漫画家の多くは原案し、作画も自分でするのが一般的ですが、原作と作画が別々になった漫画も滅法増えてますよね!この場合原作家はどのようにして作画する漫画家に意志を伝えているのでしょうか?いつも二人一緒に同じ部屋で話し合いながら描いているのですか?またこのコンビってどうやって決めてるんでしょうねぇ?編集者が勝手に組み合わせるんですか?こういうのって、原作には原作家のイメージがあるでしょうし、漫画には漫画家の表現したいことがあるでしょうし、お互いの意地がぶつかって喧嘩にならんのですか?よほど意志の疎通がうまく行かないとコンビは組まないと思うのですがどうなのでしょう???
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
御質問がありましたのでまた書き込ませていただきます。
>私はいわば職人の世界と思っていましたが、違うんですか?
友人の漫画家の話では、どちらかというと職人というよりは製造機械というイメージでした。夢のない話でしたが、書きたくなくても人気が取れるような作品をムリヤリ捻り出すその苦労話は聞いていて痛々しかったです。もちろん天才作家は職人なのでしょうが、そんな人は一握りでしょうね。
>一般人よりは裕福な生活をしてると考えてましたがどうなんでしょうか?
それはコミックス(単行本)の印税が全てだそうです。どんなに連載が長くてもコミックスが出ないと生活費、アシスタント費などで赤字になることもあるそうです。友人がやっと食えるようになってきたと言ったのはコミックス5巻くらい出た頃だったでしょうか。新人作家さんは連載する際雑誌社から借金をすることも多いらしいです。
>そうなると原作家もサラリーマンということなんですか?また疑問が湧いて来ました。
友人は漫画家だったので原作作家のことはよくわかりませんが、例えば今サッカーブームだからサッカー漫画を作れと雑誌社から言われて、渋々原作を書いている人もいるだろうと思います。その姿はサラリーマンに近いのでは無いでしょうか。
原作者と漫画家の取り分は作家の地位によって違うらしいですが、基本的には五分五分らしいです。聞いた話なので確かではないですが。
私ももっと夢のある所だろうと思っていましたが、友人を見ていて大変だなと見直さざるをえませんでした。
ありがとうございました。漫画の世界の現実は厳しいんですね。作品はヒットさせなきゃ駄目だし…。[産み]の苦しみ見たいなこともたくさんあるんでしょうねぇ。でも本来は自分のオリジナル作品を読んでもらうために漫画家になったと思うのですが、編集者はそんな彼らに表現の自由を与えていないとは言語道断です。どうして漫画の世界はこうなってしまったのでしょう??これなら絵が上手なら誰でも漫画家になれるってことですよね?手塚治虫が生きていたら嘆くでしょうなぁ?サラリーマン…これも漫画界の一種の堕落ですか?私もあなたの友人が可哀想に思えてきました。
No.9
- 回答日時:
>どうやって原作者を発掘するんでしょう?意外と作家(小説)の卵だったりとか…?漫画家への登竜門して、作品を応募することはかなり昔雑誌で見たことはありますが、原作家はありません。
例えば「ジャンプ」だと、「ストーリーキング」という募集があります。
「ヒカルの碁」の原作ほったゆみは、第二回ストーリーキングネーム部門準キングです。受賞作品が漫画化されました。
原作者の投稿の場があるんですね。このように公の場で原作者を募集することはあったとしても、私などが滅多に見たことのない雑誌をたまたま目にして、全然知らない原作者を見かけたこともありますが、こんな人たちも賞からプロになったのでしょうか?漫画と同じように持ち投稿ってのもあるんでしょうか?それが認められてプロになるというたぐいです。
No.8
- 回答日時:
補足的な内容ですが、「原作家はどのようにして作画する漫画家に意志を伝えているのでしょうか?」と言う部分が回答されていないようなので・・・
わたくしの知る限りでは、原作者は「ト書き」で原稿を書き「ネーム」は作画に任せてしまう方と、「ネーム」まで書く方の二通りあります。
「ト書き」とは、いわゆる台本のような書き方ですね。 情景を説明する部分・人物の動きを説明する部分・セリフ等を効率的に分かり易く原稿用紙にまとめて行きます。
「ネーム」の方は、「ト書き」よりも一歩踏み込んだ表現です。 狭義ではマンガのセリフを指す言葉ですが、一般的にはマンガのラフスケッチのようなものを指します。 映画で言う絵コンテに近いですね。 簡単なコマわりをし、人物の位置やポーズ、セリフを書き込みます。 一般に、マンガを描く場合は、台本ではなくいきなりネームからスタートする事が多いです。
参考URLを張っておきましたが、これはかなり丁寧なネームです。 顔がただマルって書いてるだけだったり、もっと落書きっぽいのが多いですね。
参考URL:http://www.ad-manga.com/images/msk_01.gif
卜書き〈うらがき...と読むのでしょうか?〉は映画やドラマ、舞台でよく使われている台本と同じ書き方なんですよね。それを漫画にする際、漫画家が意味を勘違いして描いたり、原作者の意図通りに表現出来てなかったら描き直しになると思うのですが、このようないわゆるNGが多いと、金銭面意外のメンタルな部分でトラブルも増えますね。絵コンテのようにネームまで書くのなら漫画家は絵だけなので、これまた印税でもめたりしませんか?漫画家と原作者のコンビってやっぱり難しいものなのでしょうか?
