いちばん失敗した人決定戦

日本の陸上自衛隊が戦う時は、憲法上海外での戦闘が禁止されている現状では、敵が日本本土に上陸した場合だと思います。しかし敵が日本本土に上陸した時は、当然制海権・制空権ともに敵が掌握した時だと思います。そんな時に今の陸上自衛隊の装備で、敵とどう戦いかつ勝利を収めることができるのでしょうか。日本の安全保障の戦略の観点からも含めてどなたか分かり易く説明していただければと思います。

A 回答 (7件)

核兵器もそうなんですが、その他の武器も日本のように海外派兵が想定されていない国では、「使うため」ではなく「脅すため」の役割が求められます。



例えば、陸自の90式戦車は世界的に見ても一級の性能を持っていますが、この戦車が通過できる橋梁がほとんど本州にはなく、実際は北海道限定(笑)の戦車であるのが実情です。

しかし、たとえ北海道限定であっても、一級の性能をもつ戦車が実戦配備されているとなると、仮想敵国にとっては大きな脅威となるわけです。

なお、今後陸上自衛隊は、ありそうにない本土決戦を前提とした軍隊から、実際に起こる可能性があるテロやゲリラ戦、あるいは海外派兵(当然、侵略目的ではありません)を含めた「使える」軍隊への転換をしようとしています。
詳しくは、下記の自衛隊資料を参照してください。

参考:『陸上自衛隊』-『陸上自衛隊の改革の方向』
 http://www.jda.go.jp/jgsdf/html/kaikaku/index.html
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この回答へのお礼

<参考:『陸上自衛隊』-『陸上自衛隊の改革の方向』>のURLを紹介していただきました。この中に私の知りたいことが全て記載されていました。そこには、「重装備の大幅削減→即応性・機動性の向上」とあります。要するに現在は、冷戦後の世界情勢に対応した陸上防衛力の質的転換の段階にあるということが分かりました。適切なご回答どうもありがとうございました。

お礼日時:2006/11/14 19:35

<普通は、上陸部隊の準備段階で潰すのですが、「専守防衛」では不可能です。



敵の領土に対する攻撃は法律上できません。
「撃たれたら撃ち返してもいい」というのが基本なので、攻撃的防御はできないのです。
敵が上陸部隊を仕立てて進撃し、領海に侵入し、警告を無視され、上陸を開始したころでないと攻撃が「法律的」に不可能です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。<敵の領土に対する攻撃は法律上できません。> とありますが、その法律は簡単に改正できるものなのかどうかなどを、今後勉強していきたいと思います。

お礼日時:2006/11/15 15:42

北朝鮮みたいな国が、少数の特殊部隊を送ってくる可能性があるだけですから


地上軍は、それなりの規模で充分ですね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。cse_ri2さんが教えて下さった<参考:『陸上自衛隊』-『陸上自衛隊の改革の方向』>のURLを見て、その辺の事情がよくわかりました。陸上自衛隊が今所有している戦車を外国に売り払って、すぐに機動性のある戦力に変わって欲しいと思います。

お礼日時:2006/11/15 15:44

はっきりいって陸自は、冷戦が激しかったころにソ連軍が強襲上陸できないように対抗するための戦力です。

たとえば米軍が台湾海峡及び沖縄などに海軍空軍を集結させ、日本海の制空戦力が拮抗したとしても、本土に陸戦部隊が残っているため強襲作戦が不可能と思わせればそれでいいわけです。これも冷戦が後半になり、自衛隊が大量の対艦ミサイルで武装するようになってしまえば無用となっています。現在陸自として必要な戦力は、特殊部隊による隠密潜入してきた部隊を、掃討できる戦力と、島嶼地域を奇襲により奪われたとき、逆上陸奪回できる戦力があれば十分でしょう。これからは、さらに海外展開もにらんだような形で、徐々に機構変更を模索するでしょうが、役人は無駄減らしが嫌いですから難しいところです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。cse_ri2さんが教えて下さった<参考:『陸上自衛隊』-『陸上自衛隊の改革の方向』>のURLを見て、その辺の事情がよくわかりました。陸上自衛隊が今所有している戦車を外国に売り払って、すぐに機動性のある戦力に変わって欲しいと思います。

