「つ」の語尾が「ち」になる活用？

御節→おせち
罰→ばち
のような変化の用例って他になにかありますか？
この変化って何か名前ついてるんでしょうか。

No.2 ベストアンサー 回答者： garamond 回答日時： 2006/01/12 16:42

漢字の字音で早い時期に伝わった呉音では「-チ」、後から伝わった漢音では「-ツ」となります。

どちらを使うか、必ずしも一定ではなく慣用によって混用されますので、個別に覚えるしかありません。
おおまかに言えば、仏教用語は呉音、漢文は漢音が多く用いられます。

ご質問のケースでは、
「一」イチ／イツ（一同／同一）
「吉」キチ／キツ（大吉、不吉）
「質」シチ／シツ（質屋／質問）
「日」ニチ／ジツ（今日／本日）
「律」リチ／リツ（律儀／規律）
などがあります。

呉音／漢音の違いは「成(ジョウ)就」「成(セイ)功」など他にもたくさんありますが、書ききれないので、これまでとします。

この回答へのお礼

確かに言われるといっぱいありますねえ
全然気付かなかった。
気付かなかったもんで特殊な用例かと勘違いしました。
なるほどありがとうございます。

お礼日時：2006/01/12 19:36

No.3 回答者： mannequincat 回答日時： 2006/01/12 16:43

節をセツと読めば漢音で、セチと読めば呉音で読んでいることになります。

罰のバツとバチも同じ。

他にもたくさんあるでしょう。一とか吉とか達とか鉢とか。（以上すべて角川の大字源で確認しました。）

蛇足ながら呉音、漢音、それから唐音は支那語の発音の地理的・歴史的差異であって、こういうのを活用とは言わないのは勿論です。

この回答へのお礼

ふ～ん　なるほどー
＞支那語の発音の地理的・歴史的差異
今までなんとなく見てましたがそういう意味なんですね
勉強になりました。
ありがとうございます。

お礼日時：2006/01/12 19:39

No.1 回答者： chie65536 回答日時： 2006/01/12 16:30

「ばち」は「罰（ばつ）」の呉音。

「せち」と「せつ」の関連は不明。どちらが先にあったかも不明。

上記のように、一概に「変化」とは言えません。

元々２つあったのかも知れませんし、誤用された物が広く使われるようになったのかも知れません。

と言う訳で「これは変化である」と言う前提が間違っている可能性があるので、この質問自体が無意味になり、回答できません。

この回答へのお礼

おお　呉音ですか
ちゃんと漢和辞典引けって話ですね

なるほどありがとうございました。

お礼日時：2006/01/12 19:36