No.1
- 回答日時:
聖書をチェックしないと…。
忘れましたけど。
たぶんカインは、神への生け贄が粗末(?)だったから、不興を買った気がします。
アベルは子羊を生け贄にしたのに、カインは植物(穀類?野菜??)だけだったのではなかったでしょうか?
楽園でもないのに、なぜ動物がいるか?
何ででしょうね?
考えたこともありませんでした。
『粗末だったから』ですかぁ。神って結構わがままですねぇ。
カインだって頑張って穀類?育てたのだろうに。
何ででしょうね?
ちょっと不思議だったので。
素早い回答、アリガトウございました!
ホント、即行で。助かります。
No.2
- 回答日時:
聖書を読んだ方が良いですね。
創世記が、創世記の中で矛盾したヘンなものであることが分かりますから。
創世記の中では、第五の日に水生生物と鳥を作り、第六の日に地上の生き物と人を作っています。創世記 1.27 に、「男と女に想像された」と書いてあります。
動物がいる理由は、これですね。アダムとエヴァの前の話です。
この第六の日に作られた人がどうなったのか、どうやらそれは無かったことになっているようです。
> アダムとエヴァが楽園追放されたのは知恵の実を食べ
> たから。ならば、何故、この世に動物がいるのですか?
ちなみに、あなたのここの質問では、アダムとエヴァの追放と動物の存在がなぜかリンクしていますが、いったいこの「ならば」は、何なのでしょう。楽園追放と、動物の存在との間に、私には関連が全く見えないのですが。
> 息子のカインは何故、神に嫌われたのですか。
創世記には、嫌われたとは書いてないのですね。追放されてはいますが、その理由はアベルを殺したからです。
神は「カインを殺すものは7倍の復讐」(創世記 4.15)なんて処置をして追放しているので、カインを死なせる計画ではありませんでした。が、好意があってそうしたのか、生かして苦しめようとしたのか、議論が分かれるようです。まあ、この辺は、神義論なる話があって、神が何を考えているかはヒトには分からないことになっていますから、全ては神をヒトに当てはめた不遜な類推ということになるようですが。
> 弟を殺した後、カインはどうしたのですか?
カインはエデンを追放されて、エデンの東のノドという地に住んで暮らしました。しっかり嫁さんを見つけて、町まで作ります(創世記 4.16-17)。その子孫たちは、遊牧民、吟遊詩人、鍛冶屋になりました(創世記 4.20-22)
ちなみに、カイン追放の時点で、カインは「わたしに出会うものはだれであれ」(創世記 4.14)なんて言っていて、エデンの外に人がいることを知っています。その人たちがどこから来たのか、さっぱり分かりませんが。
なお、神はアダムを創った時点では「人が独りでいるのは良くない」(創世記 2.18)などと言っていて、人が独りであることを認識しているのですね。六日目の人が「無かったこと」というのは、そういう意味です。
なお、善意に考えれば、六日目に作った人がエデンの外にいたと解釈できなくもないという反論が聞こえます。しかし、そのような解釈をしないことが啓示宗教というものなのです。これは編集の失敗と言うべきでしょう。おおかた公会議で「これだ!」なんて言っちゃったもんだから誰も異を唱えられなかったのでしょう。下手したら異端審問で追放されますし。
ともあれ、聖書が今のような構成になったのは、四世紀や五世紀の公会議の頃ですが、創世記のような冒頭の一番人目に付くセクションですらかように編集がいいかげんな本ですから、当時の仕事がいかにいいかげんだったかが分かります。
分からなくても気にせず、「編集者がデタラメだったんだなあ」と思っていれば良いと思います。
編集者を恨みたいなぁ。
なんでこんな明らかな矛盾まで盛り沢山にするのですかぁ。
アダムとエバの前に、人間がいたのですか!
それは知らなかったです。しかも無かったことって……。
都合が良すぎですねぇ。
>楽園追放
動物とアダムとエバは楽園にいたのだとすると、追放されたのは人だけだから、動物は関係ないのかなぁと。
……僕はもしかして楽園の意味をわかっていないのでしょうか?
楽園というのはこの世とは別の世界のことなのでは、ない?
『特権』という精神的なものが『楽園』?
