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1人称小説では通常語り手が一人ですが、1人称形式でなおかつ複数の語り手が物語る小説をご存知でしょうか? 日本文学だと、江國香織の「神様のボート」、村上龍の「KYOKO」などが該当しますが、イギリス文学だと、どのようなものがあるでしょうか。日本語と違い、主語が"I"に限定されるので、そのぶん制約を受けることになりますが、もし知っておられれば、著者名と本のタイトル、それから、できれば出版社も教えてください。
アメリカの小説では"Ada Dallas"(Wirt Williams)が該当するようですが、イギリス小説でお願いします。

A 回答 (1件)

 


  この質問、答えとはいかないのですが、アドバイスさせて戴いたと思っていましたら、「送信」を忘れていました。一日たった後も削除されておられないようですので、送信させていただきます。
 
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  単数一人称と単数一人称では、思いつきません。しかし、複数一人称と単数一人称なら、次の作品がそうです。
 
  ジョーゼフ・コンラッド「ナーシッサス号の黒人」
  "The Nigger in the Narcissus" by Joseph Conrad
 
  これは、話の始まりは、客観三人称で始まり、途中から一人称複数「我々」になり、最後になると、一人称単数「わたし」になる中編小説です。最後の「わたし」は誰なのか、作品を見ても、誰もそれに該当する人がいないという形になります。
 
  筑摩の「筑摩世界文学大系」のなかに入っていたのですが、古い版で、新しい版も品切れ状態です。図書館で調べるとあるかも知れません。洋書は、Amazon.com あるいは Amazon.co.jp で捜せばあると思います。
  
(02-04-25 18:14)
  
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