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ベンジンは一般的には石油の50℃~90℃留分といわれていますが、どうも家庭用のベンジンは実はヘキサン(おそらくヘキサン留分?)のようです。ベンジンがヘキサンになったのは最近のことなのでしょうか?試薬の石油ベンジンは使ったことがないのですが、これもヘキサンなのでしょうか?また、石油ベンジンの試薬一級と特級では成分に違いがあるのでしょうか?

これらのことについて何か情報をお持ちの方は回答していただければ幸いです。

A 回答 (8件)

看護雑誌の記事や#2へのコメントを興味深く拝見いたしました。

私の勝手な考察を
書かせていただきますが、どうも「アドバイス」にはなっていませんし、憶測だらけ
ですので、「回答」「自信なし」で行きましょう。

>特級と一級で1100円と1000円とか、ほとんど値段が変わらない試薬もあり//
特級と1級の価格差が小さいのは、タンクローリーで流通するようなバルク段階の
価格に比べて、500 mL とかに小分けして消費者まで配送するコストが圧倒的に
高比率であるために、たとえ品質等級毎に生産コストの差があったとしても、流通
コストに埋もれてしまうのでしょう。#2に書いた「モノは同じ」というケースが
現実にあるかどうか存じませんが、ありそうな気はします。

>例えば66~70℃で留分95%以上というような、かなりシャープなカット//
憶測になってしまいますが、K 8848-92 ヘキサンは n-hexane 96%以上ですから、
お書きの留分幅で 95% くらいだと、K 8848 の端物として採れるのでしょうか。
(端物と言っても蒸留品、炭化水素以外の不純物は極めて少ないと思います) 
また、K 8594 の留分規格いっぱいの広い沸点範囲を採るより、n-hexane に富む
留分をシャープに切りたい事情も考えられます。anisolさんの引用にもあるように、
K 8594 相当の炭化水素のうち n-ヘキサン以外はメチルペンタン類が主ですね。
これらは(n-ヘキサンと違って)オクタン価がそこそこ高く、K 2202 自動車
ガソリンに配合可能かと想像します。(参考URL)

>石油ベンジンが第3種、ノルマルヘキサンが第2種になるわけで//
多くの中小企業が使っている石油ベンジンの規制を緩めざるを得なかったのか?
と思ったのですが、改めて法令(参考URL)を見てみると、石油ベンジンでも
ご指摘の組成なら第2種に該当するようです。有機則第1条第5項で「第3種」は
「第1種第2種以外」と定義されており、施行令別表第6-2第52号が第3種だ
とは言っていません。一方、有機則第1条第4項イによりノルマルヘキサンは第2種
であり、同項ハにより「ノルマルヘキサンを5%以上含む混合物」は第2種です。
#ああ、ややこしい!

工業的には、ヘキサンよりも引火・爆発リスクの低いヘプタン(少し割高)を好む
ケースがあります。看護雑誌の記事のような目的でも、 K 9701 ヘプタン(試薬)
に代替したら 2,5-hexanedione から逃れられそうですが、薬事法等の問題がある
のでしょうか? 乾きが遅すぎるでしょうか? 価格差が問題になるでしょうか?

参考URL:http://www.idemitsu.co.jp/gasoline/gasoline_03_0 …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。勝手な考察どころか、充分参考になりました。

>流通コストに埋もれてしまうのでしょう
確かに、値段だけではわからないですね。ただ、特級、一級の値段の差がかなり大きい試薬もあるようなので…。

>「モノは同じ」というケースが 現実にあるかどうか存じませんが、ありそうな気はします。
私もそれをかなり疑っています。これらの点については今度気が向いたとき別質問として出すかもしれないので、その際はよろしくお願いします。

>これらは(n-ヘキサンと違って)オクタン価がそこそこ高く
これは目からうろこです。食添公定書解説書には「ヘキサン」の製法として、接触改質のあと(芳香族分離を経て)、分留するようなフローシートが載っており、なぜ直留ガソリンから作らないのかと疑問に思っていました。オクタン価の低い成分を抜いてしまうという考えなら納得です。新しい視点をありがとうございます。

>「ノルマルヘキサンを5%以上含む混合物」は第2種です
すみません、そんな規定があったかなと思いつつ、確認していませんでした。しかし沸点範囲50~80℃の石油ベンジンであっても、いくらなんでもn-ヘキサン5%は含んでいそうですよね。JIS K2201 工業ガソリン1号を念頭においているのか…?法律はわけがわかんないです。中身は「ヘキサン」ながら、石油ベンジンとして第3種有機溶媒とするメーカーもあるかも?

