尼港事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%BC%E6%B8%AF% …
の記述の中で「日本海賊史に名高い剣客「江連力一郎」の大輝丸事件は尼港事件を発端とする」ということを知りました。歴史には詳しいつもりですが初耳でした。
ネット検索した結果では、
* 大輝丸がソ連の帆船を襲撃し、海賊行為として検挙された。
* 江連力一郎は日本の法廷で懲役12年の刑となった。
ということですが、
1. 「大輝丸事件」のより詳しい情報
2. 上記について書いてある文献
をご教示頂ければ幸甚です。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
T.11.9.17 江連力一郎(35歳)が大輝丸740トンを汽船会社から借り受け、「オーツクの鉱山成金(日本人)の採り残した砂金を取りに行く」といって砂金分配を好餌(ウソ)に60人の人夫を募集、雇用。
9.26小樽出航、黒竜江河口沖合いで露国のランチ、発動機船各1隻を略奪、さらに北樺太のデカストリー付近で、帆船1隻を捕獲。
この帆船の積荷(鮭6万尾、鱈2万尾、石油、魚油その他)を略奪、露人乗員16人を大輝丸に移し監禁。
10.22 このうちの露人12人を配下(人夫)に命じて日本刀で斬殺させ、翌23日に残りの4人も同様に惨殺。小樽入港後略奪品を荷揚げし、江連は「しゃべったら殺すぞ。」と日本刀とピストルで人夫らを脅し、わずか150円を分配しただけで解散。
12月に入り、人夫のうちの二人が警視庁に自首して海賊事件が発覚。同13日江連は逮捕されT.12.2.2懲役12年の刑に処される。
取調べのとき「尼港事件の被害者のため、天に代わって正義の剣を加えた」と熱弁をふるう。
江連はその後、恩赦で出所後満州方面へいったらしい。
以上は全日本新聞連盟の日本の1世紀に拠りました。
昭和30年頃、文芸春秋か何かで読み物風の記事を読んだ記憶があります。
図書館へ行けば何かあるかも知れません。
この回答への補足
江連某を仮に現在の刑法で裁いたら、いかなる罪名と量刑になるのかどうか。法律に詳しい方、ぜひ宜しくお願いします。
ブラゴウェシチェンスクにおける清国人虐殺、尼港事件、あるいは昭和20年に満州や北朝鮮で数限りなく行われた残虐行為を考えれば、ロシア人=ソ連人の残酷さ(一切手加減をしない、奪えるものは全て奪う)は「民族性」かとも思えます。
が、江連某の「報復行為」もかなり恥ずかしい内容ですし、「証拠封じのためにソ連人乗員は全員殺す」という残酷性はロシア人の行為と異ならないと思われます。
早々のご回答ありがとうございます。
江連力一郎なる男、正真正銘の「海賊」、しかも仲間に約束どおりにカネを払わずに儲けを独占しようと言うのは全く頂けません。無期徒刑くらいの厳刑でもよさそうなケースですね。
「取調べのとき「尼港事件の被害者のため、天に代わって正義の剣を加えた」と熱弁をふるう。」
というのは、全くとってつけた口から出任せの言い訳のように見えます。
No.2
- 回答日時:
NO.1です。
法律には詳しくありませんので、恐縮ですが雑談的に。
NO.1の記事をまとめながら、江連が実際に斬殺に手を下していなかったのかどうか、仔細にチェックして見たのですが、どうもそのような記述は見当たりませんでした。剣道屋のようですから、やったんじゃないかという疑いは消えませんが。
現在の刑法で裁けば、外地の出来事であっても、強盗殺人14人ですから、死刑までいけるんじゃないでしょうか、麻原彰晃も死刑でしたし。
ウィキペディアに江連を「剣客」と書いているのは気に入りませんな。それに、この時代に剣客といえる人は、もういないんじゃないでしょうか。
とにかく正規軍や官憲が人を殺すのには、殺し方にもまだ常識が通用するところがありますが、パルチザンや暴徒はどうしようもなく残虐ですね。
>ブラゴウェシチェンスクにおける清国人虐殺、尼港事件、あるいは昭和20年に満州や北朝鮮で数限りなく行われた残虐行為を考えれば、ロシア人=ソ連人の残酷さ(一切手加減をしない、奪えるものは全て奪う)は「民族性」かとも思えます。
・・・・・については全く同感です。シベリアに抑留された兵隊の中には「ロスケの兵隊に金歯をペンチで引き抜かれた」人もいるようです。
そういう意味では、ソ連軍は正規軍と言いがたいところがありますね。
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