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海島構造という言葉を聞きますがどういったものなのですか?
また、海島構造になるとどういったメリットがあるのか教えて下さい。

A 回答 (3件)

複数の成分を含む高分子の相状態の一つです。


主に、二成分系の相状態で見られますが。
例えばAという成分とBという成分を混ぜた場合。
その二つがあまりなじみがよくない物質だとすると、成分は混ぜても本質的には混合しません。
また、近くにいるA同士、B同士でくっつきたがります。
海島構造というのは二成分のうち片一方の量がかなり多い場合に生じる状態で、表面部分に島のように少ない方の成分が散らばる状態です。
成分の量が五分五分だとラメラと呼ばれる地層積み重なり状態、それより少しバランスが崩れるとシリンダーと呼ばれて、複数の井戸が掘られているような状態になります。
ラメラやシリンダーはその性質を利用して様々な製造工程に使われていますが、海島は表面のみの状態なので、主に材料の質感(見た目)の変化に寄与します。
有名なのは、漆の表面などでしょうか。
あのしっとりとした仕上がりは、ウルシオールの海に多糖類の島が生じている状態で、ただの単成分塗料のつやつやとは異なる深い質感が得られています。
以上でよろしいでしょうか?
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
うるしって奥が深いですね。

お礼日時:2002/07/05 19:16

海島(うみしま)構造とは、太平洋の真中に点在する島のイメージです。


結晶の海に他の粒子の島が存在すると感じでしょうか。とにかく相分離おこしている状態です。メリットは良くわかりませんが、硬いポリマーの結晶にゴムの粒子がある場合はポリマーの脆さをゴムの弾性でカバーできるということです。あまり自信は有りませんが、ポリマー関係には多いみたいです。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
言い当て妙ですね。

お礼日時:2002/07/05 19:17

例えば、メッキの場合、ベースとなるメッキ皮膜のなかに他の物質が入っているような構造。


ニッケルメッキにテフロンの粒子を共析させたような感じかなぁ・・・・
で、ニッケルメッキの堅さと、テフロンの滑潤性を併せ持つ被膜が出来る  と。

全く自信は有りませんが、こんな感じだと思います。

あ、検索してみたら参考URLが見つかりました。
ご参考に・・・

参考URL:http://www.arma.jp/ab02_20.htm
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
URLの説明でよく分かりました。

お礼日時:2002/07/05 19:15

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