>ヘプタン(少し割高)を好むケースがあります
そうなんですか。こういった現場の話はとても参考になります。

>ヘプタン(試薬)に代替したら
慣習、ていうのが一番の障害かもしれませんね。

お礼日時:2001/11/15 00:40

rei00 です。

まだ開いているようですので,チョット追加させて下さい。

 実は,今朝,別件で「ChemFinder」(↓)を調べに行ったついでに「benzin」,「petroleum benzin」,「petrokeum ether」等も検索してみました。その結果です。

 まづ,「benzin」で引くと「benzine」と「Benzin」がヒットします。「benzine」は「Benzene」の別名という事で「Benzene」の項が出ます。「Benzin」では「Petroleum Ether」が出,bp. 30-60 ℃です。

 次に,「petroleum ether」で引くと,「Petroleum Ether」と「Petroleum ether」がヒットします。両者の違いは良く分かりませんが,今回関係するのは後者のようです。もちろん,出てくるのは,上記の「Benzin」で出るのと同じものです。

 最後に,念のために「petroleum benzin」を引いてみました。出てくるのは「Naphtha」の項で,bp. 110-190 ℃です。Comment 欄には「Reddish-brown, mobile liquid with an aromatic odor」と記載があります。これからすると,国外(アメリカ?)では「benzin(ベンジン)」と「petroleum benzin(石油ベンジン)」は別物のようです。また,日本の「石油ベンジン」と国外の「petroleum benzin(石油ベンジン)」も別物のようです。

 それぞれの項には,「Health」,「Misc」,「MSDS」,「Pesticides/Herbicides」,「Physical Properties」,「Regulations」といった分類でリンクもあります。良ければご覧になってみて下さい(幾つかは覗いたんですが,混乱してきて纏まらなくなってしまいました。スミマセン)。

参考URL:http://chemfinder.cambridgesoft.com/
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。
国内でも定義がまちまちで混乱しているのに、国外となるとなおさらわけがわからなくなります…。一応Merck Indexでは、"Petroleum Benzin"は"Naphtha; benzin; petroleum naptha. "で"bp between 35-80°"とあり、bpは日本の定義とそう変わらないみたいですが、どうなっているんでしょうかね…。

お礼日時:2001/11/22 01:17

rei00 です。



> いつもrei00さんの正確、丁寧な回答には感心しています。
 いや,そう言われるともぐり込む穴を探したくなります。後で見直して冷や汗だらけの事も度々です。私も anisol さんの回答(MiJun さん,loveobo さんの回答もですが)には教えられる所が多くあり,勉強させていただいています。

> 躊躇わないで回答してください(笑)。
 いや躊躇ったのは,皆さんの名前にもですが,それ以上に「石油ベンジンを使ったこともない私が・・・」との思いからです。

> 石油ベンジンは研究室ではほとんど使われない試薬なのでしょうか?
> rei00さんの研究室にはありませんか?また、論文などに
> 石油ベンジンが出てきたことはありますか?
> 石油エーテルは一般的と思いますが…。
 上にも書いた様に,私自身は石油ベンジンを目にした事はありません(ですので一般人)。論文にも記憶はないですね。もっとも,私の専門(天然物のものとり)では由来(中身)のハッキリしないものは使わない方が無難ですので,それもあるかもしれません。石油エーテルに関しては研究室に古い缶が眠っていた事がありますから,使わないわけでもないようです。特に,東南アジアからの留学生達はヘキサンやベンゼンよりは石油エーテルの方が馴染みがあるようです(価格の問題でしょうか?)。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。「東南アジアからの留学生」のお話が特に参考になりました。

いや、こんな質問をすることからもわかるように、私は経験もない一般人です。調べ物は好きなほうなので、知ったかぶりの回答をしてしまうことが多いのですが、「教えられる所が多くあり,勉強させていただいています」なんて言われるとこちらこそ穴があれば入りたいです。


