質問

最近になって初めてこういった分野に興味を持った全くの素人です。マルクス・レーニン主義について質問させてください。

マルクス・レーニン主義=共産主義というような説明を見たのですが、これは正しいのでしょうか?
マルクス主義をレーニンが発展させたものがマルクス・レーニン主義であると大雑把に理解しているのですが、マルクス主義、マルクス・レーニン主義、共産主義の三つのつながりがよく理解できません…。
また以前の教えてで「社会主義」と「共産主義」の関係を、社会主義の終局が共産主義、または共産主義の理想実現の前段階が社会主義であるというような回答があったのですが、これはマルクス・レーニン主義の見方からでも変わらないのでしょうか?
マルクス・レーニン主義における「社会主義」「共産主義」は何を意味して、どういう関係なのでしょうか?

非常に面倒な質問ばかりで申し訳ありませんが、どなたか専門知識のある方の回答をいただければ幸いです。

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回答 (4件)

#2です。
ちょっと、誤りがあったので訂正を含めて補足をしてみたいと思います。

>その結果が、「共産主義」です。
>広義では、財産共有社会を指すので、中世キリスト教も共産主義となりますが、多くの場合、狭義の意味での「共産主義」としてロシアで成立した「共産党」をその祖とする思想を指します。

「その結果が、「共産主義」です」という部分は誤りですね。
済みません。以下に、訂正文を。

共産主義とは、もともと「財産を共有した社会」を指す言葉でした。
この考えは古く、プラトンの思想にも見られますし、中世カトリック教会の中には、この考えに基づいて運営されていたものもあります。(フランチェスコ修道会など)

それが、近代になり自由主義経済の根っこにある「私有財産」を否定することで資産家に立ち向かう労働者という構図にすり替わりました。
そして、この構図を築き上げたのがマルクスと言えるかと思います。
そして、「過渡期としての社会主義(プロレタリアート独裁)」を考え出したのもマルクスです。
それを、レーニン及びスターリンがロシアに持ち込み、「ソ連型共産主義」が生まれたといえます。

>No.3の方が「共産主義はマルクスが予言した理想の社会で、共産主義を実現するためにレーニンが作った社会主義がマルクス=レーニン主義と理解すればよいかと思います。」と回答を下さっているのですが、ということはマルクス・レーニン主義にとってもマルクス主義と同じく、理想の最終的なところは共産主義で、その実現のための社会主義である。

そうですね、そういった理解で良いかと思います。
ただ、厳密に言えばスターリンによってかなり変更が加えられています。
その一番の特徴は、レーニンはマルクスの「世界革命」を継承していたのに対して、スターリンは必ずしも「世界革命」を目指していたわけではないということです。
そして、この事はコミンテルンでの論争に発展します。
これが、「共産主義者の内ゲバ」という印象を強めたのだと思います。
また、スターリン主義は一党独裁を強調しており中国もそれを継承していると言えます。

まぁ、マルクスが考えた思想が、レーニン>スターリンと継承されていく過程で「ソ連型社会主義」が生まれたと考えれば良いかと思います。
細かく見ていけば、マルクスとスターリンでは180度変ってしまっている部分もあります。(マルクスの思想において、共産主義に近づくにつれてプロレタリアート独裁の国家権力が減少すると考えたのに対して、スターリンは逆に国家権力を強めました)
まぁ、腑分けする作業は非常に難しく、また無意味であるとの批判もあるようです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF% …

共産主義社会ー理想の社会。能力に応じて働き、必要に応じて受け取る社会。
社会主義社会ー共産主義を目指すために、現実策として能力に応じて働き労働に応じて受け取る社会。(これが順調にいけば共産主義に移り変われるはず

共産主義はマルクスが予言した理想の社会で、
共産主義を実現するためにレーニンが作った社会主義がマルクス=レーニン主義と理解すればよいかと思います。

日本共産党はマルクス=レーニン主義ではない方法で共産主義社会を作ろうと言っています。

この回答へのお礼

面倒な質問に明確なご回答ありがとうございます。
マルクス・レーニン主義=共産主義なのではなく、それを終局の理想に定めた社会主義なのですね。
マルクス・レーニン主義において「共産主義」は至るべき理想、「社会主義」はその実現のための自己が選択したルートである。しかしその共産主義へのルートはひとつではなく、日本共産党は別のルートを選択してそこへ近づこうとしている・・・という理解でいいのでしょうか。
まったくの素人の私にはまだまだ難しい問題ですが、もう少し調べて理解を正確にしたいと思います。
本当にありがとうございました。

私も、最近学びはじめたところなので、専門知識が有るとは言えませんが、出来うる限りの回答を試みたいと思います。

マルクス・レーニン主義とは、ロシアの政治家・ウラジーミル・イリイチ・レーニンが提唱した主義・思想です。
よく、誤謬されるのですが、マルクス主義とは兄弟分のようなものですが、完全に一致するわけではありません。
むしろ、マルクスはレーニン主義に対して否定的だったようです。

