プロが教えるわが家の防犯対策術!

社会人の26歳男性(未婚)です。

文系大学の在学時に経営学、特にマーケティングという学問へ強い興味を持ち、研究のために大学院へ進学することも考えましたが、周囲の薦めもあり卒業して市場調査の関連会社へ入社しました。

しかし、配属が営業となり、顧客との打合せや事務処理などしか行っておらず、希望していた研究や分析からは程遠い仕事をしています。
また、会社は研究や分析などを行っていないため、異動をしても希望の仕事に就くことはできません。

過去に大きな病気を患ったことがあり、その際に克服した経験から人の役に立つ仕事がしたく、現在は大学の教授職かシンクタンクの研究職のどちらかに就いて、何らかの形(教育や著作など)で社会に還元できればと考えています。

その為に大学院に進学して博士号を取得したいと思いますが、以下3点について教えていただけますでしょうか。
(進学先は首都圏でマーケティングの研究が進んでいる一流国公私大を考えています)

1.この選択についてどう思うか
2.この選択によってどのようなリスクがあるか
3.大学教授、研究員の他にマーケティングの博士号を取得した者が社会へ還元できる仕事はどのようなものがるか

大儲けしたいという考えはありませんが、大学院を終了した後に最低限の生活ができる収入を確保することは必要かと思います。

現在は希望していない仕事をしていることと、常に繁忙であることから精神的にも肉体的にもかなり追い詰められています。

その他アドバイスなどもありましたら教えていただけると幸いです。
よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

1/2/3.



<ちょっと厳しい書き方になってしまうかもしれませんが・・・許してください>

ご自身での経験なり知見なりを学問に結実できれば、より高い可能性で夢を実現することができると思いますが、

現在、マーケティングに関しては強い興味関心が中心で、経験や知見として著しく不足されていらっしゃると思うのであれば、

恐らくこのまま社会人大学院にいかれても、更なる研究の道は難しいのではないかと思います。


というのも、
マーケティングという学問はなかなかに悩ましく、未だに「本当にそれは学問か?」という議論さえ生じかねない位置付けであるものだ、というところが大きいためです。

これは、どこまでをロジックで説明できるのかがまだ曖昧であること、学問的な理論と実業の双方に通じた方が極めて少ないこと、などによると思われます。


ですので、
もしgobunnyさんが、マーケティングの道で教授職/研究職を志される場合に、まずは、どういうアプローチをとるかをご自身で決めることが必要かと思います。

大別すると
1)学問ベースでのアプローチ(数理科学的なアプローチ(東大の片平先生など)もありますし、産業を緻密にみるアプローチ(法政の小川先生など)もあります。他にも様々なアプローチ有りです)
2)実業ベースでのアプローチ(実社会でのマーケティング事例を、いかにケースとして学問等体系的なものに帰していくか)
といったところでしょうか。

ここの決めによって、どの大学の、どの先生が師匠として望ましいか、ということも決まってくると思います。

ですので、まずは社会人大学院を志されるのであれば、ご自身のベクトルと、それにふさわしい指導教官のあたりをつけることが必要です。


さらに、学問ベースでのアプローチを取るのであれば、大学教授を目指す場合には学部からストレートで研究の道を志された方との競争が待っているでしょう。
恐らく、30歳までが1つの勝負時でしょうから、もうあまり残された時間はありません。30までには、博士論文のテーマが決まり、研究を始めているぐらいでないと、その後の人生につなげていくことが難しいでしょう。

また、シンクタンク研究員を目指す場合でも、やはり30すぎには、ご自身のフィールドをしっかりもっている必要があるでしょう。
大学院に進むことを考え始めると同時に、ご自身がどのフィールドで生計を立てていくか、戦略を決めて取り組む必要があります。


私の個人的フィーリングとしては、現在の仕事が辛くてそこから抜け出る意味が第一で上記のことを仰っているのであれば、社会人大学院よりも転職を優先されたほうが良いように思います。
ご自身を売り込むこと、それ即ちマーケティングであり、転職先選び/転職活動の中で得られること、そして転職先で得られることは、必ずや、将来の社会還元に有用なものになりうるはずです。
逆にそれらをご自身のチャンスとして活かせなければ(生かすことが難しいとお考えになるならば)、もしかしたらマーケティングという分野には向いていらっしゃらない部分があるのかもしれません。。。


gobunnyさんは非常に真面目な方でいらっしゃるのではないか、とお見受けしますが、

マーケティングというのは多少ふざけた(不真面目な!?)部分があって丁度よいぐらい、「遊びも芸の肥やし」とはいいませんが、純粋な学問的興味/社会還元の対象、として考える分野ではないかもしれません。


むしろ、もう少しゆとりを持つ時間を作って、ご自身のこれまで、ご自身の持ち合わせている特性、そしてご自身の今後の適性などをお考えになるのが、もしかすると今、一番大事なのかもしれません。

