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イオン式はどうやってつくればいいのでしょうか?
それとも覚えればいいのでしょうか?

もし、作る方法をご存知の方ご教示ください

A 回答 (2件)

普通の化学反応式を作ることは出来ますか。



反応式を作るためにはどの様な反応が起こったのかを知る必要があります。何が起こったか分からないのに式だけを書くということは出来ません。言葉と式とが出てくると式の方が重要と思ってしまう高校生が多いです。
普通、イオン反応式は化学反応式から作ります。反応に関係する物質がイオンであるか分子であるかが分かっていないとイオン反応式にすることは出来ません。イオンであったとしても溶けているのか溶けていないのかも分かっていなくては駄目です。分子が電離しているかしていないかも同様に必要です。イオンについての理解の程度がかなり問題になります。いきなりイオン反応式を書き下していくというのは難しいことです。当然の事ながらイオンを含まない反応に対してイオン反応式を書くことは出来ません。化学反応をより具体的に理解しようということですから式だけおぼえようとしてもあまり意味がないのです。(意味があろうが無かろうが試験の点が取れるようにしてくれたらそれでいいという人もいるでしょう。でも私はそういう人を念頭には置いていません。)

イオン反応式を書くのは化学反応の中で実際に変化している物を浮かび上がらせようというためです。物質の構成要素の中には存在しているが変化していないというものがあります。存在しているが変化していないものを式から消してしまうと変化している物だけが残ります。

例 食塩水に硝酸銀水溶液を加えると塩化銀の白い沈殿が生じた。
(1)反応式(溶媒としての水は存在しているが変化していないので書かない)
 NaCl+AgNO3→AgCl+NaNO3
(2)イオン結合性物質が4つ出てきています。この中で1つだけくつついています。残りはバラバラです。それが溶けているか沈殿しているかということです。それを強調すると
(3)NaCl+AgNO3→AgCl↓+NaNO3
溶けている物質は正負のイオンに別れています。
(Na++Cl-)+(Ag++NO3-)→AgCl↓+(Na++NO3-)
(4)両辺から共通なイオンを消去します。
Ag++Cl-→AgCl↓

これがこの反応のイオン反応式です。この式からClを含んでいて水中でCl-を生じるのであればNaClでなくてもよいということが分かります。Na+は存在しているだけで変化していないのですから。

酸化還元反応でもイオン反応式が出てきます。そこで出てくる酸化剤・還元剤の半反応式はかなり発展したものです。電子のやりとりを含んでいます。全体のイオン反応式を作るのとは別の考え方が必要です。
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高校の分野で出てくるイオン式、特に半反応式の類は


理屈を捏ね回すより覚えてしまった方が早かった、
というのが個人的な経験です。

いったん覚えてしまわないと理屈を言うことすらできないので、
問題集を解きながらでもいいので覚えてみてください。

もちろんどういうイオンがあるとか、そういう知識は必要ですが。
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