マルクスは、英・仏・独などが産業革命による資本家と労働者の関係と、列強各国が殖民地を巡って相争う構造を分析・批判しました。
そして、その底流には私有財産を認めること、それにより少数の金儲けに走る資産家と、それによる労働者の搾取という点に注目しました。
良く誤解されますが、マルクスは資本主義そのものを否定したわけではなく、文明の発展期において資本主義は重要であり、成熟・発展した社会で革命が起り共産主義に移行すると考えていました。
また、有名な「宗教はアヘンである」という言葉も、マルクスの生きていた当時、アヘンは麻薬というよりは奢侈品だったため、「宗教=麻薬=悪」という論理ではありません。しかし、後のマルクス・レーニン主義は上記のような誤解を起こし宗教弾圧などが起りました。

レーニンは、ロシア革命の為に、マルクスの思想を導入しました。
しかし、ロシアは未だ発展途上国であり、マルクスの言う「発展期のための資本主義」を経験していないため、マルクス自身は「ソ連」には反対でした。(また、生涯ロシア人嫌いでもあったようです)
つまり、レーニンは自分の都合の良い部分を誇張してマルクスの思想を導入したと考えられます。
もちろん、この事をもってマルクスの思想が正しかったと言っているわけではなく、事実そうであったと言っているに過ぎませんが。
ともあれ、レーニンが活躍した時期はロシア革命とその後の国作りの時期であり、その事がマルクス主義の「革命思想」が誇張・発展させられることになりました。

その結果が、「共産主義」です。
広義では、財産共有社会を指すので、中世キリスト教も共産主義となりますが、多くの場合、狭義の意味での「共産主義」としてロシアで成立した「共産党」をその祖とする思想を指します。

もともと、マルクスの思想は「発展期としての資本主義」、「過渡期としての社会主義(プロレタリアート独裁)」、「終局の理想としての共産主義」というモノでした。
しかし、レーニンによって「発展期としての資本主義」無視され、スターリンによって「過渡期としての社会主義(プロレタリアート独裁)」の強化が行われました。


つまり、マルクス>レーニン>スターリンと継承されて行くに従い、ソ連型社会主義が確立していくことになります。
その結果、日本では米ソ冷戦期における自由主義陣営の誇張宣伝もあり、共産主義=独裁=悪という構図が出来上がりました。
もちろん、実態としてもソ連では「共産主義にいたる過程で、資本家の抵抗が大きくなるので、武力を持って押さえつけなければならない」という論理の元、統制社会が起り、結果として動脈硬化を起こし、経済的発展において自由主義陣営に大きく水を明けられ、ソ連崩壊を招きました。

その後、中国やキューバなどが国作りを進めていく中で、米国との対立やソ連の思惑などが絡み合いながら、社会主義国が出来ていきます。
また、政府そのもんを認めない「アナーキズム(無政府主義)」なども現れます。

資本主義もそうですが、社会主義についても色々な段階で色々な要因が複雑に絡み合っています。
難しい問題ですが、参考になれば幸いです。

この回答へのお礼

非常に丁寧なご回答ありがとうございます。
レーニンがロシアのためにマルクス主義の一部を焼きなおして作ったのがマルクス・レーニン主義なのですね。
No.3の方が「共産主義はマルクスが予言した理想の社会で、共産主義を実現するためにレーニンが作った社会主義がマルクス=レーニン主義と理解すればよいかと思います。」と回答を下さっているのですが、ということはマルクス・レーニン主義にとってもマルクス主義と同じく、理想の最終的なところは共産主義で、その実現のための社会主義である。
しかしソ連社会主義が失敗したのは過渡期の資本主義を無視したことも数多くある原因の一因である、と考えていいのでしょうか。
すみません、まだ頭の中がぐちゃぐちゃで…。でも本当に参考になりました。もう少しゆっくり考えてみたいと思います。
本当にありがとうございました。

簡単に言うと

社会主義社会は理想の社会
共産主義社会は理想の社会

立場の違う党派が、それぞれ、「自分の主張する社会が理想の共産主義社会(社会主義社会)だ」と主張しています。

なので、バラバラです。書いてある書物(=党派の立場)で書いてあることが違います。

なぜこんな事になるかというと、どちらの社会も「理想」なので、実現されていません。
資本主義社会が現実にある社会なのに対して、これが違います。

え?旧ソ連や中国は?
WIKIPEDIAでいみじく書いてあるように「これらの「共産主義を目指した国家」はいずれも、資本主義における科学技術の指数関数的発達や市場経済、生産手段の成熟を待つことなく、共産主義社会建設の前提・暫定措置としてソ連型社会主義に移行したまま、そこに留まってしまった。」
であり、文学的に表現すれば

共産主義社会は 逃げ水のようだ。

となります、だれもたどり着いたことがないのです。

この回答へのお礼

大変参考になりました。「理想」の社会という定義も、社会主義・共産主義それぞれが自分の考えの主張のために好き勝手に利用しているという感じですね…。
共産主義はもっとも理想論を唱えていて、社会主義はもうちょっと現実的な意見を言っている、というようなイメージを持っていましたが変わりました。
その辺を考慮して今一度マルクス・レーニン主義について調べたいと思います。ありがとうございました。

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