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福沢諭吉が渡欧した際の、イギリス人、フランス人、ドイツ人、ロシア人の印象というのをご存知の方いらっしゃいませんか。できれば細かく知りたいのですが。

A 回答 (2件)

諭吉は非常に博識・饒舌なので、とても一言では言い尽くせません。



慶應義塾大学出版会発行の「福沢諭吉著作集第1巻」の「西洋事情」、同第2巻の「世界国尽(せかいくにづくし)」を一読することをお勧めします。後者は学のない婦女子向けなのでわかりやすく、七五調で読みやすい著作です。ただ、用語の古さはつらいところです。
地元の図書館にあるかもしれません。アマゾンでも買えます。
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 手元にある福翁自伝のみですが。



 ロシア人は外交団の日本人に『小さな国にいてもしょうがないから、こっちに帰化しろ』と薦めてきたというエピソードが書かれています。これに対し「どうも気の知れない国」「或いは陰険の手段を施すためではないか」などと書いています。
 また、帰化した日本人が接待方法を隠れて指示しており、当時の日本人の生活様式に添ったもの(刀を掛ける台、箱枕、ぬか袋-中の糠はどうやって入手したのだろうか-など)が揃っていたため「談判は水臭い次第であるが(中略)饗応の仕方というのはすこぶる手厚く、何一つ遺憾はない」と言っています。

しかし、他国の感想はあまり詳しくなく、
「待遇の濃やかなるはオランダの右に出るものはない。これは三百年来特別の関係でそうならなくてはならぬ。(中略)ヨーロッパ中第二の故郷に帰ったような訳けで、自然に居心地が宜い」
くらいが目立つ記述です。

なおアメリカ人に関しては「誠に能く世話をしてくれた」と好意的です。
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