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利潤を追求するという行為が、環境に与える影響(環境破壊など)についてどのように思いますか?
また、どういう点で関係していると思いますか??
ご意見を聞かせてください

因みに私が考えていることは大体以下の通りです

企業・政府が自分たちの利潤を追求するために、生産を上げていく
そして消費者に消費を促すためにコマーシャルを行い、需要を増やしていく
(大量生産大量消費が行われる)
これにより資源が使われると共に、環境の破壊が行われていく

A 回答 (2件)

利潤追求というのは、資本主義経済において絶対条件だと思います。


そのためには先ず、コストを下げなければなりません。そこで先ず目に付くのが人件費という訳です。
利潤追求という事は、いかに長時間働かせる事が出来て、しかも賃金は安ければ安い程良いという事になります。
つまり、資本主義(≒市場原理主義)においての、理想的な労働力はロボットという事になります。
その為、自分達の生活を犠牲にしてまで働かされ、その結果、社会に様々な歪みが生じています。
うつ病や犯罪の増加はその典型でしょう。
また、企業間の自由競争により、強い所が市場を独占してしまい、その結果格差が拡大するのも当然でしょう。
この事も社会の歪みに大きく関わっていると思います。

当然、環境にも影響を与えますよね。
本来、生活を豊かにするためのシステムだったのですが、いつの間にかお金を増やすことが目的に変わってしまい、その為には物をどんどん作って、売りさばけば売りさばく程良いという事になりますよね。
しかも、市場主義において全ての価値基準は、あくまで人気があるかどうかという事ですから、環境に良いハイブリッドカーや太陽光発電なども、コストがかかるという事で人気がなければ、市場では価値がないものと見なされます。

また、健康問題にも影響を与えていると思います。
大量生産によって飽食の世の中になり、様々な難病や奇病が急増しています。
昔では考えられなかった病気がたくさんありますよね。
いくら健康には悪くても、人々がおいしい物を求めている訳だから、それが市場主義においては良い事になります。
おっしゃる通り、宣伝の効果がものすごく大きいと思います。
そういう意味では、ゲーム機等にも一抹の不安(一抹どころではない?)があります。

そういった意味で、資本主義には限界があると思います。
経済は、あくまで机上の空論などではなく、環境や人に働きかけているという事です。
つまり、地球環境は決して無限ではないという事です。
かと言って、今さら共産主義に戻れる訳はないし、個人的にもちょっと極端だと思うのですが、少なくとも、何でもかんでも自由というのは絶対に良くないと思います。
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利益の追求には二つの方法があります。



一つは売上の増大。市場規模が拡大するかシェアを大きくとる必要があります。戦略的には長い目で見れば必要ですが、人口が増えるか、同じ人口でも満足度が大きく高くなるようなプロダクトが必要になります。売上と同時にコストも連動しますから、売上の増に利益率をかけたパーセンテージしか利益は増えません。

もう一つがコスト削減。コストには原材料費と人件費がありますが、両方あわせると生産性の向上と呼んだりもします。こちらは、出来上がるものが同じであっても、節約した額がそのまま利益に直結するので、短期的にはとりやすいです。家計においても、一万円給料を上げるのは難しいですが、一万円分の何かを節約するのは現実味があります。

生産性の向上は環境に対してプラスです。特に技術革新における生産性の向上は、地球資源を極力少なく使う方向に動きます。

例えば明かり一つをとっても、同じ明るさを得るのに、
たき火>ロウソク>鯨ランプ>灯油ランプ>電球>蛍光灯
の順にエネルギー消費量は劇的に減ります。ブレークスルーがなければ、鯨の乱獲はもっと長く続いていたでしょう。

農業を見ても、技術革新(と言っても普通に耕したり水をやったりするという基礎的なレベル)により、単位面積あたりの収穫量は劇的に増えています。逆に同じ量を得ようと思えば、片っ端から山を崩して農地に変える必要があるということです。

生産性とエネルギー効率に関しては、「エコノミスト 南の貧困と闘う」に詳しく書かれています。
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