街中で見かけて「グッときた人」の思い出

上水道における浄化に関連したことについて調べています。

飲料水を浄化する際に微生物を用いてトリハロメタンなどの分解を行っているような部分において、pHの状態がどのようになっているかを知りたいのです。
分解を促すように何か加えたりする…などあるのでしょうか?

また、この工程を終えるときは微生物の沈殿を早めるため薬品を入れたりすると聞いた覚えがあるのですが、このときもpHの影響で微生物に変化がおきたりしないのかについても伺いたいです。

微生物とpHの関係についてご存知の方いらっしゃいましたら回答よろしくお願い致します。

A 回答 (2件)

上水道処理について!


飲料水精製では活性汚泥法や接触曝気法は行なっておりません。(微生物処理を必要とする水源ではランニングコストが合いません。)凝集沈殿、砂ろ過、活性炭吸着、殺菌処理が主な処理です。そして、殺菌処理の時にフミン物質類(腐葉土が主)と塩素が反応して、トリハロメタンやクロロホルムなどの副産物が生成されます。

凝集剤(沈降促進剤)について!
硫酸バンドやポリ塩化アルミを使用しますが数十ppm程度なので殆んどpHには影響しません。

トリハロメタン処理について!
現在、有効な処理方法は活性炭吸着法のみです。(曝気処理を行なうと再び殺菌処理を行なう必要がある。)

微生物処理の場合について!
通常の好気性菌での処理は×なので、可能性があるとすれば嫌気性菌による処理です。この場合のpHは3~4が有効な値だと思います。(廃水処理に於いてもまだ実績がありません。)
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水道水にするための処理を施す前の状態の水には,赤痢やコレラなどを起こす病原菌が含まれている可能性があります。

そのため,こうした病原菌を殺すための塩素処理が不可欠となります。この「塩素」が,トリハロメタン生成の原因です。
また,処理前の原水自体にも最近では有機物やアンモニアなどが多く含まれています。こうした物質(「トリハロメタン前駆物質」と呼ばれます)の多くは,水中や土中で生物によって分解されますが,難分解性の物質は処理場まで残ってしまい,水道水にトリハロメタンが混ざる原因になっています。
すなわち,トリハロメタンは水道水を殺菌する際にできる必要悪であり,残念ながらこれを積極的に処理することは現在は行っていません。
トリハロメタンの除去には,活性炭や中空のメンブランフィルター(ともに市販の浄水器)でろ過するなど,自衛するしか方法はありません。
ちなみに,下水処理においては,活性汚泥法という微生物分解を利用する処理法が主に用いられており,好気性および嫌気性微生物処理の2段処理を行います。
ともに,水中の微生物の最適な生育コンディションは,pHは中性近傍です。好気性微生物分解の際にはアンモニアガスなどの塩基性(アルカリ性)ガスが,嫌気性微生物分解の際には硫化水素などの酸性ガスが放出されます。この時,それぞれ,pHがアルカリ側,および,酸性側にわずかに変化することはあります。

参考URL:http://www.siset.or.jp/gesui/gesui3_2.htm
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