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アナニア、ユダ、モーゼなど聖書の人名が、英語では Ananias, Judas, Moses のように"s"で終わるのに、
どうして日本語訳ではズが省略されているのですか?ギリシャ語やアラム語、ヘブライ語ではどうなのでしょう?

A 回答 (4件)

ギリシャ語には単数主格が-as, -esで終わる男性名詞が多数存在します。

ソークラテース、アイアースなど人名にも普通にありますし、一般名詞もあります。これらは単数主格以外は-a, -e型の女性名詞と形が同じです。単数主格形が-a、-eで終わる男性名詞はギリシャ語にはありません。男性名詞、男性の人名であるかぎりギリシャ語では主格形には自動的に-sが付けられます。

いっぽうラテン語には-aに終わる男性名詞単数主格が少数ですが実在します。-as,-esはギリシャ系の人名やギリシャ語からの借用語に限って認められます。

聖書がギリシャ語からラテン語に翻訳される際にギリシャ語の語形をそのまま借用したのです。原典がアラム語やヘブライ語などの文献もいったんギリシャ語訳を介してからラテン語に訳されたはずです。

英語で-sが付くのもギリシャ語の語形を英語化したためでしょう。

日本語で「ス」「ズ」がつかないのは旧約原典の原語での発音が採用されたという理由もありますが、日本にキリスト教をもたらした宣教師らの大多数がポルトガルやスペインなどロマンス系言語を母国語としていたことも忘れてはなりません。ラテン語の名詞単数形語尾の-sはその子孫であるロマンス系の諸言語では消失します。
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英語の聖書人名は、ラテン語からとっています。

-sはラテン語の男性主格語尾です。

聖書の登場人物の話していた言語により近いと思われるヘブライ語では、例としてwirbelさんがあげている人名はそれぞれ、Chananiya, Yehuda, Moshe (chはのどにかかる「強いH」)です。

日本語では、外国語(特に西欧語)の固有名詞表記はなるべく原語に近いものを採用する慣例が確立されており、聖書人名もそれに習っているものと思われます。かなり以前の聖書では、ユダス、ルカス、マタイスなどのような表記が見られましたが。
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ご存知のように旧約聖書も新約聖書もラテン語訳されたものが正式となりましたのでそれが関係していると思います。

また日本に最初にキリスト教を伝えたのは英語圏の人ではなかったことも関係しているかもしれません。いずれにせよ原則が一つとは考えにくいと思います。


日本に於ける聖書翻訳の歴史は下記URLを参照願います。

http://bretagne.air-nifty.com/anne_de_bretagne/2 …

参考URL:http://www.bible.or.jp/info/inf07_01.html
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日本語はラテン語から取っていると思います。

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