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 前にSF小説で読んだのですが、人間は音を空間的に捉える為にリファレンストーン(基準音)と呼ばれる音を発しているそうで、周囲が静かな時に聴こえるキーンという音がそれなのだそうですが、本当の事でしょうか?
 本当だとすると、どの部位から何Hz位の音を発しているのでしょうか?
 連続ですか断続ですか?
 状況によって波長は変化するものなのですか?
 測定機器で音の測定はできますか?
以上が質問です

A 回答 (3件)

 


  仮説として、そのような可能性は考えられますが、わたしは浅学なのか、そのような話は聞いたことがありません。
  コウモリやいるかが音波を出して、その反射音によって周囲の状態を把握しているというのはありますが、人間の場合、例えば、暗闇のなかで声を出してみて、その反響音によって、まわりがどうなっているか推測するというようなことはありますが、何かの「未知の音波」を出して、その反射によって空間を把握しているというのは、仮説か想定か空想でしょう。
 
  ただし、音は左右の耳を通じて、立体的に人の聴覚は捉えていますから、何かの基準的な音を主に、周囲の空間状態を把握するのに、無意識で使っているというのは考えられますが、この場合、いるかやこうもりとは意味が違います。貴方も、眼を閉じて、街のなかで音を聞いていると、外で誰かが近づいて来たとか、向こうから車が来て、前を走り遠ざかっていったというようなことは分かるでしょう。これと同じで、空間の状態を把握し易い周波数の音があって、その音を元に、空間のありようを把握しているということはあるかも知れませんが、人間がそういう音を発して、その反射音で空間の把握をしているというのは聞きません。
  (意識的に、特殊な周波数の音を出して、その反響で周囲を把握するというのはあります。しかし、それは、音で空間の状態を知ることのヴァリエーションです)。
 
  まったくそんなことはないとは断言しませんし、あるいはそんなことがあるのかも知れませんが、一般には確認されていないだろうということです。
 

この回答への補足

回答ありがとうございます。

 私の質問の表現が変で誤解されたようですが、潜水艦のアクティブソナーの様なものではなく、無意識下で発している音です。その音が耳の内外で空中の音と混ざり合い生じた干渉波パターンを脳が解析し、音の方向や距離を割り出しているそうです。(って小説に書いてました。)
 その小説では、「人間は二つの耳しか持っていないのに、何故音源の位置を3次元的に捉えられるのか?」という質問に対しての説明でリファレンストーンという言葉が出てきていました。

補足日時:2001/11/18 16:49
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  なるほどと言いますか、
 
  >「人間は二つの耳しか持っていないのに、何故音源の位置を3次元的に
  >捉えられるのか?」という質問に対しての説明でリファレンストーンと
  >いう言葉が出てきていました。
 
  これはもっともなことです。
  では何故、三次元的に捉えることができるのかですが、わたしの知っている範囲と考えでは、次のようなことです:
 
  まず、耳というものがあります。これは「集音装置」の役割を果たしていますが、その独特の形状を見て分かるように、耳殻で音の反射が起こります。つまり、或る方向から音が来ると、単に耳孔を通じて音が聴覚内部器官に伝わるだけでなく、耳殻での反射音(また、耳殻で吸収を受けた音や、耳殻を通過して来た音)も入って来ます。また耳孔に音が入る際にも、どの方向からによって、耳孔の壁で軽い反射や吸収が起こります。
 
  それと、人間は音を、実は、耳だけで聞いているのではありません。音波は皮膚感覚としても感受されます。大きな音ならそういうこともあるかも知れないと思いますが、小さな音でも、頭部での皮膚及び振動が感受できます。
 
  耳殻や耳孔による、音の方向による反射・吸収・透過効果、頭部での振動や身体の皮膚感覚や振動などの情報を、脳が統合して解析し、音がどの方向から来たかが分かるということになります。
  この場合、わたしは浅学でどう呼ぶのか知りませんが、頭部や耳殻や耳の内部聴覚機構に、固有振動数があるはずで、それに応じた音が発生し、外部からの音と合成され、または干渉して、それが脳で解析合成されていると考えるのが自然です。また固有振動数の音以外にも、何かの音や振動を聴覚器官や脳が造っていて、これを、外部入力としての音の情報と干渉または合成・比較して、音のリアルな影像(イマージュ)を再現して、人間はこのイマージュを知覚しているのだと言えます。
 
  リファランス・トーンというのは、上のような意味なら、何かがその候補となると思います。また、リファランス・トーンはあるということにもなります(「絶対音感」というものがありますが、あれは何なのかと言えば、記憶されている決まった振動数の音を、大脳内部の音の情報として再現でき、これを、聴覚を通じて聞こえて来た音と比較しているというメカニズムが簡単に言えばあるのです。聴覚も視覚も、広義のパターン認識では、普通に考えられているのとはかなり違って、相当に複雑な情報処理が行われていることは間違いありません。従って、引用の文章のような意味でのリファランス・トーンなら、当然あるということになります。……聴覚器官と平衡感覚器官が、同じ処で連関してあるのは、ご存じだと思いますが、平衡感覚や、振動情報や、大地が揺れているかどうかの情報なども、また視覚情報も、すべて合成され、解析されて、その答えが、脳が聞く音です。従って、音を聞いて地震の発生が分かるということも、荒唐無稽なことではありません。ただ、大脳の機構と、その情報処理・解析・合成のメカニズムが想像を絶して複雑なので、現代の大脳生理学や知覚理論では、まだまだとても分からないということでしょう)。
 
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

 ネットのページ検索でも調べてみたのですが、このリファレンス・トーンなるものは、イタリアの神経生理学者のヒューゴ・ズッカレリ氏が唱えたホロフォニクス理論に基づくものなのだそうです。
 ここまではネット検索で調べられるのですが、このホロフォニクス理論が仮説なのか?、実証されているのか?、が分かりません。1番知りたい事は「人間は特定の周波数の音を常時発振しているのか?」です。

お礼日時:2001/11/18 22:02

昔、3D音源が流行ったときに聞きかじっただけですが。


Holophonic は人間がどうやって三次元的な音源の認識をしているのかという答えとして提案されている「脳内の処理」に関するものであったと記憶しています。
基本的には、片方の耳から入った音を正としたとき、もう片方の耳の音がリファレンスとなり、これによる音のホログラム像を脳内で構築しているという説ですね。
私はこれ以上詳しくないので、脳内で何らかのリファレンス信号を自前で作って相互干渉させているという説があるのかどうかはわかりません。
ただどちらにしても脳内の機能の説明なので、

>人間は特定の周波数の音を常時発振しているのか?
のように、本当に物理的な「音」を出しているわけではないと理解していますが。

Holophonic 理論自体は今でも認められていると思いますよ。
実際にこれを利用した3D音源(立体的な音像を造る技術)もありますしね。

では。
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