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先日 ブロードキャスターという番組で緒方貞子のことをコメンテーターやキャスター、ゲストなど物凄い褒め称えていました。
でも、彼女は日本有数の超名門一家に生まれ、何不自由なく育って 死ぬほどあるコネクションで今の地位にのぼっただけのような気がするのですが 

A 回答 (12件中1~10件)

 国連難民高等弁務官になったニュースを聞いた時、「???」というのが私の反応でした。


 今まで聞いたことのない名前の上に、
 聖心女子大学文学部英文科を卒業。ジョージタウン大学およびカリフォルニア大学 バークレー校の大学院で学び、政治学の博士号を取得。
 国際基督教大学准教授、上智大学教授。
 後は、国連関連の仕事を少ししていたようですが(1年程度?)、お嬢様学校出の学者さんと言う感じでしたから。


 ところが、国連難民高等弁務官になってからの活動は、お嬢様・学者とは程遠く、現場主義・実践主義で先進各国政府に働きかけて予算は取ってくるわ、難民保護の現場が各国派遣軍司令官の思惑などで制限を受けると、乗り込んでいって、直接交渉し、現地の難民高等弁務官事務所スタッフが思いっきり活動できるような体制が取れるようにしたりするなど、単なる国連の高級官僚の椅子の一つであった難民高等弁務官事務所(事務所ですしね)を、難民保護実行組織に作り替えてしまいました。

1989-91年 : 上智大学外国語学部長
1990年 : 国連人権委員会ビルマ人権状況専門官(ビルマは現在のミャンマー)
1991年 : 第8代国連難民高等弁務官に就任(1990年12月21日国連総会にて選出、任期は1991年1月1日から3年、2月18日就任)。
1994年1月1日 : 国連難民高等弁務官に再任(1993年11月4日国連総会にて再選。任期5年)
1999年1月1日 : 国連難民高等弁務官に再任(1998年9月29日国連総会にて再選。任期2年)

 結局3回選ばれて、10年間やっています。
 
 また、高等弁務官退任時、国連総会で退任演説をするとき、議場に入場すると各国国連大使がみんな立ち上がってものすごい拍手で迎えられたのをテレビニュースで見た記憶が鮮明に残っています。
 

 本人がその気でなく、年齢もあり、日本に帰国を希望していたので実現しませんでしたが、国連事務総長に立候補していたら当選確実とも言われていました。
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緒方さんは、TVなどで、時折拝見するだけで、あまりよくは知りません。

ですが、あの年齢の女性が4年制の大学へ行き、留学までして勉強するのは、相当の覚悟が必要だったはずだと、容易に想像がつきます。まだまだ、多くの女性が、結婚するしか生きて行く方法が無かった時代ですから。

確かに相当恵まれた環境に育った方のようです。学問だけではなく、りっぱなお仕事が出来る素養を培える環境で育った方なのでしょう。

字面で、拝見しただけでも、りっぱなお仕事をされている。わが身を振り返っても、そこそこ教育してもらったのに、子育て、仕事を両立するのも難しく、胸をはって人に言える業績もありません。

だから私は緒方さんを、かなり『偉い女性』だと思います。


以下、余談です。

聞けば、数々のりっぱなお仕事をしているにもかかわらず、当時の国連では、バッシングを受けたとか。この掲示板でも、失礼な発言をする方が数人いらっしゃいます。

これだけやっても、こんな評価を下す人がいる。バッシングをする人がいる。人の評価ってそんな物なのですね。

自分も懸命に仕事をこなしているのに、厳しい評価を受ける時があるので、お陰様で妙に納得しました。
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運良く恵まれた環境に生まれ、高い教育を受けられるとして、その運を活かして生きている間に何をなすのか?というではないでしょうか。


自分なら、どれだけ真剣に何を学ぶことにするか、そして、学んだことを活かし、自分の一生をかけて人々にどんな貢献がしたいと思うか、また、それをやり遂げることができるか?を考えてみれば判断材料になるかと思います。

貴方なら、生まれを活かしてどうしますか?
また、彼女の地位を手に入れたとして、どんな貢献ができますか?

