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みなさま初めまして。ファッションモデルはなぜ細いのでしょうか?
ファッションモデルが細いとうい歴史はどのような経緯で確立されたのでしょうか?ファッション、デザイナーの哲学があるのでしょうか?
モデルさんを見ていると無意識に宇宙人的であるとも思ってしますのですが、脂肪というエネルギーツールを外部に置く(アウトソーシング?)=進化、今後地球の重力が強くなることを予感しており無意識に
細さを求める?。
などなど心理学、社会学、妄想的仮説
ご意見お願いいたします。

A 回答 (4件)

あらかじめお断りしておきますと、的確な回答が思いつきません。


いろんな理由があるように思われ、自分の中で上手く整理できません。
とりいそぎ、歴史のみ確認していきたいと思います。

> 細いモデルが市民権を得たのはオードリー・ヘップバーンの登場
> あたりからだと記憶しています。
50年代、60年代という時代が大事かな、と思います。
ヘップバーンとジバンシーのコンビが活躍したのは
1950年代後半から60年代前半ですね。
でも、一方でこの時代はエリザベス・テイラーやマリリン・モンローといった
グラマーな女優がセックスシンボルとして人気を博していましたね。

この次期、ファッション史上ではきわめて大きな転換がありましたね。
オートクチュールからプレタポルテへの転換です。
クチュールはある意味で「いかに体に沿った立体的な服をつくるか」がポイントです。
大雑把に言えば凹凸を強調した服ですし
つまるところ人気の主流はグラマラスな身体だったのでしょう。

約束事の多いクチュールに閉塞感を感じていたデザイナーは
プレタポルテに活動の場を移し
既成概念に囚われない新しい美意識の構築に取組みました。
ジバンシーのようなデザイナー達にとって
ヘップバーンのような身体というのは
新しいシルエットづくりにおける大きな武器になったのでしょう。

60年代後半になるとツイギーがミニスカートを引っさげてやってきましたね。
彼女が現在の細いファッションモデルの原型ではないでしょうか。
60年代後半~70年代前半のミニスカート・ブームで大活躍したデザイナーといえば
マリー・クワントとパコ・ラバンヌだと思います。
マリー・クワントはモッズやサイケといったロックがベースですし
パコ・ラバンヌはフューチャリズムの人ですね。
多分、ロックとフューチャーは、細身と馴染みやすいのだと思います。
一方、グラマーってのは高級感や成熟感に馴染むのだと思います。
(つまり細身の逆ベクトルだと思います。)

80年代は女性の社会進出が進みキャリアウーマンがもてはやされた時代でした。
女性を堂々と見せるため服は肩が大きくてね。
ある意味、リッチな時代でした。
ですのでこの時代のモデルはグラマーが基本。
新しい要素として「鍛えられた感じ」が求められました。
(ストリートダンスやエアロビクスなど体を動かすことが流行していたし。)
大活躍したのはリンダ・エヴァンジェリスタ、ナオミ・キャンベル
シンディ・クロフォード、クリスティー・ターリントン、クラウディア・シファー
でしょうか。彼女たちはスーパーモデルと呼ばれ、ブームになりましたね。

90年代に入るや否や、この流れがガラッと変わります。
モデルでいえばケイト・モスの登場。
ファッションでいえばジェネレーションXと呼ばれる若いデザイナーの台頭。
その背景にあるのが世界的な不況とグランジ・ロックではないかと思います。

モッズもパンクもグランジもそうですが
白人のストリート系ロックの影響を受けたファッションは全部細身です。
やはり、贅沢さ、優雅さ、成熟とは逆のベクトルなんでしょうね。

以後、景気は曲りなりにも回復し、ファッションもゴージャスに
あるいはキレイに品良くなりましたが
細身のプロポーションは依然、主流を占めています。
ゆえに細身のモデルが求められています。
なぜ、でしょう?
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この回答へのお礼

非常に専門的なご回答ありがとうございます。時代の波によって色々
微妙に変わってくるようですが、オートクチュールからプレタポルテへの転換はたしかに大きなファクターになると思いました。プレタポルテで少し小さいと思われるサイズ設定が着るヒトにも覚悟、努力を求めらて達成感が得られるような・・。というシステムのような気がして
まいりました。
大変参考になりました。

お礼日時:2007/02/15 21:58

面白い視点かと思いますが、一番はどんな洋服も良く見せる効果が上がるからだと思います。


モデルさんは本当にハンガーが歩いてるかの如く細いです。
顔も小さく、凡人から見るとまさに「非日常的」スタイルです。
通販で洋服を買った事がある人はわかると思いますが、カタログではスタイルのいいモデルが着用しているので品物が実際よりかなり良く見えます。
届いた物を自分が着てみるとそのイメージの違いに愕然とする…、そんな経験をした方は多いはずです。
一方でプロのモデルさんは商品である自分の体のケアに命をかけてると言っていいくらい気を付けているわけですね。
もともとスレンダーに生まれついた体に一層みがきをかけてそのスタイルを維持しようとつとめています。

細いモデルが市民権を得たのはオードリー・ヘップバーンの登場あたりからだと記憶しています。
それまでは出る所は出ているモデルが多かったようです。
第二次大戦後、経済の発達と共にそれまで非社会的立場にいた女性が社会に進出し始めた歴史と重なると思います。
ヘップバーンが華麗にジバンシーを着こなして全世界の女性をとりこにしました。
男性に媚びない中性的スタイルがもてはやされ、以降モデルは細くなければという風潮が続いています。
これは再び男性による封建的社会下に女性が置かれるという時代でも来なければ永遠に続くのかも知れません。
スレンダーなモデルは女性の憧れであり、男性の意向ではないと思います。

しかしつい先日もモデルが拒食症で亡くなる事件も起きているし、パリコレでも痩せすぎのモデルを排除する運動が見られるように、これからは少し事情が違って行くかも知れませんね。
女性達がふくよかなモデルを認められる日が来た時こそ本当の意味で女性の社会的立場は確立するのかも知れません。
妄想的仮説でした。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。オードリーはとても細いですよね。
女性の嗜好と男性のそれとが完全には一致しないとうのは私も思っていまして、封建的社会に対する抵抗と捉えてみるのは非常におもしろいところです。
大変参考になりました!!

お礼日時:2007/02/15 21:41

妄想的仮説かどうかは分からないが、流行のスタイルの人がモデルになっているだけでは?



とはいえ、流行のスタイルは流行を作っている人がいるわけで、その人に聞かなければいけないわけではあるが・・・

(大)昔と今とはモデルのスタイルがあまりにも違います。流行が違うからです。基本的に流行りとは入手しにいくい物,希少価値があるものになる事が多いです。

昔のふっくらした人が流行った時代は食料が少なかった。
今の健康ブームは現代人が健康に気を使えるほどに余裕が出来た。

以上を踏まえて、現代は先進国においては飽食の時代であり、それに伴い、やせる事の方が難しくなり希少価値が増えた。さらに、適度にやせている方が健康的に良いというイメージを持つ人が増えた。その為、良いイメージを得られる人=スタイルのいい人という考えからモデルとなる人に細い人が増えた。

妄想してみました。
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「モデルに合わせてデザインをする」のではなく、「デザインされた服に合わせて着る人を決める」からでは?


モデルの人数に会うように各サイズの服を作るなんて不経済です。
いきおい、「やせているほうがどんな服でも着ることが可能」イコール「モデルはやせていると出番が増えてお得」となりますよね。
どんなに美しくてもショーに出れなければ意味ないです。
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