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 現在日本で使われている木材のほとんどが、外国産だと思います。
これに伴って日本の木材が使われなくなってきました。つまり、日本
の森林は伐採されなくなっているということです。
 上記は良いことのように思えるのですが、木を伐らないことが森林
の破壊につながると聞くことがります。これはどういうことなんですか?

A 回答 (8件)

 ここまでの回答者様の回答はどれも妥当な、現実をふまえたものと思います。

ただ、林業がもし存在しなかったら日本の山はどうなっていただろう、という視点への言及がかけている様に思えます。さまざまな問題のある林業だが、それでも日本の自然環境を守ってきたのだぞ、と。森林に「存在価値」を与えてきたのはまぎれもなく林業なのだと。木を切ることが重要。森林に価値があるということが重要。今、不景気から抜けたとかいわれている社会情勢、でも、優先されるのは、経済。食えること,生きていけること、当然の政策ですよね。森林が生き残るためには森林が経済的価値を持つことが必要なのです。
 一方、宅地と森林と、どちらが価値が高いと考えますでしょう?将来マイホームを持つため、日本中宅地にしたらどれだけすばらしいか、と思ったことは?
 これに反論するために、木を切って経営していく、というライフスタイルを肯定することは大きな意味を持ちます。森林の存在を肯定的にとらえることができるのです。もちろん、問題となるのは、持続可能な利用、です。

 ちなみに、外国産の材ばかりを用いている今の日本の現状は国際社会では低い評価を得ています。当然でしょう。
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現在林野庁の一部の部局は環境省に分割吸収され、森林保全のみを行っているに過ぎません。

しかし、国家の赤字財政の結果、国有林の治山事業(山の手入れをする事業)の予算が無く、山の手入れはされないままです。私有林については、林業家の知識不足、経営努力不足のため、粗野な治山が行われています。

間伐についてですが、人工林(主に針葉樹林)で行われます。杉等の針葉樹は垂直に真っ直ぐ成長させ、枝(節)を作らせない為に、意図的に過密な植林を行います。密植させて、成長の過程で、成長や素性が悪い物を抜くのが間伐です。それをしないとひ弱な木ばかりになり、風、雨、雪により折れやすく、病虫害が発生しやすく、やがて林全体が枯れてしまいます。土壌の流出、ひいては山体の崩壊に繋がります。それ故適度な伐採は必要になります。

自然発生した森林(天然林)は、広葉樹や針葉樹がバランスよく混交していれば、放っておいてもその土地の生態系に適った森林を形成します。
人工林は所詮人間が作った物。人間が手間を掛けないと崩壊してしまいます。

日本の山地の天然林を保有するのは国有林です。しかし、現在は伐採が進み、殆ど木がありません。森林の植生、生態系の更新が自然に行われるには、わが国では600年程度の年月が掛かります。正直のところ、日本の森林は向こう600年間、風水害に無防備な状態が続きます。

尚外国産の樹木の輸入は好ましくはありません。他の国の森林環境を破壊させる要因になっています。将来は他国から日本向けの木材の輸出を規制されたり、責任追求をされることになります。
参考になれば。
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生態系が乱れた状態が.「植林した人工林」です。


生態系が乱れていなければ.手入れしなくても自然に育ち.自然に枯れて.特定の種が育ちすぎることなく.バランスがとれているのです。

ところが.特定の種ばかり植えた人工林では.みっしょくじょうたいで.かつ.全体がほぼ同じ大きさ。結局.強い木も弱い木も存在しない(存在しないで均一に育てるのが植林の目的)ので.全部が一度゜に枯れてしまうのです。
これをふせクために.枝打ちや間伐が必要です。
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自然の森は自動的に、火災や生存競争で適当に間引かれますし、なかなか育たないけど、



今の日本の山々は多くが人工的に植林されたところが多いのです。
又、されて居ないところでは、極端に強い木だけが増えてしまいます。

この植林は強い・売れる木を育てるために、密植していますが、其れを間引かないと、全部が大きくなれる空間が元々無いのです。
すると、全部が小さなままで大きくなれません。

私も日本に山を持っており、植林をしましたが、その後手入れが出来ないので、隣の手入れしている杉林は綺麗に等間隔に大きく育っていますが、私のところは杉は小さいままですし、他の山は栗が大きくなって負けてしまっています。 凄い状態で人は中に入れません。
荒れている状態です。
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簡単に言うとこれでしょう。



参考URL:http://www.rinya.maff.go.jp/new/kannbatu/kannbat …
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日本の植林は良質な用材を育てるために逐次に間引く(間伐)するように最初は間隔を狭く植える方法が主流です。


この状態を放置することで不規則な自然淘汰や日照不足などで悪い環境ができ豪雨などのときに山崩れなどの原因になり連鎖反応的に自然破壊がおきます。
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日本の森の多くは元々生えていた木を伐採し、新たに杉やヒノキを植林した人工林です。


極端な言い方をすれば、日本の森の多くは材木を生産するための畑のようなものです。
杉は、屋久島のような一部の例外を除けば、単一の種類で群生する植物ではありません。
つまり、日本の森はすでに自然の生態系からは外れているのです。
そうなると、人間が手を加えない限り正常な状態を保てません。

林業が盛んだったころは、人が間伐や枝打ちといった作業を行うことで木も森も健康な状態を保っていましたが、安い外国産木材の輸入や林業に携わる人の高齢化などで森を管理する人がいなくなり、
その結果、台風などで簡単に木が倒れたり、土砂崩れが起こるようになってきています。
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人間の手のかかった森林は、自分の力だけで維持することができません



間伐をして間引いてやらないと地面に太陽光があたらなくなって下草が生えなくなります
地面がゆるくなってしまい雨などが降ると雨を溜め込む力が弱くなり、簡単に土砂崩れを起こしてしまいます

雪が降ったときに重みで木が倒れます、密集しているとドミノ倒しのように次々を倒れてしまいます

つまり定期的に木を切らないと荒れ放題になるわけです


逆に外国産の木は安く入手できるために森林が成長する前に切り放題切ってしまいますのでこれもまた破壊に繋がります
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