回答者の皆様、ありがとうございました。一区切りついたと思いますが、念のためこの質問はしばらく開けておくことにさせてください。他の回答者の方も、なにか気づいたことがあれば回答、アドバイスなど遠慮なくお願いします。

お礼日時:2001/11/17 00:46

すっかり電子会議室風になってきましたね (^_^)


私は、家庭用の「いわゆるベンジン」を使ったことはありますが、化学屋としては
石油エーテルも石油ベンジンも使いません。組成がハッキリしないのが気持ち悪くて、
文献に石油エーテル(ベンジン)とあればヘキサンを使ってきましたが、↑この理由は
今回の調査研究?によって根拠が希薄になってきましたね。(試薬屋さんの価格は
ヘキサンとベンジンで変わらないようですし・・・)
別の理由(#3)でヘプタンを選ぶことはありますよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。参考になりました。
>組成がハッキリしないのが気持ち悪くて
お気持ちはよくわかるような気がします。
>根拠が希薄
実際の組成を表示してくれたら安心ですよね。

お礼日時:2001/11/17 00:45

anisolさん、Rei00さん、こんばんは。


手元に紙版のカタログがなく、関東さんのサイトは夜間お休みのようで、
rei00さんの引用は一部しか原報を見ていませんが、同一物質の規格違い品を
ざっくりとカバーする形でMSDSが提供されるのは一般的のように思います。
anisolさんのご質問(問題提起?)を切っ掛けに「石油ベンジン」について
いろいろ調べてみると、どうも規格表示と実態組成が乖離している印象を受けます。

JIS 石油ベンジンは、試験法を規定した上で留分の範囲が規格化(回答2)されていますが、
ヘキサン各異性体の沸点を考えれば、留分規格に異性体組成比を特定する精度はないですね。
rei00さん引用の関東/ナカライは「温度幅だけ」ですから、なおさら異性体比は??でしょう。
和光の含量表示なら「JIS特級の規格内で、n-ヘキサンが60-70%」と理解できます。
○○○○のオンラインカタログには「有機則第3種」と記載されていましたが、
anisolさんのご指摘#3が当たってたりすると・・・ 瑕疵としても違法?????

rei00さんが書かれた3)について、米国の規格(ASTMとかUSP)に petroleum ether が
あった気がします。(記憶が怪しい)ちなみに、JIS K 8593-95 石油エーテル(試薬)は
対応する国際規格として ISO 6353-3-87 R73 Petroleum Spirit 40/60 を参照してます。

>>ヘプタン(試薬)に代替したら(1oveobo)
>慣習、ていうのが一番の障害かもしれませんね。(anisolさん)
/kotaeru.php3?q=167226を引用して「医療」のカテゴリーに質問してみてはいかがですか?
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この回答へのお礼

>どうも規格表示と実態組成が乖離している印象を受けます
そうなんです。試薬屋も、下請けが製造しているものを詰め替えているだけとはいえ、もうちょっとしっかりして欲しいですね。

>○○○○のオンラインカタログには「有機則第3種」と記載
和○純○だけではないかも…?

石油ベンジンの規格については見直し、廃止などが必要な気がします。試薬屋も「ヘキサン」を石油ベンジンとして売るのではなく、「ヘキサン(工業用)」として安く売れば、器具洗い用なんかとして買ってくれると思うんですが…。

>「医療」のカテゴリーに質問してみては
すみません、ちょっとそこまでは考えていません。

お礼日時:2001/11/16 01:18

 anisol さんの質問で,MiJun さんと loveobo さんが回答者ですので躊躇っていたのですが,誰も書きそうにない様子に我慢できなくなりました。

「そんな事は承知の上だよ」と言われそうですが,「試薬の石油ベンジンは使ったことがないのですが、これもヘキサンなのでしょうか?」について回答させて下さい。

 と言っても大した事ではないんですが。いくつかの業者のオンラインカタログで「試薬の石油ベンジン」について調べてみました。

【関東化学(http://www.kanto.co.jp/)】
・JIS 特級と鹿1級あるが,どちらも同じ MSDS
・成分及び含有量:主成分は炭素数5~7の飽和炭化水素
・沸点:50~90℃(文献デ-タ。あまり意味ないか?)

【ナカライテスク(http://www.nacalai.co.jp/homemenu.htm)】
・JIS 特級とナカライ規格1級あるが,どちらも同じ MSDS
・成分及び含有量:未記載
・沸点:35~60℃(文献デ-タ?)

