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アクセンチュアに就職した先輩に聞いたところによると入社してから10年後に残っている同期は1割~2割だと言っていました。
その先輩とはその時会っただけで詳しい話は聞けなかったのですが、最近就職活動を始めて、コンサル業の厳しさをよく聞きます。

そこで質問なのですが、そのコンサル会社を退職して(リストラされて?)その後どのような道を進まれるのでしょうか?

回答よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

こんにちは。



追加のご質問にお答えしますと、私なりに分けるとコンサルの転職パターンは以下の3パターンかと思います。

1) 普通の企業に転職
現在就職活動をされているということですので、コンサルの業務形態は大体ご存知のことと思いますが、通常コンサルは自社に勤務することはほとんどなく(一部のサポート部門の人を除く)、基本的にプロジェクトという形で外部のお客さん(クライアント)のところに常駐します。ある程度業界による括りはあるものの、プロジェクトは毎回全くことなる会社の全く異なる要件を処理しますから、その過程を通して非常に広い人的ネットワークが形成されていくわけです。もちろん、きちんとした実績を残すことが出来たということが前提ですが、過去のプロジェクトのつてで、クライアント企業に転職をしていくコンサルは沢山います。業界用語では、“インダストリーに転職する”なんて言いますね。

2) 同業他社に転職
これも“何系”(戦略系、IT系、人事系など)ということで全然異なりはしますが、コンサル会社はある程度みな似たようなビジネス形態を持っています。IT系にご興味があるようなのでそれを例にとりますと、例えばERPやPLM、SCMなどという大きなカテゴリー毎にソリューションのグループを形成し、そこで必要な人材とスキルを育てていくわけです。例えば早期のSAPのように、マーケットそのものがが非常に伸びているときは、コンサル会社同士の引き抜き合戦も結構盛んで、例えばビッグ4同士(少し古いですが)などで人の取り合いをするわけです。たとえ他の一般企業から比べれば、待遇やキャリア形成の自由度では非常に優遇されているように見えるコンサル会社でも、当然“自分の目指しているものとは違う”と思う社員は出てくるわけで、そんなときには業界そのものを去る気はないが同業他社で少し違うキャリアを追ってみよう、という人たちも出てきます。この手の転職は、自分のスキルや経験を受け手側の企業に理解してもらい易いという利点があります
(何故なら業界として同じようなことをやっているから)し、人のつてにそれほど頼らないで済むとも言えるかもしれません。

3) 独立してビジネスを起こす
このタイプの転職(というより起業ですが)をするには相当の経験を積んでからというのが原則ですが、それでもプロジェクトの経験如何によっては、一般企業に勤めているよりも遥かに早く可能になる可能性はあります。コンサルもある程度上のレベルまでいけば、クライアント企業の経営層や、それに相当する機能に日常触れながら業務を行っていくこともしばしばですので、通常であれば垣間見ることさえ叶わないようなマネジメントの現場を若いうちから学ぶことも出来たりします。そのような経験を吸収して、自分なりのビジネスを起こしたり、スタートアップのような所に行ったりとする人もごく一部ではいます。ただこのパターンは、本当にごく一部の限られた人しか成功を手に出来ませんから、夢として抱くのは結構ですが、あまり最初から自分のキャリア・プランに入れ込んで道を誤ってしまうことは避けた方がいいかも知れません。
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この回答へのお礼

大変詳しい回答ありがとうございます。

コンサルを志す上で非常に勉強になりました。
どうもありがとうございます。

お礼日時:2006/11/01 17:44

コンサル業界の仕事というものは謎に包まれている部分も多いですね。


エンロン事件などの影響を受けて、ここ数年では透明性を増すために株式会社化するのが傾向となっていますが、一方では秘密のベールを保つためにパートナーシップ性のままにしているところもあります。

さて、ご質問の件ですが、コンサルタントの役職というものは、一般の企業とは大きく異なる形態となっており、係長・課長・部長・本部長などという肩書きは普通ありません。
各会社によって多少の差はありますが、大抵は以下のような構成となっています。
- コンサルタント (要するに平です)
- シニア・コンサルタント
- マネージャー
- シニア・マネージャー
- ディレクター
- パートナー

上記のタイトルにアソシエートという肩書きがついて、“準”職みたいなものを設けているところもあります。

株式会社化されている場合は該当しませんが、最高位であるパートナーはいわゆる共同社長のような地位であり、ここに昇り詰められる人は数パーセントにも及びません。
そのような激しい競争の世界ですが、パートナーになれるかどうかというのは実はかなり早期に決まってしまい(要するに幹部候補かどうかということです)、パートナーになる人は通常入社後10年から15年くらいでなってしまいます。
このような世界では勝ち負けは非常にはっきりしており、自分が将来パートナーとなれないことが判っているのに尚且つその業界に留まろうとする人は少数派です。
それまでに逆に見切りを付け、コンサル会社での経験を活かして他の業界に転職していくのが一般的なパターンなのです。
ある意味、官僚の世界に似ていると思います。
官僚の世界では、同期から事務次官が出た時点で、残りの同期たちは全て天下りしていきますよね。

ご参考になりましたか?
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この回答へのお礼

非常に詳しい回答ありがとうございます。

今現在就職活動をしていて企業をITの力で立ち直らせるITコンサル業に非常に関心があります。
日本でいうと総研系。
外資だとIBCSやアクセンチュア、SAPなどです。

しかし、優秀な人間が多いにも関わらず、非常に生き残りの厳しい世界だと聞いて尻込みしています。

そこでmisojixさんのおっしゃるコンサル会社の経験を活かして他の業界に転職するというのは、具体的にどのような会社でどのように活かしていくのでしょうか?

IT業界でなくても結構ですので回答お願いします。

お礼日時:2006/10/29 20:50

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