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今年レッドソックスに移籍した松坂大輔投手やロッテの渡辺俊介投手が投げているといわれていますが、本当にジャイロボールは存在するのでしょうか?また、ジャイロボールだとなにが利点となるのでしょうか?

A 回答 (7件)

まずはじめに「ジャイロボール」と呼ばれるものは魔球かどうかは別として実際に存在します。


そして定義ですが、提唱者の手塚一志氏ものだと以下のようになります
・ジャイロ回転(打者に向かってドリルのような回転)をしている
・直球(つまり左右にはあまり変化しない)である
・ツーシームとフォーシームの2種類がある
次に利点ですが、上に挙げたとおり直球なので、通常回転の直球と比較して考えます。フォーシームの場合、通常回転に比べボールの後ろ側の気流がきれいにんがれることで空気抵抗が非常に少なくなることで初速と終速の差が縮まり、通常回転より早くベースに到達します。一般的に打者はリリースからベース到達までの「時間」で体感速度を測っているので「速い」もしくは「手元でノビる」と感じます。通常回転の球は縦方向に回転することで球の上側と下側の気圧を変化させることで揚力を生み出し、重力を一部減少させている(これをマグナス効果という)ので回転数を増やすことで浮き上がるもしくはそう感じさせることはありますが、ジャイロ回転ではそういった効果が発揮されないため実際には沈むボールであり浮き上がることはありません。ツーシームの場合、前述の空気抵抗減少が縫い目が合わないことでなくなり、初速と終速の差は縮まらず、マグナス効果も発生しないため打者からは「遅い」上に大きく「落下」します(ほぼチェンジアップと同じです)。更にもう1つ、これは私の経験的なものもしくは推測なので「眉つば」ものと思ってください。通常回転の場合、バットに当たったとき回転の方向がバットと垂直になるので回転数が多ければ多いほどボールとバットの反発力が増します(これは本当)。つまり「球が軽い」状態になります。それに対し、ジャイロ回転の場合バットとは回転方向が平行な上、直進性、貫通性が強いので「球が重い」状態になると考えられます。実際に投げ分けて試してみたところ、偶然かもしれませんし別の要因かもしれませんが実際の打球も飛距離が違っていました。通常回転の球ではボールの「ノビ」と「重さ」を両立することは非常に難しいですが、ジャイロボールでは比較的容易に実現可能と考えられます。
以上がジャイロボールの利点です。これだけ見ると「全然ジャイロのほうが良いじゃん」と思いますが、そうとも限りません。なぜならば、すべてのボールを変化球と捉えるならば、バックスピンのボールはあらゆる変化球のうちで唯一「上方向」に変化するボールであるということです。そしてバットは上から下へ振り出す以上、バッターにとって最も対応が難しい変化は「上方向」です。
結論を言うならば、ジャイロボールは「前後」の変化に富むことでタイミングをずらし、バックスピンのボールは「上下」の変化に富むことでミートをずらすことができるボールであると私は考えます。そして、どちらも優れた「変化球」であり、極めれば大きな武器になると思います。
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アンダーの投手にはジャイロは多いそうです。


上手のジャイロは見たことがありませんが、実際にいます。
4シームジャイロは浮き上がるように伸びます。
2シームジャイロは下へ曲がる縦のスライダーになります。
ジャイロは当てても飛びません。普通のストレートの縦回転では
ないからです。当てると重く感じます。
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かつての野茂投手と川尻投手が投げたと聞いたことがあります。



渡辺俊はアンダーなので当然浮き上がるので”浮き上がる”という点では一緒ですがジャイロボールではないと思います。(パワプロではついてます)
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元阪神の川尻もなげられます。

つまり横手なげの方が投げやすいということでしょう。
松坂のもジャイロボールであり、非対称のジャイロボールということです。
http://www.athome.co.jp/academy/physics/phy05.html
ここの中段下にあります。
いわく、ストレートより速く、フォークより落ちる球で、
握りだけで速さ・落ち幅をコントロールできるため、打者にとってはフォームや腕の不利で見破れない厄介な球になるということです。
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ジャイロボールは実際に存在します。


No.1の方の補足になりますが、
空気抵抗が通常のボールより少ないことにより、通常のボールより打者に届くまでに落ちる高さが少なくなるため、打者にはあたかもうきあがってくるように見えます。(自分の予測している軌道よりも上を通るため)

あと、松坂がジャイロと言われているボールはスライダーで、意図てきに落としているのでジャイロとは少し違うのではないかと手塚さん(ジャイロボールを発見した人)が言っていました。
俊介は正真正銘のジャイロボールだそうです。
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どうもこんちは。


渡辺俊介が投げた事があるかは知りませんが
松坂はNewsで出た映像だと確かにジャイロボールを投げている投球があります。
しかしながら2人とも意識的には投げていないはずだし
カーブかスライダーを投げた時に指の係り具合で結果的にジャイロになっていると言う事だと思います、ようは投げそこないですね。
ただ1試合に1回くらいなのか?数試合に1回くらいなのか?は知りませんけど。
利点は人間の目には予想できない変化をすると言う事ですよね、
投球されたボールは当然ストレートでも放物線を描いています
従来の変化球はフォークだって打者の手前で落ちるのではなく投げ始めた時点から徐々に落ちながら決まった放物線を描いていきます、なので予測できますが
ナックルもそうだしツーシームもそうですがジャイロも決まった放物線を描かない場合が起こるので人は反応できない事が起こるんだと思います。
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普通に投げると縦回転なので空気抵抗が大きいんです。

ところがジャイロだとドリルのような回転をするのでボールのすぐ前にある空気が横に逃げていく感じになるので、空気抵抗がすくなく、初速と終速の差がほとんどかわらないです。だから打者にとっては球ののびがかなりスゴく感じて、とても打ちにくいんです。だから「幻の魔球」といわれているんですね。
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