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とある漢和辞典を読んでいたら、「....日本人が漢字に訓を当てて読んだのは当然のことで...」と書かれていていました。しかし、日本語と構造が似て日本語と同じく漢字文化を取り入れた韓国語では漢字は音読だけで訓読みはしませんよね。どうしてでしょうか?

A 回答 (2件)

その漢和辞典に書いてあることは当然とも言えないと思います。

尤も偶然とまでは行きませんけど。先ず、文字を持たなかった中国の周辺民族の全てが漢字を取り入れたわけではありません。ご存知のように漢字は表意文字で数も夥しいので、覚えるには何年もかかり、また使いこなすのはそれまた大変でした。確かに、昔は漢字を取り入れて自国風に改良した民族文字もありますね。西夏文字が有名ですね。ベトナムも漢字を取り入れましたが、自国語を表すのにはチュノムを考案しました。
さて、本題の韓国語ですが、韓国語も大昔は吏吐や郷札という漢字を音読だけでなく訓読みして自国語を表記する試みが行われ、それは日本人が「カナ」を作るヒントになったという説も有力です。しかし、韓国語は日本語より発音が複雑なので、日本語のように50音で表せるものではありませんでした。日本語にしても初めから現在のような漢字仮名交じり文が確立していたわけでなく、最初のうちは漢字の音だけを借りる万葉仮名が用いられていました。万葉仮名は同じ音に幾つもの漢字が当てられていて、正式な文章は日本でも漢文が用いられていました。
韓国語の場合は 日本よりも中国の強い影響下に絶えず置かれていたこともあって、吏吐や郷札は廃れてしまいました。
そして時代が下り15世紀になるとハングルが考案されますが、それは
漢字を読めない平民の為に考案されたので、ハングルに漢字を混ぜるという発想自体がありませんでした。
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 漢字を漢文の中だけで使う場合には、訓読みの必用はないのではないかと思います。

日本では日本語の中に漢字を取り入れるという使い方があります。もちろん漢文の中で使うというやり方もありましたが。
 朝鮮では近代に至るまで自国語の中に漢字を取り入れるということはなく、日常語と公用文章は厳しく分かれていたそうです。そういう使い方では訓読みが入る余地はないのではないでしょうか。
 朝鮮語に訓読みが全くないわけではありません。朝鮮で作った漢字というのがありまして、それらには当然音はなくて訓のみです。裃という字に音がないのと同じことです。一例として石という字の下に乙という字を書く漢字があります。発音は「トル」です。つまり石が意味を表して、乙が発音を(その一部ですが)表しているわけです。
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