求償債権と保証料債権の違い

お教えください。よろしくお願いします。

No.1 ベストアンサー 回答者： law_amateur 回答日時： 2007/07/25 01:09

　求償債権とは，連帯保証人（求償債権をいうのは，多くは信用保証協会や保証会社ですが，当然個人の連帯保証人の場合も含みます。

）が，主たる債務者に代わって債権者に弁済をした場合（事後求償）や，債務者の信用に重大な不安が生じたため，債権者に弁済をする前に，あらかじめ債務者から弁済資金を提供させる場合（事前求償）の，連帯保証人の債務者に対する請求権のことです。

　たとえば，信用保証協会が，債務者に代わって元金１０００万円と利息損害金１００万円を弁済すれば，信用保証協会は，債務者に１１００万円の求償債権を有することになります。

　これに対して，保証料債権とは，信用保証協会とか保証会社のように，業務として債務保証を行う者が，保証人となることの対価として受ける金銭のことで，信用保証協会の保証の場合には，銀行が，月々の割賦金を請求する際に，貸金の金利に加えて，元金に対して１％強くらいの割合で計算された保証料を上乗せして債務者から回収し，その分を信用保証協会に支払っているというものです。

　信用保証協会や保証会社は，保証料を徴収することによって，自分たちの業務のコストを賄うほか，貸倒のリスクに備えていることになります。

この回答へのお礼

丁寧なご説明有難う御座いました。感謝いたします。

お礼日時：2007/07/25 10:11