【和光純薬(http://www.wako-chem.co.jp/)】
・JIS 特級と和光1級があり,MSDS は別々だが違いは含有量の記載のみ
・成分及び含有量:JIS 特級,n-ヘキサン 60-70%
・成分及び含有量:和光1級,未記載
・沸点:30~150℃(文献デ-タ?)

【東京化成(http://www.tokyokasei.co.jp/index_j.html)】
 販売していない

【シグマ アルドリッチ ジャパン(http://www.sigma-aldrich.co.jp/Search/)】
・SAJ ブランドで特級と1級(MSDS は Sigma-Aldrich のペ-ジへとぶ)
・Sigma-Aldrich のペ-ジに「petroleum benzin」なし
・「petroleum ether」に沸点の異なる複数の製品あり
・「Petroleum benzin low boiling」の記載ある製品あり。MSDS では沸点30-50℃の記載

【アクロス(http://www.acros.be/)】
・「petroleum benzin」なし
・「petroleum ether」に沸点の異なる複数の製品あり


以下私の推測です(あまり自信はありません)。
1)国内の試薬の石油ベンジンは「ヘキサンを中心とする飽和炭化水素」。
2)JIS 特級と試薬1級での違いは,JIS 適合の確認を行なっているかどうか(中身は同じ)。
3)国外には「石油ベンジン(petroleum benzin)」の区分は一般的ではなく,全て「石油エ-テル(petroleum ether)」。

 いかがでしょうか。私が無知だっただけかも知れませんが,3)に関しては初めて知りました。本当にそうなんでしょうか?ご存知でしたらお教え下さい(スミマセン。回答者が質問しています)。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりすみません。いつもrei00さんの正確、丁寧な回答には感心しています。躊躇わないで回答してください(笑)。

MSDSを調べることには気づきませんでした。ただ、残念ながらどの会社のMSDSも、文献データのようです。唯一、和光のn-ヘキサン 60~70%の記載が参考になりました。紙版のカタログにもρ(20℃)0.671g/mlと書いてあり、「ヘキサン(留分)」のn-ヘキサン含有量約60%、旧JISのn-ヘキサンの比重の規格値特級0.665~0.677を考えると、和光の石油ベンジンは「ヘキサン(留分)」と考えてよいようです。

>国外には「石油ベンジン(petroleum benzin)」の区分は一般的ではなく
そのようですね。どこかでそんな記述を読んだことがあるような気がするのですが、確認できませんでした。Merck Indexにはpetroleum benzinは収載されているのですが、"USE: Pharmaceutic aid (solvent)"と書いてあるので、医薬品方面での呼びかたなのでしょうか…。

ところで、石油ベンジンは研究室ではほとんど使われない試薬なのでしょうか?rei00さんの研究室にはありませんか?また、論文などに石油ベンジンが出てきたことはありますか?石油エーテルは一般的と思いますが…。

お礼日時:2001/11/16 01:15

JIS 8594-96 石油ベンジン(試薬)及び日本薬局方 石油ベンジンは、


「50-80℃の留分が 90 v/v% 以上」と規定されています。(両者の
不純物規格は少し違います) 製品の成分比は存じませんが、n-ペンタン
の沸点が35℃、ヘキサンの各異性体が50-69℃、ヘプタンの各異性体が
80-98℃ほどですから、ヘキサン類が主成分と思います。

特級とか1級とかは、JIS規格やメーカー規格が混在しているので、
一概に比較しにくいです。前述の JIS K 8594-96 には特級規格しか
ありませんので、1級はメーカー規格でしょう。こういった等級は、
「一定の規格をクリアしているか?」を示しています。同じバルクを
小分けして、その一部を特級規格で試験して特級として販売、残りは
1級の試験で1級として販売(モノは同じで品質保証が異なる)という
こともあり得ます。極端な話、JIS K 8848-92 に合致するヘキサン
(CH3CH2CH2CH2CH2CH3 96%以上)をバルク購入して、その一部を
石油エーテルとして販売(品揃え)することも規格上は可能でしょう。

