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オセチアのテロを詳しく説明したテレビをみていて
疑問に思いました。
チェチェン共和国の独立がらみであるとの事・・・。
ロシアの中にいっぱい抱え込んだ「共和国」があるんですよね?

独立してない国というのは、どんなデメリットがあるのですか?
また、ロシアが各共和国の独立を拒むのはなぜなのですか?
大きな国に属してるほうが、メリットがありそうな気が
しないではないんですが・・・・。
ごく簡単に教えてください。

A 回答 (6件)

こんばんは。



国家の構成についてのご質問のようなのでお話しさせてください。(長文でごめんなさい)

一般的に国家と言えば、

1 主権
2 国民
3 領域(領土、領空、領海)

を他国に主張し、認められていることが要件だと思われます。

そして、この中で「国民」、「領域」は物理的に存在するのでイメージ比較的理解しやすいでしょうが、「主権」は分かりにくいでしょう。

「主権」とは国の運営について民主主義国家であれば通常は選挙によって選ばれた大統領や総理大臣(両方いる国も有りますが)と議会が政治的な最終決断を行っており、王政国家では国王が、立憲君主国であればその両方が役割を分担して政治を行っています。
共和国では独自に権力を持つ政党が国民に変わって、代表を選出し、国政を行っている場合もあります。

一般的に、独立した国家では国民の意見が国政に反映され易いのですが、独立していない場合は中心となる国(ご質問の場合はロシア)の意見によって国の方針が変更されるなど、国民にとって納得しにくい状況がままあるのが実情です。

現代では、20世紀初頭までのように戦争によって他国を併合することは国際的なタブー視されていますので、領土を広げるためにおおぴらに戦争をする国は皆無に近くなっていますが、しかし資源の確保や支配可能な国民を減らさないために、各国が小競り合いを続けでいる状況です。

ロシアにしてみると、支配可能な領土、資源と国民を手放したくないので、当然に支配下の各共和国の独立を拒みます。
(もちろん資源の確保のほかに軍事的な意味でも領土は減らしたくないのが古今東西の国家の論理です。)

しかし、独立してなくても国家として名乗っている国は殆どが何らかのかたちで、隣の国と違う部分があるのが一般的です。(民族、宗教、言語、風習、価値観などのどこかが違っているのが普通で、もし完全に一致していれば同一の国家になっていると思います。)

つまり、ロシアとは考え方が違うから、国家の政治を自分たちで決めたいから独立したい。でもロシアはそれを認めたくない。

実際にはこんなに単純なことではありませんが、同じ日本国民同士で愛し合って結婚した夫婦でも、数年で相手に嫌気がさして離婚する例は幾らでもあります。
メリット・デメリットだけを考えたらなかなか離婚にはならないはずですが、現実には離婚は増える一方です。
まして、他の国家から自分の国のことに干渉されることにメリット・デメリットだけ我慢できるほうが不思議でしょう。

締まらない回答ですが、詳しくはいろいろな文献を参考にされることをお勧めします。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。とても勉強になりました。
平和ボケの国民性だと、苦労してる国民のことをつい軽軽しく
考えがちなんだなと反省しました。

お礼日時:2004/09/18 22:08

宗主国民と属国民に明確に分かれている場合は先の方々の書いた通りです。



宗主国民と属国民が同じ権利を持っている場合を考えてみましょう。

主権を誰かと共有している場合、自分の意見に賛同してくれる人より反対に回る人が多いと、自分の意見とは違う結論に従わなくては成りません。逆に自分の意見に賛同してくれる人が多いと、反対派を主権の名の下に自分の意見に従わせることが出来ます。大きな国に属するのがメリットに成るかどうかは、自分が多数派に属するかどうかにかかっているのです。

普通は政治課題が変われば、自分が多数派かどうかも変わりますが、ロシアのように、民族間のバランスに大きな差があると、民族固有の判断が影響する政治課題についてはチェチェンのような少数民族は常に少数派になります。少数派になる率の高い人々にとっては、大きな国に属するのがメリットに成る率よりデメリットになる率が高いのです。固定少数派が出来る原因が民族の違いではない場合もあります。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。とても勉強になりました。
平和ボケの国民性だと、苦労してる国民のことをつい軽軽しく
考えがちなんだなと反省しました。

