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癌細胞を大学院の研究でしている者です。蛍光顕微鏡を使って細胞を観察したと論文を読んでいると頻繁に出てきますが、蛍光顕微鏡を利用する利点、欠点はどんなことでしょうか?
また現在は蛍光顕微鏡を利用してはいないのですが将来的に利用するとしたら蛍光試薬以外に必要な物がありますでしょうか?
大学院生ですが分子生物学の経験が浅いのでぜひご意見お願いします。

A 回答 (1件)

経験が浅いのでしたら、


ここで書けるだけの情報で蛍光顕微鏡について理解するのは困難だと思います。
日本語でかかれた本もたくさんありますので、
そちらを見た方が参考になると思います。


蛍光ということはタンパク質か何かの局在を見ているのだと思いますが、
利点、欠点の比較対照は発色でしょうか。

利点
発色と比べて、シャープな像が得られる
生きている細胞を染色することも出来る場合がある
多重染色をしてもフィルターを使うことでそれぞれの局在を見やすい(発色でも二重染色は出来ますが、それぞれの色のみの写真は取れないと思います)

欠点
蛍光顕微鏡などで励起光を当てないと蛍光が出ない
フィルターが高い
励起光用のランプも高い
室温で不安定な場合がある(酵素での発色よりも安定な場合もありますが)
励起光が当たることにより褪色する(わざと褪色させるフォトブリーチというのもありますが)

>利用するとしたら
サンプルを用意する
必要ならば洗浄、固定やPermeabilizationをするための試薬がいります。
スライドガラス、カバーガラス、封入剤などもいります。
これらの操作を行うための器具も要ります。

蛍光色素自体が標的と結合することが出来ないのならば,抗体などと結合する必要があります。
必要な励起光をだせる蛍光顕微鏡やフローサイトメーターなどが要ります。
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この回答へのお礼

詳細に回答いただきありがとうございました。

蛍光顕微鏡は借りることができるので最低限の設備はありと思うのですが消耗品などはそろえなくてはいけない状況です。
ただ自分できちんと使いこなせないと思いましたので外部に教えてもらいに行きたいと思います。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2006/05/26 12:23

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