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音楽に関しては素人ですが、

西洋音階は1オクターブを12等分してその内の7つの音を使うということだと思います。日本音階はヨナ抜き音階とかいって、5つの音を使うそうですが、これも1オクターブを12等分してその内の5つの音を使うのでしょうか。

洋の東西を問わず12等分するのは共通だとしたら12という数は音楽的に何か意味があるのでしょうか。

あるいは日本音階では最初から1オクターブを5等分するのでしょうか。

A 回答 (6件)

和楽器の音階は、確かにオクターブを12等分した音階のどれか近いものにあてはまりますが、はじめから12等分のどれかに当てはめてものではありません。



和楽器の音階も、西洋楽器と同じように美しさを追求していったら行き着くところがたまたま同じだった、ということであると思われます。

12という数字の意味ですが、一般的に美しい和音とされる5度の和音は音の振動比が2:3で、完全4度の和音の振動比は3:4です。2,3,4の最小公倍数が12なので、ある音とその倍の周波数の音(1オクターブ)の間に美しい和音が出る音の最小組み合わせが12個できるのです。

と私は考えています^^;

わかりにくい説明で申し訳ないです。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E5%9D%87% …
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 オクターブを12等分した音階を、すべて用いたメロディは、とても


歌いにくく、虚無的な響きの“無調音楽”になります。
 ハ長調やハ短調のような“調性”があるから、ハモって歌えるのです。
 
 西洋音楽のメロディが、和声進行から浮かびあがるのは、ピタゴラス
からルネサンスにいたる、ながい歴史の理論的成果だったのです。
 そもそも邦楽には、和音はもとより、オクターブの概念もありません。
 
 西洋の曲は、かならず主和音の「ド・ミ・ソ」いずれかで始まります。
 ところが、雅楽風の旋律で書かれた《君が代》は、「レ」で始まって
「レ」で終ります。このようなメロディでは、ハモれないのです。
 
 管弦楽で《君が代》を演奏する際、出だしの「♪君がぁよぉわぁ」と
最後の「(苔の)むうぅすぅまぁでぇ」の部分だけを斉奏(ユニゾン)
に編曲したのは、お雇い外人楽師の(苦肉の)アイデアだったのです。
 
 民謡風の子守唄や、浪曲風の歌謡曲も、ハ短調の「ソ」で始まったか
にみえても、実は「ラ」への導音にすぎなかったりして、ほとんど最後
は「レ」で終ります。なぜか《五木の子守唄》だけが例外です。
 
 演歌も、西洋風の管弦楽伴奏では、さまざまの矛盾に満ちています。
 フレーズごとに“オカズ”と称するパッセージ(経過句=合の手)が
挿入され、ベースは(楽理論的に)ありえない低音を弾いているのです。
 
 かつて西洋人の音楽教師が、日本人は永久に西洋音楽に習熟できない
と予測したように、ベートーヴェンやビートルズを大量に輸入しながら、
日本製のメロディは(まったく)輸出されていないのです。
 
 さらに奇妙なことに《スキヤキ》《北国の春》《昴》など、東アジア
で流行した名曲の関係者は、いずれも幼いころから邦楽の環境で生まれ
育っています(このことに関する情報は、いまのところ不十分ですが)。
 
 誰が云いだしたか、われわれは久しく「音楽に国境はない」と信じて
きましたが、そろそろ現実を再認識するときが来たようですね。
 あらためてNHK《紅白歌合戦》の全曲目をチェックしてみませんか。
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この回答へのお礼

皆様それぞれの薀蓄を披露していただきありがとうございました。
まだ完全に理解できない部分も有りますが、これからもう一度よく読ませていただきます。
失礼ですがここでまとめてお礼をさせていただけます。