場所を示すものじゃないのでしょうか?
あら?
カインはお嫁さん、貰ってるんですね。
それなりには幸せだったのかなぁ。
回答、有難うございました。
知らないことが、沢山あるのがわかりました!
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
No.2
> たぶんカインは、神への生け贄が粗末(?)だったから、
> 不興を買った気がします。
聖書には、不興を買ったという話はありません。
単に、神がアベルの捧げ物の方に目を向けて、カインの捧げ物は無視したので、カインが勝手に怒ったという記述だけです。で、怒ったことを神にたしなめられて、カインはアベルを殺しました。
なんか、逆ギレの八つ当たりという感じです。
ここでのポイントは、神の行動に説明は一切無いということです。
これは、神は理解を超えた存在ですから、神を理解しようとしてもムダだというメッセージの、一つです。
何故そんなことが言えるかというと、そのメッセージが結果としてキリスト教だからです。聖書をロジカルに(No.2 で書いたように、それは本質的には無理なのですが、それでも頑張って)読むと、全体を通したテーマとして、そのメッセージが残るのです。
これを予定説と言いまして、平たく言えば人間は神にとってすれば陶芸家にとっての陶土のようなものだということです。灰皿にするか花瓶にするか痰壺にするか便器にするか、作り損ねとして割られるか、全ては神の意思次第。陶土からすれば何らかの努力の余地は、ゼロです。
天国にいけるかどうか、それは神の意思次第で、ヒトに何かできる余地はゼロということですね。
>神は理解を超えた存在ですから、神を理解しようとしてもムダだというメッセージの、一つです。
そういう意味もあったんですか。
人間と神は明らかに一線を引いたものなんですね。
この感覚を掴むのは少し難しいです。
カインの穀物は何故拒まれたんだろう、なんていう風に考えても駄目なんですね。
大変だ……。
二度も回答を有難うございました。
少しずつわかりかけてきたかなぁ。
No.4
- 回答日時:
まあ、そもそも一冊の本でなかったもの(聖書)に、論理的一貫性がある方が不思議なのですが・・・・
聖書の歴史を調べると、大体旧約聖書の諸文書が数百年かかって書かれ、大体紀元前1世紀頃に出揃う。この時点で既にいわゆる旧約諸文書は、相互に矛盾しあい、また一個の文書とされるものの中にも矛盾があり(まさに創世記など当初は一つの文書でなかったのかも。あるいは後にかなりの改訂の手が入って、論理性など気にせず気に入らない部分だけを書き換えないし付け加えた、そもそも論理性など気にかけない人物が書いた、等)、しかしある程度ユダヤ教の体制ができてくると、そもそもこれは正典なので、改訂したり編集したりすること許されなくなってくる。新約の方が大体1~2世紀にこれも100年近くかかってそれぞれに書かれ(なので相互に矛盾したり中には批判しあっていたりする)、大体4世紀初めぐらいに一冊の本になっていますが、この時点でほぼ正典としての権威は確立していて(だからいくら不可解だったり矛盾があっても書き直すのは不可)それを公式に宣言しかつ強制したのが公会議やローマによる国教化です。それでなおさら改訂や編集などできなくなったということです。(もっともそれ以降も実は善意の書き換えは生じていますが)ちなみにそもそも新約と旧約というのもキリスト教の考え方で、もとはユダヤ教の聖書が旧約ですね。
こういうことから、そもそも一貫して一つのものとして書かれた文書ではなかったことは明らかですが、それでは教義が成り立たないので無理に一貫性のあるものとして読んでいるわけです。
さて、動物ですが、そもそも動物は想像された時点でこの世全体にいたのであってアダムとエヴァとは違います。彼らはいわば保護区としてのエデンに住むのを許されていたわけですが、動物はそもそも特別に保護もされず、いわば作られっぱなしで世界中にいたわけです。
カインについては#2,3さんの仰るような事後になっています。
ただ、そもそも犠牲が受け入れられなかった理由は書いてありません。教義上はあれこれいわれていますが、文書を読む限りいえることは「書いてない」ということです。もっとも旧約の「神」はここに限らず理不尽ですが、「そういうものだ」と思って読むしかありません。そういう時代の、またそういう集団の神話だからです。
聖書の歴史も内容と関わってくるんですね……。
民話集のようなものなんでしょうかね?
