人生のプチ美学を教えてください!!

家内の父は現在85歳ですが、5年前心筋梗塞の手術をし、
無事退院しました。その後、定期診断を受けていたのですが
一年程前、多少再発の恐れがあるという事で入院検査をした後、
高齢という事もありずっと入院しています。
その後、嚥下障害と言われ 鼻にパイプをいれられ食事は
すべて流動食という状態です。年齢の問題はありますが
元に戻る可能性はないのでしょうか?痛々しい雰囲気で
リハビリもままならず、ずっとベッドに寝っぱなしで可哀想なのですが。

A 回答 (4件)

口腔内(口の中)に入った液体や食塊(食べ物)を、咽頭、食道を経て胃まで送ることを嚥下といいます。


嚥下は、口腔相、咽頭相、食道相の3つの相に分けられます。
口腔相とは、随意的(意識的)に舌によって食塊を咽頭に移動させることをいいます。
咽頭相とは、反射運動によって食塊を咽頭から食道へ送るまでをいいます。
食道相とは、蠕動運動によって食塊を胃まで輸送する食道における過程をいいます。
嚥下が正常に行うことができない場合を嚥下障害といい、3つの相のどこの部位で障害が生じているかによって原因も異なります。今回の質問の内容だけでは、原因の推測はできず、今後どうなるかについてもお答えすることはできません。
あとは意識がどのくらいはっきりしているかも気になります。意識レベルが低下すると、誤嚥を起こす危険性もありますので、そのようなことがあれば、鼻からチューブを挿入することもあります。
(誤嚥とは口腔内あるいは胃の内容物を気管や肺内に吸引することをいいます。非常に危険です。)
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この回答へのお礼

詳細な回答をいただき有難うございました。
どの部位で障害が起きているかは、私も知りませんので
今度、家内に確認しておきます。
意識はきちんとしており、スポーツ番組の観戦などしています。
(首を動かすなどはあまりしませんが)
寝たきりのままだと、リハビリへの移行が難しくなるのでは
という事からの質問でした。ご回答有難うございました。

お礼日時:2001/01/16 12:10

anakinさん同様、情報が足りないためここでお父様の今後について断定はできませんが、ご家族の方で確認しておくべきことはあります。



・嚥下障害の状況と回復・嚥下訓練の可能性について
・寝かせられきりとのことだが、からだの方のリハビリの必要性

これを病院側でどう考え取り組んでいるのか、主治医と病棟両方に確認してみて下さい。病院側ではそれなりの理由があって、その状況でみているとは思いますが、
場合によっては、ご本人の状況の査定を怠っていたり(なんとなくそのままにしている)、必要と判断できていても、業務多忙のため等、施設側の理由で必要なリハビリを怠っている可能性もあります。
行っている方法に納得が行かない場合は、よく担当者と話し合って見て、またご相談ください。
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嚥下に関しては、anakinさんの詳しい回答がありますので、そのほかのことについて多少述べさせていただきます。


心筋梗塞の既往があると言うことですので、脳梗塞も起こしている可能性があるかもしれません。延髄に小さな梗塞が生じた場合など、手足の運動麻痺はほとんどないのに嚥下障害が起こることがあります(球麻痺と言います)。これは、延髄に喉や舌の筋肉を動かす命令を出したり、嚥下反射に関係する大事な部分があるためです。また、両側の大脳半球皮質下に小さな脳梗塞が多発するような場合にも、手足の麻痺はほとんどなくても嚥下障害が強く出ることもあります(仮性球麻痺と言います)。球麻痺は3、40歳くらいの若い方に起こった場合には比較的良く回復することが多いのですが、高齢の方ですと、残念ながらなかなか回復が難しいのが実状です。

経鼻胃管が入っていることが、直接リハビリの妨げになることはほとんどないと思います。私は脳外科医なのですが、実際、経鼻胃管が入っている状態でリハビリに励んでいる方はたくさんいらっしゃいますので・・・ 。また、経鼻胃管が長期に及ぶ方などでは、腹壁から胃の中に管を通す「胃瘻」という方法も、現在ではおなかを開けることなく比較的安全に行っていますが・・・  問題は、ご本人にあまりリハビリを積極的に行う意志がないとか、その病院ではあまり積極的にリハビリに取り組んでいない場合とかでしょうか。(その病院のことは全くわからないので、批判しているわけではありません。可能性の問題です)

この回答への補足

大変、丁寧で分かりやすい回答をいただき有難うございました。
病院からは、水分を摂ると咳き込み、肺に入ってしまう(anakinさんの言う所の
喉部分になるのでしょうか)為、経鼻胃管を使っていらっしゃるようです。
飴やゼリーは一日一回くらい食べられるようです。

先生のご回答では、回復が難しいとありますが訓練で水分を摂ったり、普通の
食事ができるようになると良いのですが。
(専門医の方とかが必要なんでしょうか?)
硬膜下出血を去年の一月にして、それ以来時々、食事に変わる事もありましたが
最近では、ほぼずっと経鼻胃管使用になってしまいました。

3名の皆様の親切なご回答、まことに有りがたく感謝に堪えません。

補足日時:2001/01/17 23:24
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嚥下の第2期(咽頭相)の障害のようですね。

あるいは、声帯の麻痺があり、飲み込む際に完全に声帯が閉じないために気管に水分が流れ込むのかもしれません(誤嚥)。

嚥下が上手に出来るかどうかは、バリウムなどの造影剤を薄めたものを合図と共に飲み込んでもらい、レントゲンの連続撮影をすることで確認できます。また、声帯の麻痺の有無は、耳鼻科的にファイバースコープで声帯の動きを観察することにより可能です。

嚥下訓練は、うちの病院では言語療法士さんがやってくれています(うちの病院ではリハビリのスタッフが質・量ともに充実していて、言語療法士だけで3人いるのですが)。通常一番誤嚥が少ない姿勢は、ベッドの背もたれを60度起こして、頚部を30度屈曲して飲み込む方法のようです。

また、全くの水分だと誤嚥しやすいけれども、ゼリー状のものであれば誤嚥しないと言うことであれば、とろみアップというような名前のいくつかの製品があって、それを混ぜることによってとろみをつけ、飲み込みやすくすると言うようなこともやっています。

義父さん、少しでも良くなればいいですね。お大事にどうぞ。
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