4月18日に創設されたインターシティーズ・フェアーズカップ。当初は定期的に産業見本市を開催する都市のクラブが出場していた）を受け継ぎ、71/72シーズンに始まったもので、99/00シーズンにはUEFAカップウイナーズカップと統合され、現行のUEFAカップとなっています。基本的にはチャンピオンズリーグ出場クラブに次ぐ成績でリーグ戦を終えたチームによる大会です。UEFAランキングにより、出場枠が決定され、各国カップ（コッパ・イタリアやFAカップなど）のチャンピオン、インタートトカップ優勝チーム、フェアプレー枠などで出場チームが決定します。UEFAカップに優勝してもヨーロッパ最強と言うわけではなく、UEFAスーパーカップの出場権が与えられるだけです。

参考URL：http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/05 …

No.1 回答者： shirokuma-keibo 回答日時： 2005/08/26 22:41

両者の共通点と相違点を挙げるとわかりやすいと思いますので、まず共通点から。

どちらもUEFA（欧州サッカー協会）が主催している欧州のカップ戦です。
スペインやイングランド、オランダ等多くの国が国境を越え、
異なる国が頂点を目指して原則トーナメントで優勝を目指すものです。

相違点として、本当に大雑把に言ってしまえば、
チャンピオンズリーグ（CLと略します）の方がレベルが高いし、
それに伴って人気も高い、知名度も高いです。

出場資格も厳しく、イングランド・スペイン・イタリアなどの国のリーグで上位４位までが本大会に出場でき（但し、各国３、４位は予選あり）、
ドイツやオランダ等では若干出場枠が少なくなっています。

さらに、スコットランド等では、たとえ前年度自国のリーグで優勝したとしても、
予選を勝ち抜かなければ本大会に出場できません。

これに対してUEFAカップは、かなり多くの国から、
たくさんのチームが出場できます。
また、CLで負けたとしても、途中からUEFAカップに回ることもあります。
逆にどんなにUEFAカップでいい成績を収めても、
そこからCLにいけるわけではありません。

もともとは別の大会ですが、
一般的な見方としては「CL＞UEFAカップ」の図式が成り立ってしまっているでしょうね。


そもそも歴史的な経緯として、
チャンピオンズリーグはかつてはチャンピオンズカップと呼ばれており、
各国のリーグの優勝チームのみががトーナメントで、
欧州の頂点を目指した純粋なカップ戦でした。

それに対し、UEFAカップは元来最初から、
優勝チームなどではなく、上位のチームによって
争われるカップ戦だったのです。

それがいつの間にか、CLは金になるということで、
チャンピオンズ「リーグ」になってしまったのです。


我々にしてみれば魅力的な試合が多いのですが、
選手にとっては、国内リーグ、国内カップ、
さらには自国の代表と、それに加えて欧州カップ戦、
と試合数が増えに増えてしまい、
必ずしも望ましいとは言えないでしょうね。