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逆起電圧とはどういう事?
なぜ逆起電圧防止にダイオードを使うのですか?

A 回答 (2件)

コイルやリレーなどの巻き線(インダクタンス)に直流電流を流すとそれに応じたエネルギが蓄えられ、その電流を切ったときには、そのエネルギは切る直前の電流を維持するように働きます。


今までのプラス側(電流の流入側)から電流を吸い込む形になるので(電流方向は同じだが)、マイナス電圧ほ発生することになります。そのため逆起電圧(逆起電力)と呼んでいます。
回路電流を開放するスイッチ素子は理想無限大の抵抗値(実際は高抵抗値を持つ)なので、先の電流×開放抵抗値の電圧が発生します。
リレーなどは低電圧で動作しますが、この逆起電圧は数百~千V程度を示します。これでは回路周辺が壊れたり、スイッチに火花が発生して劣化などの悪影響が出ます。
逆起電圧防止ダイオードは、印加電圧に対して逆向きに取り付けます。コイル電流を切ったとき、この維持すべき電流に対しては順方向でショートとして働きます。
このショート電流は今までコイルに流れていた電流しか流れません。したがって、このダイオードは特別な高耐圧大電流用などは不要で汎用品が使えます。

コイルインダクタンスにおける電圧式で、
v=-L*(di/dt)
というのを見かけませんか?

コイル電流がある値から突然ゼロになると、計算上マイナス無限大の電圧が生じます。これと同じですね。
ダイオードはその電流を流して、突然ゼロになるのを防いでいるわけです。
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コイルに流れる電流が変化すると、電流の変化を妨げる方向に逆起電圧が発生します。


電子部品は逆に電圧を加えると壊れてしまう物が多いので、コイルの入っているリレーやモータには並列(逆起電圧を逃がす方向)にダイオードを接続します。
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