社会人大学院は、そういうキッカケの場としては適していますが、悲しいかな、行ったら行ったで、様々な課題に忙殺されやすいので、実は「行ってから」よりも「行く前」が大切(=しっかりご自身の意志を決めるべき時間)とお考えになったほうが良いです。


以上、非常に長文となりましたが、もしお考えを深めていただけるヒントを見出していただける部分あれば幸いです。
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。

やはり30歳が転機となるのですね。
学問ベース、実業ベースのどちらかで言うと実業ベースでしょうか、マーケティング戦略の特にブランド論を研究したいと考えています。

もう少し社会人が大学に戻る、ということについて調べてみたいと思います。

お礼日時:2006/04/02 12:44

私は社会人入試で大学院に入ったわけでもなければ、経営学でもないのですが、若し良ければ参考にしてください。

現在はアメリカの院生です。(周辺領域ではありますが)

日本の大学への就職は大変厳しい状況で、国内の大学院では就職できない可能性が大いにあります。退職して日本の大学院へ入学するにはリスクが非常に高く、また、想像されているほど(?)甘くはありません。

職歴と現在の立場を生かして、アメリカかカナダのMBAへ行かれることをお薦めします。その後、依然として研究職に就きたいのであれば、DBA(経営学博士号)もしくはPhDをとられる方が懸命なのではないでしょうか。研究者になる素質なんてやってみなければ誰にもわかりません。

また、専門知識の無い状態から教えてくれるカリキュラムを持っている北米のMBAコースでしっかりと知識を付けたほうが、生産的だと思います。あとの身の振り様はいくらでもあります。日本の社会人大学院ではそれは恐らく望めません。ちなみに、ビジネススクールは結構お金を持っているところが多いので、DBAかPhD(学校によって呼び方が違う)の学生は結構な確率で奨学金が出るでしょう。(学費免除+生活費の一部)また、学校によってはMBAでも奨学金が付くところがありますし、博士課程の学生のほとんどは、遅くとも2年目からは何らかの奨学金が付きます。

また、英語と初歩的な数学はいずれにしても必須ですので、しっかり勉強しておくことをお薦めします。
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。

悲しいことに、日本の社会では社会人が大学へ入りなおした場合の印象があまり良くないようですね。

海外の大学院へ進学することも検討しています。
生活の面でも研究が進んでいる面でも魅力を感じるからです。

もう少し調べてみます。ありがとうございました。

お礼日時:2006/04/02 13:06

1.この選択についてどう思うか



あなたがいいと思えばいいのです。自信がなければやめた方がいいと思いますよ。
ただ、私はマーケティングの実務者で理論もその都度最新のものを勉強していますが、日本で有益な先生や研究員は知りません。しいて言うなら、村山涼一氏でしょうか?彼は理論もしっかりしているし、実務もこなします。ただ、教授ではないです。
本当に勉強をしたいと思うなら、海外か、電通くらいにいかないと勉強にならないと思います。

2.この選択によってどのようなリスクがあるか

大学院生時代にはお金は入ってきません。奨学金を取れるところへいかれるのがいいと思います。

3.大学教授、研究員の他にマーケティングの博士号を取得した者が社会へ還元できる仕事はどのようなものがるか

何でもできます。例えば出版社だったら、出版のマーケティングができますし、小売業は行けば小売りにマーケティングの理論が使えるでしょう。だから、博士号=大学か研究員と考えるのではなくて、(実務を行うことになりますが)一般のどんな企業だって仕事はあるはずです。
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。

仕事による安定収入を捨てて研究をしていく自信について考えましたが、覚悟は出来ていますしやるからには徹底的にやるつもりです。

情報を集めているのですが、海外の方が経営学、特にマーケティングの研究は進んでいるのですね。
また、奨学金など学生へのサポートが日本と比べて進んでいるといった印象を受けています。

もう少し調べてみたいと思います。

お礼日時:2006/04/02 13:02

こんにちは。


30後半で大学院に行っているものです。

1.とても良いと思いますよ。是非実行してください。

2.何をしていたってそれなりにリスクはありますから、それほど気になさらなくても。若いんですし。私などから見ると全く問題なしでしょうか。
ただし大学ではお金は稼げませんから、奨学金(返済義務あり)をもらうにしても財政的に負担がかなりあると思います。私もそうですが、機会費用を考えるとかなりの額になりますよね。英語に自信があれば海外の大学院で勉強したほうが、財政的には楽でしょう。財政補助(返済義務なし)が受けやすいです。
あと、博士号はかなり仕事のマーケットを狭める可能性がありますよね。

3.分野が全く違うので具体的なことは全く言えないのですが、安直に考えれば公務員になるとかでしょうか?
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この回答へのお礼

早速のお返事ありがとうございます。

失礼とは存じますが、30代で大学院に通われている方からご意見いただき、とても勇気づけられました。

海外の大学院も視野に入れて前向きに検討したいと思います。

なるほど、公務員という選択肢もありますね。
公務員にできるかはまだ調べていませんが、過疎化した地域の振興にも興味があります。

お礼日時:2006/03/19 17:20

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