プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

子供の保育園では、外で餅やおにぎりを焼くときなどにたきぎとして集成材の端材を使っています。天然の木を燃やしたときとは明らかに違う黒い煙が出たりもしていて、いかにも体に悪そうでイヤなのですが、コスト面の問題もあり、確証もないのに「やめてください。」とは言えません。ダイオキシン等の有害物質を含む煙が食品に付着していて、食べると有害ではないかというのが私の考えなのですが、いかがでしょうか?

A 回答 (4件)

うーん、それは止めたほうがいいかと・・思います。


子供が関わる事ですから。

集成材といっても構造材からベニヤ板のようなものまで含まれるので
安全性については実際に何を燃やしているかにもよりますが・・。
また、燃焼による安全性などどのメーカーもデータありませんし。

まず、勘違いなされている点として「ダイオキシン」は
燃やした時の化学反応によるもので木材自体にはまずありません。
おそらく「ホルムアルデヒド」と間違われているかと。

集成材は接着剤によって固められていますが、
この接着剤にフェノール樹脂やレゾルシノール樹脂が多用されており、これらにホルムアルデヒドが含まれています。
いわゆるシックハウス症候群などの主な原因で化学物質過敏症に関与すると知られています。

ただし、エコ問題が取り上げられるようになってからは
ホルムアルデヒドを放出しない水性高分子イソシアネート系にする製品や会社も多くなっています。

じゃあ、イソシアネート系なら燃やしても安全かというと・・。
そうは簡単にいきません。
依然として塗料や防腐剤にさまざまな化学物質が使われいる事にはかわりないからです。
そもそもの輸入木材などに使われる防腐剤など、
どんな成分が使われているかよく分からないのが現状。
日本と海外では安全基準も異なります。
その集成材を作っている各メーカー毎に問い合わせればいいかもですが、
そんな事はほぼ不可能。
安心であるかと言えば、それは『安心とは言えない』と考えるべきです。

ですから、保育園の方には
「集成材にはホルムアルデヒドなどの健康に害になる成分が含まれている可能性があり、防腐剤なども同様に危ないかもしれない。」
との意見を伝えるべきでしょう。
お子さんは大人より何倍も化学物質に敏感ですから
その辺りを配慮して下さいっと。

ちなみに・・、野外でバーベキューなどをする場合にも
ちゃんと『炭』を買って用意する方がいいですね。
その燃やす木材をどこから調達してるか知りませんが、
集成材ではないとしても・・、建築用の木材ギレだと
上記のような防腐剤が使われている可能性も否定できません。
ちゃんとした伐採木などの『薪』を用意しないと危ないと思いますよ。

保母さんなのに、こういう知識はないのでしょうかねえ?
対象が子供ですから慎重になって悪い事はありません。
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この回答へのお礼

とても分かりやすく、大変参考になりました。ありがとうございました。ダイオキシンの問題と接着剤や防腐剤を燃やした際の毒性の問題は違うことや、集成材でないとしても建築用の木材ギレでは防腐剤などの問題もあることが分かったのは特に良かったです。今まで漠然とした不安がありつつ、調べようがなかったことなので本当に助かりました。やはり園には伝えてみたいと思います。ありがとうございました!!

お礼日時:2007/01/12 11:40

もちろん「有害物質を含む煙が食品に付着する」とは思うけど...


あえて言っちゃうと「そのくらいなら問題になるレベルではない」と思う.
そもそもダイオキシンってそんなに毒性強くないっす. 「摂取による死亡者数」だったらダイオキシンより餅の方がはるかに多い.

この回答への補足

ご回答の通りならば安心できるので嬉しいです。そのため、いくつか補足質問をしたいのですが、(1)「そのくらいなら問題になるレベルではない」と思われる根拠を教えてください。(2)ダイオキシンの毒性について、摂取してすぐ死につながる危険性についてはよく知らないのですが、体内に蓄積され、神経系統に異常をきたしたり免疫力を低下させるなど長期にわたって健康を害する危険性がある、特に成長過程の子供には影響が大きい、という記事を何かで読んだ記憶があり、心配をしている次第です。こういう面での毒性について教えていただけるとありがたいです。お時間がありましたらよろしくお願いします。

補足日時:2007/01/14 15:07
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No.2の回答者です。



有害金属については、木材の防腐剤としてクロムが含まれていることが多いです。また、塗料などは色によって様々あります。よく顔料系の成分として、鉛、カドミウムなどがあります。塗料系の成分は有機物の事が多く、金属が入っている事は少ないのです。

これらは、燃やすと灰となって残る事が多いです。
また、黒い煙と言うのは『煤(すす)』の事だと思いますが、不完全燃焼した炭素です。完全に燃焼すれば、炭素は二酸化炭素となるので、透明です。水蒸気が出るので、完全燃焼すれば、白い煙になります。

今の法令ですと、企業などが野焼きをすることは違法です。しかし、民間レベルでは、違法として捉えることは難しいです。(本当は違法です)

繰り返しになってしまいますが、やはり、子供さんの話なので、その様な行事は控えてもらった方が良いのではないかと思います。
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この回答へのお礼

重ねての詳しいご説明をありがとうございました。やはり、私にはかなり難しい内容ですが、教えていただいた範囲で園にも伝え、考えてもらうようにしたいと思いました。
子供の事を心配していただいているのがとてもありがたいです。本当にありがとうございました。

お礼日時:2007/01/14 15:06

私の住んでいる地域で、河川敷の草取りをした後、その草を燃やしました。

その燃えがらに含まれるダイオキシン類の含有量を測定した事があります。
ダイオキシン類の含有量としては、少ない量でしたが、確実に含まれていたというデータの公表がありました。
この測定について、ビニールなどの人工物は全く含まれていません。草木だけでの測定でした。

以上のことから、集合材の端材を焼く事で、ダイオキシン類が発生している事は、まず、間違いないでしょう。集合材についての説明は、No.1の方の説明の通りです。補足すると、木材に防腐処理を行っている場合、塗料を使っている場合などで、有害金属を含まれている事が多いです。従って、ダイオキシン類やシックハウス症候群を引き起こす物質だけではなく、有害金属も煙や灰に含まれていると考えられます。

子供さんの話なので、保育園がもう少し配慮すべきではないかと思います。
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この回答へのお礼

とても詳しく、分かりやすい説明をありがとうございました。とても参考になりました。草木だけを燃やしてもダイオキシンが発生するとは…。やっぱり、集合材等ではかなり危険になるんですね。園に伝える際、その根拠として有害金属が含まれている可能性もあることを伝えたいと思います。あっ、ところで「有害金属」というのは簡単に説明するとどういうもので、具体的にはどんな物があるのでしょうか?もう少し詳しく説明していただけるとありがたいです。お時間がありましたらよろしくお願いします。
今回は本当にありがとうございました!!

お礼日時:2007/01/12 11:48

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