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気象用語では5月の晴天のことを「五月晴れ」と、言いますが、どうしてそのようになったのでしょうか。

A 回答 (6件)

「五月晴れ」は今も昔も梅雨の合間の晴れのことですし、「五月雨」は今も昔も梅雨の雨のことです。

また「五月闇」とは一年で一番暗い梅雨どきの夜のことを言います。
もちろん、梅雨の季節が旧暦の五月頃だったからにほかなりません。

 これらの「さつき~」「さ~」を現在の新暦「五月」にあてはめるのことは、単なる間違いにすぎません。
しかし、新暦であろうと、五月は五月、さつきはさつきです。現在、正月を新暦の一月一日とし、七夕を新暦の(一部を除いて)七月七日に行っていることと同じことです。
 特に七夕は天文行事です。新暦(太陽暦)でやっても意味がありません。他に中秋の名月などもそうですが、旧暦では、年にかかわらず、どの七月七日に見る月も、どの八月十五日に見る月もすべて同じ形をしています。でも、七夕は往々にして新暦の七月七日に行われます。それはなぜか。もちろん、月のことより7・7の数字の方を重視しているからにほかなりません。

 新暦と旧暦で違う時節を同じ「五月・さつき」と読んでいる以上、梅雨に関係のない「さつき~」を間違いだと決め付けることはできないでしょう。ここが「小春」などとの言葉の用い方で分かれる点です。
 もちろん、気象庁もそのへんのことはよくわかった上で、新暦の5のほうを尊重しているわけです。これは、文部科学省の考え方と同様です。文部省の考え方とは、ことばの伝統性・厳密性よりも現代に応じたわかりやすさ、使いやすさを優先するという考え方です。極端な常用漢字政策がそのいい例です。←この段落が回答の本体です。

 要は自分たちの文化をどれくらい正しく守ろうとするのか、という心構えの問題といえるでしょう。しかしながら、そもそも、日本人は、そこまできびしく伝統文化を守ろうとしているでしょうか。もちろん、ちょんまげを結って町を歩こう、というのではありません。「國民」などという漢字を使おうということでもありません。でも…学校や気象庁ではどこまでやったらいいのでしょう? スライドレバーのような調節の問題なのだと思います。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。
興味深く読まさせていただきました。

言葉は生き物。使えば命を持つけれど使わなければ死んでしまいます。
もともと、「五月晴れ」という言葉が世間ではあまり使われなかった言葉であったが故にこのようなことになってしまったのかもしれませんね。
言葉はその国の最大の文化だと思うので大切にして欲しいです。

12月14日は「赤穂浪士討ち入りの日」
今で言うと何月何日なのでしょうか。江戸時代だけでも4回暦が変わっているらしいです。
http://homepage2.nifty.com/o-tajima/rekidaso/cal …

お礼日時:2006/05/31 03:02

#4です。



>言葉はその国の最大の文化だと思うので大切にして欲しいです。

まったくそのとおりだと思います。
「さつき」を「五月」と表記するのをやめて、しかも今の「5月」とは対応しない、ということを学校でしっかり習うようにすればいいのでしょう。
というか、本当は習っているのでしょうが、やはりあまり使わないせいで、自然と表記に引きずられてしまうといったところでしょう。

>12月14日は「赤穂浪士討ち入りの日」
>今で言うと何月何日なのでしょうか。
>江戸時代だけでも4回暦が変わっているらしいです。

まず、元禄15年12月14日というのがそもそもくせものなんです。私自身、未だにそれが14日未明なのか15日未明なのかよくわかっていないのです。したがってまったく自信ありませんが、14日で計算すると、

計算結果は1703年の1月30日未明ということになるようです。

このように、年末の出来事や年末生まれの人の年齢計算などはとてもややこしいものがありますね。私はこのアルゴリズム、正直言って手を出したくないです^^。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

気にすれば歴史の年代を覚えなおす必要があって大変でしょうね。
わかり易さもとっつき易いということで大事なことかもしれませんね。

地球温暖化で昔とは気候が結構違ってきているようなので、もしかしたら、昔の何月何日は今の何月何日だと言うのはあまり意味をなさないのかも、あるいは無意味なものになってくるのかもしれません。

お礼日時:2006/06/05 00:49

再びNO3の回答をした「ささい」です。


以下のような文章を思い出しましたので、転記します。

睦月というのは陰暦の一月の異名ですから、陽暦の一月を睦月とすることは理にかないません。神無月は陰暦の十月で、俳句では初霜月、時雨月などとも言われる季語であって歳時記でも「冬」のものになつています。しかし陽暦十月はまさに秋たけなわて゛あって、冬の感覚はありません。
とくに矛盾が甚だしいのは陰暦六月の「水無月」で、これを今日の陽暦の六月に当てると梅雨の最中で、水がないどころか一年でも最も多雨の月です。それなのに「水無月」と書くのは・・
ただし「水無月」という書き方の、日照りで水がない月という語源は定説ではなく、語源は未詳のようです。・・・

参考になさっていただけたら嬉しく思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
睦月、如月、……、霜月、師走
けっこう素敵な名前ですよね。
単純にひと月ずらすというわけにはいかないのかもしれませんが、無くなって欲しくない言葉です。