お礼日時:2005/12/18 08:09

いろいろな説がありますが、東西似たような音階が存在した事は事実な様ですが、統一性は有りませんでした。

日本にも、12律音に名前がついていますが、西洋の12律音に統一されたため昔の尺八と今の尺八ではピッチが合いません。
西洋の「D」音と日本の「壱骨」と似たような振動数を持っているに過ぎなかった様です。
現在では1点イ音(440Hz)が基準になっています。NHKの時報の音が同じだったと思います。
1点カタカナオクターブの「ラ」
オーボエの「1点イ音」
尺八ニ音管(1尺8寸管)(6本)の「乙音のチ」・・・穴は5つ(今は7穴があります)
琴(壱骨)の「八の糸」・・・平調子は陰旋法
三味線(1の糸)の「6」

ヨナ抜き音階(ド・レ・ミ・ソ・ラ)の他に様々な旋律のグループが有ります。
陰旋法・・・ド(レ)・ミ・ファ・ラ・シ  (ひえつき節)(詩吟)(演歌に多い)
陽旋法・・・レ・ミ・ソ・ラ・シ     (佐渡おけさ)(俳句の朗詠)

協和音の中でも完全協和音(1度1:1・2度1:2・4度2:3・5度3:4)ですが、楽音は幾つもの純音が入り混じって1つの音を出しています。和音以外の音が混じれば雑音になります。1オクターブ内での振動数の和音の数=12律音ということになると思います。

ハ・ド 261.63 Hz
ニ・レ 293.66
ホ・ミ 329.63
ヘ・ファ349.23
ト・ソ 391.99
イ・ラ 440.00 (平均律・純正律は443Hz)
ロ・シ 493.88
ハ・ド 523.25

1本の糸に振動を与え中央で区切ると左右同音
1:2で区切ればオクターブ
2;3で区切れば4度の完全協和音
3;4でも5度の完全和音
こうしていけば12律音になります。
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西洋音階と日本の音階についての面白い関連性があります。



まず西洋音階を二つの四度に分けます。

ド-ファ ソ-ド

さて。このとき二つの四度の間には黒鍵を含め四つの音が挟まれています。
このうち、それぞれの一番低い音をこの四度に付け足してみますと

ドレ♭ファソラ♭ド

という音階が出来上がります。これは日本では都節(みやこぶし)音階 と呼ばれる音階です。

次に二番目に低い音を付け足してみます。

ドレファソラド

これは律音階(雅楽音階)と呼ばれます。

同じように繰り返すと

ドミ♭ファソシ♭ド(民謡音階)

ドミファソシド(沖縄音階)

と、合計四つの音階が出来るわけです。
テトラコルド(4音列)による日本の音階の成り方です。
参考URLの「日本の音階」をご覧ください。

面白いですよね、音階って。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%B3%E9%9A%8E# …
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1オクターブを12等分したのではなく,倍音の配列から


12音(半音)ができたと思います。

倍音列(もとになる音のn倍音)の中で2倍音は
オクターブの関係で同じ音になります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%80%8D%E9%9F%B3

3倍音である完全五度を繰り返し並べていくと,
ド-ソ-レ-ラ-ミ-シ-#ファ-#ド-#ソ-#レ-#ラ-#ミ-#シ(=ド)
最後の#シでドに戻りますので,音の種類は12音になります。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%80%8D%E9%9F%B3
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ヨナ抜き音階とは、「ドレミファソラシ」を日本語に置き換えた「ヒフミヨイムナ」のヨとナにあたる音、つまり「ファ」と「シ」を抜いて作った5音階のことです。

決して「1オクターブを5等分」したものではありません。1オクターブを5等分した音階があったとしたら、相当神経に障るに違いないでしょう。ちなみに、沖縄音階は「レ」と「ラ」を抜いた5音階です。

「洋の東西を問わず12等分するのは共通だとしたら12という数は音楽的に何か意味があるのでしょうか。」

この質問は面白いですね。「平均率」で検索してみると詳しい説明が得られますが、中国、日本、インド、ヨーロッパなど、どこでも昔から12平均率に近い音階が使われているようです。アフリカなどの民族音楽を聞いても、同じく12平均率(に近いもの)が使われています。

つまり、人間が生理的にハーモニーを感じるのが12平均率であり、そこからいずれかの音を抜いた音階も、その原理の内なのだと思います。
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