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こんにちは。
ややマニアックな質問で恐縮ですが。

先日,ハンブルクにて,プロコフィエフ「ロミオとジュリエット」を観て来ました。ダンサーさんたちの技量もさる事ながら,ステージ構成・振付け(振付師:ジョン・ノイマイヤー氏)が本当に素晴らしかったと感じました。

今回の疑問は,クラシックバレエの場合(プロコフィエフのロミオとジュリエットがクラシックバレエの範疇に入るのかどうか分かりませんが・・・),振付師の方はどのくらい自由に舞台を構成できるのだろうか?という所です。

具体的には,以下のような感じです。

1.曲順,あるいは,どの曲で誰が踊るか,というのは,決定事項なのか?(多分,そうだと思いますが)
2.バレエにも,演技を指示するいわゆる「ト書き」のようなものがあるのか?
3.踊りそのものについて,「この曲はこんな踊りで」「この音の時にこの動作を」というような指定はあるのか?

また,
4.振付を見直す「新プロダクション」は,どの程度の頻度で行われるのか?
というのにも興味があります。

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質問の背景として,過去にパリ・オペラ座の同バレエも観たことがあって(生ではないです),振付そのものは違いつつも,全体の印象や,ポイントでの動作は結構似ているような気がした,というのがあります。
(実際のところ,あまり記憶には残っていないので,私の思い込みかもしれませんが・・・)

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私の挙げた設問の内容とは関係なくても結構ですので,いろいろとご教示お願いいたします。

A 回答 (3件)

#2です。



>まず台本・振付ありき....
振付は音楽の後ではないか、と思います。オペラや演劇で言えば演出ですから。
ト書き、例えば、ここで「王子はオディールに騙されていた事に気づく」、そういった事はきっと、作曲家と脚本家がしていしていくのだとは思いますが、そこに、どのようなパを入れるか、 それはト書きには表されていないのではないかと「勝手に」想像しています。ただ、バレエには言葉の代わりとなる決切ったマイムがありますから、そういう事はある程度固定されているとは思います。
あとは、作曲段階で、振付家から、ここには、32回転を入れるからそれに相応しい音楽を、というような注文は当然あったと考えられますね。
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この回答へのお礼

こんにちは。
ご指摘ありがとうございます。どうやら,私は台本と振付を混同していたようです。

作品が創られるにあたっての,台本(台本作家)・音楽(作曲家)・踊り(振付師)の
それぞれの役割や実際の共同作業のやり方について,頭の中でからまっていたものが,
だいぶほぐれてきたように思います。
細かい作業はケースバイケースなのでしょうが(リプロダクションで台本や
曲数・曲順が変更になる事もあるようですし),大きな流れはおおよそ理解できた,
ような気がします。

再びのご回答,本当にありがとうございました。

(今読むと,質問文はずいぶんと混乱していますよね。まとまりのない質問文からの
的確なご回答,重ねてお礼申し上げます)

お礼日時:2006/05/30 18:12

チャイコフスキーの3大バレエなどは、オペラのように、先ず台本があり、それに沿って作曲がされていきました。

もともとバレエというのは、オペラ作品に含まれて発展していったものが、やがて、独立した一つの舞台芸術となった背景のためだろうと思われます。オペラというのはもともと「作品」という意味であり、「歌劇」という意味ではありません。舞台で上演される総合芸術作品が、歌と舞踏に分裂したわけですね。

1.曲順は作曲家が台本に沿って作曲しているので、決定事項と考えるのが素直だと思います。オペラで勝手にアリアの位置を変えたり、ピアノソナタを3楽章を弾いてから2楽章を弾いたりしないのと同じ感覚だと思います。また、曲目は役柄と結びついているはずです。オペラで、テノールとソプラノがアリアを入れ替える、何てことありませんよね。
2.ト書きは台本が存在する以上、あるはず、と思います。
3.例えば、白鳥の湖(1877年、音楽:ピョートル・チャイコフスキー、振付:ヴェンツェル・ライジンガー、台本:ウラジミール・ペギシェフ、ワシリー・ゲルツァー)の「原作」には当然指定があるでしょう。チャイコフスキーも、「この動作にはこの音を」と思いながら作曲したはずです。また、グランバレエにはグランパドドゥを入れるとか、キャラクターダンスを入れるとかの構成面のお約束ごともあります。
4.振付家が思いたった時、ではないでしょうか。
ヌレエフは、いろいろな振り付けの見直しを行っていますよね。マカロヴァもそうですし。トップダンサーとしての経験からもっと「かっこいい見せ場」があれば、とか、色々な欲求が、「新プロダクション」スタートのきっかけになる事も多いのでは。

1.2.3.は、最近のものには当てはまりませんね。
例えば、若者と死はもともと存在したバッハの曲にコクトーの台本、プティの振付、レスピーギのオーケストレーションで出来上がった作品ですよね。


余談ですが、先日ビデオで、プロコフィエフ作曲、ベジャール振り付けの「ロミジュリ」を見ました。(J.ドン---若い!!!---がロミオです。)
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この回答へのお礼

こんにちは。お礼が遅くなり,申し訳ありませんでした。

まず台本・振付ありき,と考えるのが自然なのですよね。クラシック音楽好きから
バレエの方に興味が派生しているため,ついつい音楽から考えてしまいましたが,
言われてみれば当然のようで,すっきりしました&そんな事も気づかなかった
自分が恥ずかしいです(汗)

また,腕に覚えのある振付師やダンサーの方ならば,新しい振付に挑戦したい
という欲求も当然高いのでしょうね。
ベジャール氏のロミジュリも,面白そうです。

ご丁寧かつ詳細な回答,ありがとうございました。

お礼日時:2006/05/29 22:23

バレエを少々かじった事のある素人です。


アンケートに答えるつもりで、質問に対して私が思う事なので、正確な回答ではありません。

基本的に振付師の自由で舞台構成はできると思います。
ただ、物語性のある作品の曲順は決まっているでしょう。
どの曲で誰が踊るのかも、オーディションなり何なりで抜擢された人が踊る事でしょう。

演技の指示は、有名な作品に関してはないと思います。
踊る方もストーリーを理解しているはずなので。

踊りそのものは、作品の見せ場となる振りを抜く事はしないんじゃんじゃないですかねぇ…
白鳥の湖で黒鳥が32回転しなかったらちょっと期待はずれな気がしませんか?
振付師の方も、それを考慮した上での振り付けになっていると思いますよ!
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この回答へのお礼

こんにちは。

確かに,細かい指定はなくても,ある程度の「お約束」には沿っているのかもしれませんね。
詳しい人なら,どこにどんな見せ場があるか知っていて,それを期待しながら観ているでしょうから,
それを裏切るのは,なかなかに勇気のいることでしょう。
私も,黒鳥の32回転が無かったら,大ショックです(笑)

「ロミオとジュリエット」はとてもストーリー性が強い作品で,32回転のような,
純粋にダンサーのための見せ場はあまりなかったように思いますが,一方で,
振付師が自由に出来る部分は,思いのほか少ないのかもしれませんね。

ご回答,ありがとうございました。

お礼日時:2006/05/24 02:33

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