彼女が無能で有害だ、自分ならはるかに偉大な仕事や人類への貢献ができるだろうと思うのなら、貴方にとっては尊敬には値しない人物でしょう。

貴方の緒方貞子氏への評価を読んで、むしろ、望んでも我々のような環境に生まれつけなかった人間から見れば、我々はどのように映るんだろうか?と考えさせられました。
私は、超名門一家などとは縁のない人間ですが、
それでも平和な時代の先進国に生まれて、そこそこの教育を受けられるという、人類全体から見れば極めてラッキーな環境に生まれついたと思っています。でも、それを活かした貢献はほとんど出来ていませんw

結局のところ、経緯はともあれ高い地位に昇った人間のうち、どういう人間ならもっと増えて欲しくて、どういう人間なら早くその地位を降りて欲しいかということで、褒めるかどうかが決まるのではないですかね? もちろん、番組を賠償したりスポンサーの圧力とかはあったなら別ですよ。
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緒方貞子の本当の貢献は国連難民高等弁務官になったことではありません。

当時天下り的、官僚的だった組織をぶちこわし、難民救済に真に貢献できる機動力のある組織に生まれ返させたことにあります。内戦のサラエボへ防弾チョッキ一枚で降り立ち現地視察をして、援助物資を決めたのも彼女、クルド難民の問題で「国内難民」の定義を世界ではじめに作ったのも彼女(当時難民とは国を追われた人間しか援助を受けることができなかった)これらの彼女の行動には国連内部からすごいバッシングがありました。しかし10年の任期後、世界は彼女の貢献に敬意を示しました。私はドイツの新聞で彼女の姿が一面に特集されている記事を見ました。ヨーロッパの知識人に彼女の名前を言えば、たいていの人間は知っている人です。
彼女は海外での、日本の難民支援=金というイメージを一掃しているのです。
彼女が名家の名声に溺れるなら、わざわざ海外での舞台を望むと思いますか?爆弾の飛ぶサラエボに防弾チョッキ一枚で視察にいけると思いますか・・・?

私は一度彼女の講演会を拝見したことがあります。彼女の姿を目で追っていると、プレゼンター一人一人に出向き、声をかけ、頭を下げ、とても腰の低い人ですよ。一時たりとして椅子に座っている姿を見ませんでした。
難民高等弁務官でジュネーブに住んでいた時には、夜の会合にとてもまめに顔を出す人だと聞いたことがあります。なぜだかわかりますか?難民の為の資金援助がいるからです。そうやって顔を売って資金援助を募っていた。
朝は毎朝早く出社してフランス語の勉強を毎朝、30分し、任務が終わる頃にはフランス語で演説をして拍手喝さいをうけていましたよ。

私は彼女に憧れて海外の仕事に着きましたが、彼女をまじかで見て教わったのは、えらい立場にたっても腰は低く、現場を忘れずに働く、こつこつ努力をするということでした。
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>彼女は日本有数の超名門一家に生まれ、何不自由なく育って 死ぬほどあるコネクションで今の地位にのぼっただけのような気がするのですが→その通りです。

人間は生まれながらにして、不平等である」ということを身をもって教えてくれてますね。

もし彼女がごく普通の家庭だったら、今頃はそこらへんのババアと同じということでしょう。 
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ご回答されている方の中には、緒方氏を尊敬されている方も見受けられますが、尊敬するかしないかは個々の判断ですので、それについて揶揄するつもりはありません。

しかし、私の個人的な意見では、経済的、社会的にも恵まれた緒方氏を特段尊敬する気にはなりません。
むしろ、決して恵まれているとはいえない環境から、奮起し努力されている方を尊敬します。
尊敬されているとする方々は、緒方氏の学歴や経歴においての判断であると見受けられます。人間の価値や崇高さは地位や経歴、学歴などに全く依拠されないと思います。
その方の生き方がどうかではないでしょうか。
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小生は浅学非才であるので、緒方貞子氏がそのような高尚な家柄とは存じませんでした。