お礼日時:2006/11/15 15:15

正直言って、日本は「勝つ」ための戦略はないと思います。


「専守防衛」が大前提なので、「負けない」ことが重要なのです。
具体的な戦術は素人には知る由もありません。

それに制空権も制海権もなくても上陸可能です。
日本は海岸線が長く、上陸可能な海岸が多すぎるため、同時多発でやられると迎撃が間に合いません。
普通は、上陸部隊の準備段階で潰すのですが、「専守防衛」では不可能です。

仮想敵国である朝鮮、中国は陸軍主体であるため、渡洋能力が低いです。
小型潜水艇による特殊部隊の浸透上陸を防げるかがカギでしょう。

ヴェトナムで米軍が制空権を握っていたのに負けた理由として、空軍は敵を見つけても自由に攻撃できなかったのがあります。
「セットターゲット・ポリシー」と言って、北米司令部があらかじめ決定したものしか爆撃できなかったのです。
偶然、敵の大部隊を見つけても、司令部の許可が下りない限り、機銃一発すら撃てません。
許可を願ったが却下されたり、チャンスを失ったという話は多いようです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
<普通は、上陸部隊の準備段階で潰すのですが、「専守防衛」では不可能です。>
と述べておられます。、「専守防衛」でも敵の上陸部隊が準備している段階で、敵の基地を攻撃できれば損害を少なく出来ると思います。このような戦略・戦術を採用できない理由を知りたいところです。

お礼日時:2006/11/14 19:18

 制空権があろうとなかろうと、他国を侵略したとき、後方支援さえあればゲリラ戦術で相手を打ち負かすことが可能なのは第二次大戦の中国やベトナムで実証済みです。


 日本国民にその気概さえあれば貧弱な陸軍でも必ず太刀打ちできますよ。それには日本国民一人一人が侵略者に屈しない覚悟が必要です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。私としましては、我々日本人が日本本土で、ゲリラ戦を展開するような状況にならないように、自衛隊にがんばって欲しいと思っているわけです。

お礼日時:2006/11/14 18:49

理屈が通っているようで実は全く矛盾している話です。


その国の国防、軍制というものは地政学的・政治外交的・経済的な点を考慮した上で戦略的に組み立てられるものです。簡単に言えば例えばスイスには海軍は一応ありますが、陸軍に比べてまるで力を入れていません。当たり前ですが。

理屈が通っている点としてはおっしゃるとおりその前提、制海権・制空権が完全に取られた段階という条件をたててしまえば、確かにその通りですが、ただこういう前提をたててしまうのであれば別に日本陸軍だけでなく、世界各国の陸軍もほぼ無能になってしまいます。どこの軍隊も空/海軍との連携や補給を考えた上での軍制になっています。
また日本の軍制は米軍のそれに大きく依存しています。制海権・制空権が無いということは米軍も完全に打ち破られたという前提になりますから、そこまで強大な敵というのは日本は全く想定していません。ただ現状ではそういう危機は宇宙人が攻めてくるぐらいしか思いつきませんが。

冷戦時代の日本陸軍のあり方としては、まず第一に旧ソ連の北海道上陸という点を一番に考えられていました。ただ状況も変わり、現在については、北朝鮮の暴走、あるいは瓦解による難民への対策、特殊工作員などの少数部隊によるテロ的な活動、中台の対立による武力衝突の際のシーレーンの維持などが主目的かと思いますが、それに必要なのは時間稼ぎだったり、あるいは局所に押し込める戦術だったり、安全地域の確保だったりなどなどが戦略的な上位にあると思います。

そもそも米軍も日本の空海軍も完全に打ち破られた前提での戦略思想はそういった中でも最下層にある項目だと思いますので、こういうあまりに現実味が無い妄想については、暇つぶしにはもってこいだと思いますので、宇宙人が攻めてきた時の自衛隊の役割についてというようなテーマで改めて質問をたてられたらどうでしょうか。

この回答への補足

<また日本の軍制は米軍のそれに大きく依存しています。制海権・制空権が無いということは米軍も完全に打ち破られたという前提になりますから>
とのご意見を述べられてます。これには私も同意見です。世界最強の米軍が海・空を守ってくれているのであれば、陸上自衛隊の出番はないということになります。それなら陸上自衛隊に費用をかけないで、海上・航空自衛隊の戦力増強に費用をかけて、米軍と一緒になって日本本土の外で、海上・航空戦力で敵を破壊するという考え方はできないのでしょうか。

補足日時:2006/11/14 18:24
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。宇宙人ではなく、現在最も可能性が高い北朝鮮に対してどう対処するべきなのかと、考えているところです。

お礼日時:2006/11/14 18:40

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