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以前にも同様の質問をさせて頂きましたが、その時はジエチルエーテルの除去について伺いました。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2299349.html

これについては解決しましたが、現在は抽出液中に残留したトリクロロ酢酸(TCA)が酵素反応を阻害している可能性を疑っています。

上記質問内容のコピペですが、以下に実験操作を説明します。

植物組織から解糖系の中間代謝物である糖リン酸を抽出して酵素法で定量
組織を磨砕し、16% (w/v)トリクロロ酢酸(TCA)を含むジエチルエーテルで抽出します。その抽出液に16% (w/v)TCA水溶液を加え、遠心機にかけてからジエチルエーテル相を取り除きます。水相に残留しているTCAを除去するために再びジエチルエーテルを加えて二相に分離させてから取り除くという操作を数回繰り返します。こうして得られた水相を糖リン酸の試料液として酵素法による定量に用います。

抽出液に既知量の標準物質を加えても酵素反応が正常に進行しません。標準物質のみの場合は正常に進行するので、酵素を含めた試薬には問題がないことは確認されています。

-気になる点-
水酸化カリウムまたはトリエタノールアミンを添加して抽出液の中和を行っていますが、その際、もやもやした赤色の物質が生成してしまします(遠心すると沈殿します)。この赤色の物質はスルホサリチル酸水溶液で抽出する別の分析でも観察されますが、いったい何でしょうか?

質問はタイトルどおりですが、抽出液からTCAを取り除くためにはどうしたらよいでしょうか?また、酵素反応を阻害しないようにする方法が別にあれば、教えてください。論文をみるかぎりでは、ジエチルエーテルを使う以外の方法はみつけられませんでした。
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

ジエチルエーテルで数回繰り返し抽出しているなら、ふつうは問題ありません。

PH試験紙で中性になっていることを確認しましょう。それでもダメならさらに強めの緩衝液を加えます。

可能ならその糖リン酸そのものか、代替物を買ってポジティブコントロールを取りましょう。
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この回答へのお礼

ポジコンをとってみたところ、やはり反応が進行しませんでした。しかし、植物試料を入れないブランクをつくってみると反応が進行しました。その後、植物由来の夾雑物による反応阻害を考え、様々な対応策を練った結果、PVPPによってポリフェノール系二次代謝物を除去してやると反応が進行することが確認されました(この時、赤色の物質は生成しません)。ご指摘の通り、TCAについては問題ではなかったということになります。ありがとうございました。

お礼日時:2007/02/09 18:46

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