神話集だとか……いいかげんだなぁ。
動物は楽園の区別なく、生み育てられていたのですか!
人間だけ特別? それとも面倒だから代理・管理人?
そうだったのですか……初めて知りました!
理由については書いていないのですか。
「そういうものだ」なんですね!
よほど心広く、なんでもかんでも鵜呑みにしないと、突っかかっていたら話が進まないですし……。
丁寧な回答、有難うございました。
聖書について教えてくださって、本当に嬉しいです。
実はその辺りにも問題があったんですね。
No.5
- 回答日時:
もう質問者さんは見てないかも知れないけど他の人が検索で見るかも知れないので一応補足:
かじりついでに
>楽園追放されたのは知恵の実を食べたから
ではありませんよ。
食べたのは「善悪の知識の木」の実(又は「善悪を知る木」の実)です。
同じだろうって?少なくともキリスト教哲学を少しでもかじれば、ここに拘らない事は全体的に大きな勘違いしてしまうと思いますよ。
#2さんは承知して書いているのだろうけど、ヤハウェ資料とエロヒム資料っていうのがあります。創世記の編纂にあたって、神と訳されている単語がヤハウェで書かれているものとエロヒムと書かれているものです。それらは確実に成立時期が異なるのですが、「創世記(ベレーシート)」という一つの巻にまとめられました。
そして明らかに矛盾しているように読める内容が各々に記されています。(例えば神は唯一の存在なのに「我々」と複数形で語っている箇所があったり天地創造が二回あったかのように読める記述だったり)
何故でしょう?編集者がいい加減だったから?
違いますね、宗教書だからですよ。聖書の編纂者達は矛盾がある事を承知で、「神の言葉だから」あえて手を加えなかったのです。
現存する過去の資料を読むとき、自分の考えと異なる場合に当時の人間がいい加減だったと断じてしまうのは大変楽な作業ですが、その姿勢は本当の叡智(えいち)からは程遠いものです。
哲学カテですから、聖書をどう読もうと勝手ですけどね。少なくとも70人訳聖書が作成される時の困難や苦労を「いいかげん」とか「デタラメ」で片付けるのは質問者さんの知的探究心を、そこでストップさせてしまう事になりはしないかと危惧する次第です。
不快にさせてしまったようですみません;
あえて、だったのですか。
生の言葉をそのままに、ということなのでしょうか。
矛盾があっても『あえて』無視して、こういうのもあるんだよ、という意味で集めてきたのですね?
そこのところを、頭に叩き込んでおきます!
『善悪を知る木』
違うのです、か。まだかじり程度の人間なので;
ちゃんと理解できるように、頑張ります。
指摘してくださって有難うございました!
敬意を払って聖書も読むようにします。
書いてくださって有難うございました。
感謝します!
No.6
- 回答日時:
時を経て、カインは土の実りを主のもとに献げ物として持って来た。
アベルは羊の群れの中から肥えた初子を持って来た。主はアベルとその献げ物に目を留められたが、
主はカインに言われた。「どうして怒るのか。どうして顔を伏せるのか。
もしお前が正しいのなら、顔を上げられるはずではないか。正しくないなら、罪は戸口で待ち伏せており、お前を求める。お前はそれを支配せねばならない。
という聖書の内容なんですよね
アベルは肥えた初子を与えたがカインにはただの土の実りを主のもとにもっていった
後カインの動機だと思います(聖書には書いていませんが推測にて)
後カインはカインは主に言った。「わたしの罪は重すぎて負いきれません」と罪を告白し
主はカインに言われた。「いや、それゆえカインを殺す者は、だれであれ七倍の復讐を受けるであろう。」主はカインに出会う者がだれも彼を撃つことのないように、カインにしるしを付けられた
と
創世記の場合つながっていない所があり、書き加えられたと言う考え方もあり、
簡単に流れだけ見ればいいと思います
土の実りでは、駄目なんですか。
初子は良くて……ここは文化の違いかなぁ。
流れだけを見る。
歴史を習うのと同じですね。
そうか、あらすじを掴めば、わかりやすいかもしれませんね!
回答、ありがとうございました。
なるほどー!
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