プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

国家による銃砲の規制は豊臣秀吉の時代のことでこれは世界最初である
また、銃砲を戦争に利用したのは織田信長でこれも世界最初であるという説があるのですが、本当でしょうか

A 回答 (3件)

鉄砲規制はちょっと私はわからないのでほかの方に譲ります。



さて、鉄砲を最初に戦争に利用した・・ですが、これは鉄砲の定義が難しいところですが、これは手持ち式火器と考えさせていただきます。
手持ち式火器の世界最初の使用は、ヨーロッパにおいては15世紀初頭のドイツで、フス戦争でのことであるとされています。
マスケット銃、というかこのころのはまだハンドガンという定義しかできない程度のものなのですが、使用されました。なお、このハンドガンがピストルの語源で、今でも携帯用小型銃の代名詞ですね。
この時代から、いわゆる火器の時代(そしてキリスト教分裂の時代)が始まり、私は欧州近代の始まりと思っていますが、まあこれは別の話です・・・
そのため、明らかに信長ではありません。

さて、火薬発祥の地である中国ですが、兵器としては金後期にはすでに実用化にこぎつけていたとされています。しかし、これは震天雷という、火砲、つまり大砲の原型みたいなものであるらしく、元寇でつかわれた「鉄炮」の親戚みたいなものです。
ただ、手持ち式火器となると、ちょっと不明で、おそらく中国では積極的には発達せず、ヨーロッパのほうが開発自体は早かったと考えられます。しかし、鉄砲と違う系列で、明渡来の火薬を使い大音響を出す兵器はあったとされていますから(倭寇がもってきたという説が強いです)、ヨーロッパにそれほど遅れずに手持ち火器が開発されていたとは考えられます。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

3人様、ありがとうございました。まず銃というものは最初から銃であったわけではないので、火器と考えるとかなり昔からあったものと考えていいですね。当然信長が最初ではないということですね。

お礼日時:2007/04/24 00:23

戦国末の銃器に関しては


藤木久志『刀狩り--武器を封印した民衆--』(岩波新書)
などに詳しい。
他の藤木氏の書籍にあたれば、信長の集団戦法等の不可能性がわかります。
銃器を含めた兵器の身分制による統制は、世界的に古代から見られることです。
    • good
    • 0

信長が世界最初というのは、明らかに間違い。


集団戦法で信長が最初とう説がありますが、最近では否定されています。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!