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友達に誘われて広中平祐さんの講演会に行ったんですが、自分は初めてこの人を知ってなんかわからないけど代数幾何学の分野でフィールズ賞とってすごい人というのはわかったのですがどのくらいすごい人なんですか?秋山仁さんより数学ではすごいのでしょうか?教えてください

A 回答 (3件)

広中さんの講演を聞かれたのですか。


良かったですね。私も講演の原稿を読んだことありますが、
広中さんはユーモアがあって、大変謙虚な人ですね。
広中さんは標数0の体上の代数多様体の得意点解消という
大定理を証明しました。代数幾何では不滅の定理です。
この定理を使って滑らかな代数多様体に帰着させるということに良く使われて、代数幾何ではこの定理を仮定しないと何も出来ないといわれるくらいの
存在感がある定理です。どの位えらいかですが、
広中さんは日本数学史上5本の指に入る大数学者だと思います。
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秋山先生とは分野が違うので一概には比較できませんが


代数幾何のHironakaといえば,世界中の数学者で
知らない人はほとんどいないのではないでしょうか.

広中先生の業績は、、、すさまじいものなのですが,
一言でいえば「特異点解消問題の解決」です.
``resolution of singularities''とかいいます.

特異点というのは,例えば,y^2=x^3 のグラフを書くと
原点で尖がる(微分不可能)ので,そこを特異点というのですが,
この点である一定の操作(blowing-upとかいいます)を行うと
この特異点を,特異点の構造に依存した
特異ではない状態に変形できる(特異点を解消できる)んです.

広中先生の業績は,この操作を施すことで
実はどんな特異点も解消できるなんてお話です.
証明はすさまじいもので,そうそう理解できません
(私は挫折しました(^^;).
で,解消の過程にでてくる「グラフ」がその特異点の
構造を表してたりするので,わけの分からない点をじっと見るよりも
その「グラフ」を調べることで特異点のことが分かったりします.

幾何の主要なテーマに「特異点論」てのあるのですが,
特異点解消はその根底にある基本原理といえます.
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どういう意味で、「すごい」かということですが、広中氏と秋山氏を比較するのは難しいのではないでしょうか。



広中氏は、数学界で業績を挙げ、フィールズ賞、学士院賞などを受賞しています。
ハーバード、コロンビア大学等でも教えました。

一方秋山氏は、数学の面白さを中心に、テレビ等を通じて一般大衆にアピールしてくれました。
知名度は、高いと思います。

ということで、両氏共立派だと思います。
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