さて、彼女の能力や資質の問題ですが、こういう話を聞いた事があります。彼女が本邦に帰国し事務所を構えるにあたり、シャワールームを自身の執務室の近くに作れ、と指示したとか。米国ならばそういう建物もありますが、日本の建築事情を彼女は知らないのでしょうか?それとも欧米仕込みはそれが当然なのでしょうか?
付け加えますと、犬養毅は確かに5・15事件で暗殺され神格化されたようですが、統帥権干犯問題を軍部が持出し当時の与党を非難した際に、本人は国会議員でありながら与党を批判する為に、その軍部の主張を支持し、これが遠因となって日本は軍部を統帥出来なくなっていきます。その軍部にやがて暗殺されるのも皮肉ですが。犬養は戦争犯罪人のひとりではないでしょうか?
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個人的な意見を言わせてもらえば、緒方貞子と言う存在には少々疑問符がつきます。


私が調べたところによると、国連と言う組織自体がグローバリズム経済を維持するための要素が強く、グローバリズム経済にかかわる範囲においては人道支援の下に活動を行なうが、それ以外の貧しい国(例えばソマリア等)は管轄外ということもあるようです。
緒方さんが活動をされてたときも、資源と財力のない貧困国家では難民流出や虐殺が行なわれていたようです。
これは国連と言う組織の性格なので緒方さんの責任を問うことは出来ませんが。
世の中は所詮金であること、キレイな話には裏があることを念頭において改めて緒方さんの活動を見直されては如何でしょうか。
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国民は皆 平等なので、「偉い」人はいません。



個人的に「尊敬」できる人は 思想や信条の自由から許されます。

公共性の高いと言われる(放送局自身が言っている)放送で 褒め称えるがよろしいかとのご質問ですと難しいところです。
が、ブロードキャスターは 俗的過ぎる内容の多い番組のひとつと思いますので 気になさらないほうがよろしいと思います。

==========
小学生くらいのお子さんが、「一番えらいのは 小泉総理だよね」なんていうことがありますが、「偉いのではなくて まとめ役なんだよ。責任も大きい。」と説明したりしています。
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緒方氏が敬意を表されているのは、各種の国連の要職を勤めてきた経歴の中でもとりわけ重責多忙を極める国連難民高等弁務官を1991年から10年間勤めてきたことだと言えます。


確かに、緒方氏は「憲政の神様」と呼ばれ、5・15事件で暗殺されたた文民宰相犬養 毅元首相の曾孫であり、父親も外交官という家系の出身です。また本人も外国の大学を卒業し博士号を持つ国際政治学者であり、国連の要職を勤め上げるなど能力も相当に優れているのでしょう。
しかしながら、緒方氏を過大評価するのも行き過ぎであると私も思っています。まず、国連難民高等弁務官としての緒方氏ですが、氏がその要職にあったのは1990年からの10年間であり、まさに日本がバブル絶頂期に到達した時より任期が始まっています。つまり緒方氏は日本の豊富な資金力・国際的な資金提供力の影響をバックにしてその国連活動を果たしていたといえます。確かに今までの弁務官に比べれば行動力は広かったようですが、やはり豊かな日本なくして氏の行動は語れないでしょう。
また、国連難民高等弁務官事務所そのものに関しても理想と現実は大いに違います。弁務官事務所が難民認定をしても関係国家はさほど重要視していないようで存在意義が問われています。また最近では北朝鮮の脱北未遂者に対する北朝鮮の公開処刑に対して、弁務官事務所は沈黙の姿勢を保ったままでした。極度に政治性の高い問題に関しては何もできないようです。ただお金で解決しやすいことに関して、募金や各国の協力を求めることしか出来ないのではないかと思われてなりません。
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