お礼日時:2004/09/18 22:10

主権がないというデメリット以上の、デメリットをあげる必要もないでしょう。

主権がなければ、宗主国の言いなりになるだけです。国家の主権こそもっとも尊いものでしょう。

それとロシアの中だけではありませんね。他の共和国の中にも旧自治共和国はありますよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。とても勉強になりました。
平和ボケの国民性だと、苦労してる国民のことをつい軽軽しく
考えがちなんだなと反省しました。

お礼日時:2004/09/18 22:09

 あなたの質問は実に無神経です。

たとえるならば、健常者が障害者に向かって、「国から補助も出るし、周りから介護もしてもらえるからその方がいいじゃん」、と言ってる様なもんです。そして日本という国は健常者(=強国)の立場なんですよ。自分の足で立ちたいのは個人も国も同じです。弱国にはそれがなかなかできない、しかし何とか頑張っている、そこにあなたのような質問はありえないと思います。日本の幸せを認識してください。平和ボケはもうこの辺でやめましょうよ。
 ちなみに日本はアメリカの51番目の州だ、といわれますが、もちろんこれは誇張で、日本は立派な独立国です。確かにアメリカのいいなりですが、もし本当に属国なら、自衛隊撤退とか、牛の全頭検査だとか、沖縄の米軍出て行け、とか言おうものなら、ロシアがチェチェンにしたようなことになってしまいます。大量虐殺です。つまり日本の世論より、アメリカの世論が優先されるということです。独立・・したくないですか?
 
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この回答へのお礼

ありがとうございました。とても勉強になりました。
平和ボケの国民性だと、苦労してる国民のことをつい軽軽しく
考えがちなんだなと反省しました。

お礼日時:2004/09/18 22:09

独立をしていない国家のメリットというものを教えてほしいくらいですが、とりあえずデメリットとしては数え切れないほどあると思いますが。



宗主国への言論の自由はまずなくなるでしょう。もっとも日本でもある国への言論は不自由な時期がありましたが。

国内経済というものが露骨な形で変化もするでしょう。今のような大規模消費は困難を極める可能性もあるわけで。

権力体制ががらりとかわるので、ガウライターへの奉仕の義務付けがあるかもしれません。同時に参政権が剥奪されるかもしれません。

他にもいろいろあるでしょうが、要は宗主国の意のままに国家がかえられるということです。支配者が啓蒙絶対君主のような場合でも、その素晴らしい啓蒙思想を押し付けられることにはかわりありません。国家として必要な主権がないわけですから。何も考えず他人の意のままに添う事が好きな人にはもしかしたら向いているかもしれませんが。質問者の方はもしかしたら白旗赤旗論に大いに首肯されるかもしれませんが、すくなくともこのような事を堂々と主張することは、近代化を終えた国家では売国奴という称号をいただけるはずです。ちなみに、売国奴という称号は、一部の文化人の中以外では大いに軽蔑される対象です。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。とても勉強になりました。
平和ボケの国民性だと、苦労してる国民のことをつい軽軽しく
考えがちなんだなと反省しました。

お礼日時:2004/09/18 22:08

>大きな国に属してるほうが、メリットがありそうな気が


しないではないんですが・・・・。

そうですねぇ。
元寇に負けていたら、いまでは中華人民共和国の日本自治区に
玉音放送が阻止されて本土決戦になっていたら、いまでは東京含め日本の東半分がソ連傀儡の日本人民共和国
になってたかも知れませんので、
質問氏のご希望に添えたかもしれません。

なお、韓国人や北朝鮮の者に同じことを言ってみてください。
殴られるか唾を吐かれるでしょう。
まぁ、彼らの言い分が全て正しいとは思いませんがね。

近現代史と国際政治をもっと知れば、自分なりの回答が得られるでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。とても勉強になりました。
平和ボケの国民性だと、苦労してる国民のことをつい軽軽しく
考えがちなんだなと反省しました。

お礼日時:2004/09/18 22:08

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