家庭用のベンジンは前述の K 8594(またはそれに準ずる成分)が主だと
思いますが、 「いわゆるベンジン」には別のJIS規格もあり、混同される
こともあるようです。JIS K 2201-91 工業ガソリンの1号(ベンジン)
がそれで、蒸留範囲は 30-150℃と広く、規格上はベンゼンの含量が高い
可能性もあります。なお、家庭での使用量なら実害ないのでしょうが、
工業的使用では n-ヘキサンに特有の(代謝物 2,5-hexanedione による)
末梢神経障害(慢性中毒)の問題も指摘されています。ちなみに、 薬局方
(13局)の石油ベンジンにはベンゼンの限度規格が設けられていますが、
n-hexane には言及されていません。 (14局は見ていません)

一方、JIS K 8593-95 石油エーテル(試薬)の留分規格は 30-60℃
90 v/v%以上なので、ペンタンと分岐ヘキサン類が主成分(n-ヘキサン
の含量は高くない?)でしょうね。
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この回答へのお礼

詳細な回答ありがとうございます。

>ヘキサン類が主成分
すみません、ちょっと質問がまずかったかもしれません。ヘキサン留分というのは、例えば66~70℃で留分95%以上というような、かなりシャープなカットのことです。工業的にはこれが「ノルマルヘキサン」、「ヘキサン」として通用しているようで、試薬の旧JISでもGC法による定量の前は留分規定(特級:67~69℃ 95%以上、一級:66~70℃ 95%以上)だったようです。このいわゆる「ヘキサン」の成分はn-ヘキサン約60%のほか、2-メチルペンタン、3-メチルペンタン、メチルシクロペンタンを含むようです(第四版食品添加物公定書解説書 参考)。

家庭用のベンジンは少なくともこの「ヘキサン」のようなんですが、先の補足で挙げた参考URLの記述によれば、純物質としてのn-ヘキサンをほとんど純粋に含むものもあるようなんです。

>こういった等級は、「一定の規格をクリアしているか?」を示しています。同じバルクを小分けして、…
そうなんですよ。この点については新たな質問をしたいと思っているのですが。特級と一級で1100円と1000円とか、ほとんど値段が変わらない試薬もあり、本当に純度が特級>一級なのかと疑問に思います。石油ベンジンも規格適合すればいいわけなので、実はヘキサンか「ヘキサン(留分)」ではないかと思っているわけです。

>末梢神経障害(慢性中毒)の問題
これもおっしゃる通りで、安衛法の有機則では石油ベンジンが第3種、ノルマルヘキサンが第2種になるわけで、この点でも問題がありそうなんですが、どうなっているのでしょうか?

お礼日時:2001/11/13 13:51

anisolさんの質問ですので、既にチェック済みかもしれませんが・・・?



以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか?
「ベンジン・シンナ-」
このページの記載によると「n-pentane」と「n-hexane」が主成分のようです。

http://home.hiroshima-u.ac.jp/er/Rene_S_SS1.html
(燃料用石油製品の性状と用途:ガソリン)
http://www.nextftp.com/kwat/thinner/thi_2-1.htm
(石油ベンジン)
「石油エーテル」の化学的性質は「n-hexane」に近いようです。

「石油ベンジン」はJIS規格で「K 8594」にあります。

ご参考まで。

補足お願いします。

参考URL:http://www.iph.pref.osaka.jp/indoor/goin/055.html

この回答への補足

回答ありがとうございます。ベンジンについての一般的な説明は一応知っており、試薬のJISも読んだことがありますが、実際の製品の沸点範囲は非常に狭く、ヘキサンと同様のようなのです。成分として「ヘキサン」と小さく書いてあるベンジンも実際にあります。

また、「月刊ナーシング」ONLINEジャーナル(http://www.gakken.co.jp/nursing/)の「テープの“のり残り”を取り除くベンジンは安全なのでしょうか?(Vol.20 No.11, pp.76-77, 2000)」に「(家庭用ベンジンは)主成分は“ノルマルヘキサン”と呼ばれる有機溶剤です.」「製品によっては,90 ~100 %のノルマルヘキサンを含んでいるものもあります.」という記述もあり、どういうことなのか疑問に思っているのです。ヘキサンが安価に大量生産されるようになったので、ヘキサンを使うようになったのか……?また、試薬においても同様なのか……?(沸点範囲の規定などに適合していれば、ヘキサンを使ってもかまわないわけなので)

補足日時:2001/11/12 14:18
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