お礼日時:2006/06/05 00:41

補足読みました。


私は質問文を読んだ時、きっとこういうことだろうと思ったのですが、正解でした。
質問者さんは、補足のような内容をいつ知りましたか。
私は、たぶん高校生くらいの時でした。
ということは、それまで、漠然と5月の晴れだから「五月晴れ」と、何の疑いも持たずに言っていたということです。
恐らく世間の大多数の人も、いまはもうその言葉の表面的な意味のままに『5月の晴れだから「五月晴れ」』と、理解しているのだと思います。
圧倒的多数だから、気象庁もそちらにあわせているだけだと思いますが。
こういうことは世の中に山ほどあると思いますよ。
たとえば、山茶花は正しく読めば「さんざか」ですよね。
いつのまにか、字がひっくり返ってしまったのですよね。
「新しい」も「あらたしい」が本来の読み方のはずですよね。
明治の頃は「とても」の次に来る語は「・・・ない」と、否定となるのが当り前だったそうです。
今の「絶対」と同じで、いつのまにか「とても美しい」などという言い方がふつうになってしまったでしょう。
今「絶対」の後に否定以外の言葉がつくことに、違和感を感じる人と、OKの人とが半々くらいになっていますよね。
間違いも、いつのまにか多数派になれば市民権を得る、ということでしょう。
世の中が動いているのと平行して、言葉も生き物のように少しずつ変わっていくのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

私も高校生の時だったように思います。
五月雨を 集めて速し 最上川
という句がでてきたときに、五月晴れって梅雨の合間の晴天なんだと思った記憶があります。
それから、完全に五月晴れは梅雨の合間と、インプットされてしまったようです。

今、私が一番違和感ありまくる言葉……「全然ある」

お礼日時:2006/05/31 02:35

気象庁の予報用語集には、「さつき晴れ」が「解説用語」として載っています。

本来の意味から離れて使う理由には触れていません。
http://www.kishou.go.jp/know/yougo_hp/kisetsu.html
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△さつき晴れ (△:解説用語)
 5月の晴天。
 備考 本来は旧暦の5月(さつき)からきたことばで、梅雨の合間の晴れのことを指していた。
-----------

NHK放送文化研究所(文研)編『改訂版 気象ハンドブック』(NHK出版、1996年10月)には、以下の説明があります。
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◆五月晴れ〔サツキバレ〕
5月のすがすがしい晴れのこと。もともとは、旧暦5月が梅雨のころにあたるところから、梅雨の晴れ間(梅雨晴れ)を指していた。ところが昭和になってから、誤って新暦の5月の晴れを指すようになり、現在はこれが定着している。俳句の季語としては、もとの意味で使われることが多い。
「さわやかな五月晴れ」というときの、「さわやか」は俳句では秋の季語だが、一般には秋以外にも使われている。
5月は必ずしも晴天が多いわけではないが、晴天の日が続きやすい傾向がある。五月晴れの空は、秋晴れの空と違って白っぽく見える。これは、初夏の5月は日射が強いため対流が盛んで、ちりやほこりが空に浮かんでいるからである。
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同じくNHK文研のWebサイトにも同様の説明があります。
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現場の疑問 ことばQ&Q 視聴者の疑問

http://www.nhk.or.jp/bunken/research/kotoba/qq/k …
「五月晴れ」の使い方は? 02.04.01

Q 「五月晴れ(さつきばれ)」というのは、「梅雨の晴れ間」のことだと聞いたことがあります。放送では、一般に梅雨に関係なく「5月の晴れの日」を指して言う場合に使われているように思うのですが…。

A ご指摘のように「五月晴れ」は、もともとは「梅雨の晴れ間」のことですが、今では「5月のすがすがしい晴れ」を指すことばとしても使われています。

解説 (上記URL参照)
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要するに、NHKでは「既に定着した」と認めているわけです。異論あるかもしれませんが。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

私は、聴くたびに違和感があったので今回この質問をしました。
どこで聴いたのかと言うと、WEBでNHKラジオニュース(http://www.nhk.or.jp/r-news/)です。
夜7時や10時のニュースの天気予報のコーナーでは「五月晴れ」と言う言葉を連日聴くことができました。

確かに定着しているのでしょうね。

お礼日時:2006/05/31 02:09

キーワード


五月晴れ 由来
http://www.google.com/search?hl=ja&lr=lang_ja&ie …


こういう回答ではダメでしょうか?


もしくは気象庁のホームページです。
http://www.jma.go.jp/jma/kensaku.html
検索で「五月晴れ」と入れてみてください。

参考URL:http://www.jma.go.jp/jma/kensaku.html

この回答への補足

回答ありがとうございます。
私の質問内容がうまく伝わっていなかったようなのでここで補足させてください。

私の質問は、
気象庁は、お天気用語として5月の晴天のことを「五月晴れ」と呼んでいます。しかし、「五月晴れ」は本来、梅雨の合間の晴天のことを言います。なぜ、気象庁は本来の意味ではなく、5月の晴天のことを「五月晴れ」と、呼ぶようにしたのでしょうか。
気象庁といえばお天気の専門家。その専門家が本来の意味を無視して『5月の晴天のことを「五月晴れ」』と、呼ぶようにしたのには何か明確な理由があるはずです。その理由は、なんなのでしょうか。
また、気象用語で「梅雨の合間の晴天」のことをなんと呼ぶのでしょうか。

よろしくお願いします。

補足日時:2006/05/30 20:10
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