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英語や手話で演じる落語家は居るのに、どうして江戸弁と大阪弁をそれぞれ完璧なアクセントで、江戸、上方両方の落語をやる噺家は居ないのでしょうか?
何かタブーでもあるのでしょうか?
東京の人が大阪弁をマスターするのは難しいと思いますが、大阪の人が江戸弁をマスターするのは、それほど難しい事とは思わいません。
現に林家ぺーさんは、大阪出身だと思いますが。

A 回答 (1件)

落語家は、師匠に入門して、どこかの流派に属し、その師匠から落語を習います。


基本的に「師匠に教わった(稽古してもらった)」噺以外は出さないはずです。
上方の師匠は上方の噺しか教えませんし、江戸も同じです。
上方の落語家が江戸噺を出すということは、かなり師匠をないがしろにした行為になりますから、おそらく破門覚悟になるのではないでしょうか。

上方のひとが江戸弁を覚えるのはなんとかなりそうだとお思いかもしれませんが、
標準語=江戸弁ではありません。「江戸弁」も標準語とはかなり違う、一種の「方言」です。
言語としての特殊性は同じ様なものなので、自然にしゃべれるまでに身につけるのはやはり難しいと思います
(細かく言うといわゆる「江戸落語」で使っている言葉は、「江戸時代の江戸の言葉」というよりは明治→戦前あたりの花柳界の「幇間言葉」が近いと思いますが、まあ言語としてのローカル性は同じことです)。
さらに、上方と江戸では文化的土壌も違うので、昔の生活感の描写についても一から覚えなければなりません。

違う地域の言語を身につけて完成度の高い芸として披露するのはやはり、かなり難しいので、
破門されて芸名を失うリスクを犯してまでチャレンジするメリットはあまりないと思われます。
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この回答へのお礼

なるほどそういうことなのですね、大変参考になりました。
返事が遅くなりまして申し訳ありません。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/07 06:31

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