No.7
- 回答日時:
>作者と漫画家の取り分は作家の地位によって違うらしいですが、基本的には五分五分らしいです。
聞いた話なので確かではないですが。公募ガイド103号(95年4月号)の特集『マンガ原作者・その世界』に以下のような記述がありますので、hayaさんのご回答で正しいと思いますよ。
「このふたり(梶原一騎と小池一夫)以前は、単行本になった時の印税比率はマンガ家6対原作者4が通例だった。しかし一般的にはそれ以下で、7対3ということも珍しくなかった。これを5対5に持ち上げたのが梶原と小池のふたりだった。中略。このふたり以降、現在までマンガ家と原作者の印税は5対5が通例となっている」
この記事は全部で6ページですが、なぜ原作者が必要とされてきたのかについては、
「新人のマンガ家でもひとつやふたつなら創作できる。しかし、目の肥えてきた読者を納得させる物語は、それらのマンガ家では描くことができない。それゆえに原作者が必要となってきた」
と分析しています。
オリジナルの作品を描くマンガ家は、一人で原作者、脚本家、作画家、美術家などを兼ねなければなりません。もちろん編集者の協力や、アシさんのサポートもありますが、言うなれば一本の映画を撮るのに一人で全てのスタッフの仕事をしなければならないようなものです。
しかし、これら全ての方面を一人のマンガ家でカバーするのは難しいです。
それら全ての面に秀でた、マンガ家に向く才能を持っている方がいますが、マンガ家を志す人の全てがそうではありません。
画力に優れたものを持っていても、ストーリーテーリングの面でイマイチな場合のマンガ家などは、原作つきを必要とするのではないでしょうか。
この特集はなかなか興味深い記事ですが、全部引用してここにご紹介するのは大変なので、興味がおありでしたら図書館などで探してみてください。
マンガ家サイドは作画資料を揃えたり、アシさんを雇ったりで出費が多いのに、原作者は原稿用紙とペンさえあればいいように見えます。
逆に原作者サイドにしてみると、原作がしっかりしていれば、絵は(ある程度の画力のある人なら)誰が描いてもヒットする、つまりマンガ家の方はすげ替えがきくと考えたりもします。
ですから、印税の取り分を巡っては、トラブルになることもあるようです。
少女マンガ界では『キャンディ・キャンディ』の水木杏子対いがらしゆみこの例が有名です。最高裁まで争いが持ち込まれ、水木先生側が勝訴しました。
水木先生の言い分は筋が通っていると思うのですが、『キャンディ・キャンディ』の大ヒットの重要な要素として、いがらし先生の絵の持つ雰囲気やイメージというものもありますし、難しいなあと思います。
あと、やはり少女マンガですが、私の大好きな『悪魔の花嫁』というマンガも、原作者とマンガ家の印税のトラブルが原因で話が中断したまま完結したことになっています。
このマンガは、原作者・マンガ家がこの組み合わせ以外に考えられないくらい話の内容と絵がマッチしているだけに、トラブル→中断になってしまったことが、すごく残念です。
回答ありがとうございました。前例があったんですね。二人が息を合わせて一つの作品を創り上げるのは、容易ではないんですね。こんな悶着で連載中止になったりすると読者ががっかりしますからね。トラブルを起こさないための条約とか誓約書みたいな物がないと、いつまでたっても漫画家と原作者のトラブルはなくならないと思いますが、実際はどうなのでしょう?そのくらい漫画家はストーリーのアイデアの発想が乏しくなったのでしょうか?
No.5
- 回答日時:
再びです。
原作者と漫画とどちらが原稿料が上っていうのは分かりません…。その人の実績などにもよると思いますが。因みに漫画は原稿用紙1枚いくら、という原稿料です。(それ以外は聞いた事ありません)ヒットしたら急に原稿料が上がるというのは聞いた事ありますが…?詳しい事がお答えできなくてすみません。
ページ単価なんですね。今いろんな漫画が溢れていますが、原稿料もピンからキリまであるんでしょうね?売れてる本を出してる出版社の方が高いのか、人気の漫画を描いてる作者の方が高いのか、基準ってあるのでしょうか?普通に考えると作品をヒットさせないことには、助手にギャラも払えないと思いますが…?
No.4
- 回答日時:
>原作と作画が別々になった漫画も滅法増えてますよね!
え?原作者付きの漫画も昔から多いですよ。
有名どころでいうと「巨人の星」、「あしたのジョー」「北斗の拳」
「クライングフリーマン」「子連れ狼」。
「劇画」系統の漫画に原作つきがおおかったみたいですね。
私は、逆に90年前後から上記作品の原作者に続く人が出なくて、
原作つきの作品が減ったという印象があったのですが…確かに最近
また増えてきてるかも。
また、実際の作成方法は、原作者によりそれぞれらしいですね。
ただ、作画者は、与えられた「お題」でいかに表現するか、ということじゃないでしょうか?
その「原作」をアレンジして、最終的に形にするのは作画者
だし、その出来上がった作品で原作者のストーリー展開が影響されるなど、
音楽でいうアドリブの掛けあいみたいなこともあるとおもいます。
漫画家は作品などの投稿で腕が認められ、そのままプロとして活躍してる人が多いと思うのですが、原作者もそうなんですか?どうやって原作者を発掘するんでしょう?意外と作家(小説)の卵だったりとか…?漫画家への登竜門して、作品を応募することはかなり昔雑誌で見たことはありますが、原作家はありません。昨今漫画雑誌が多過ぎて、それなりに原作者も多いと思うのですがどうなんでしょう?
No.3
- 回答日時:
>お互いの意地がぶつかって喧嘩にならんのですか?
1の方が書かれているようなことはあるようですが、基本的に漫画家は雑誌社のサラリーマンだと友人の漫画家さんは言っていました。芸術家のように我を通したりできるのは天才的な実力を持った人だけだそうです。
だから嫌だから出来ないなんて言う選り好みは基本的に出来ないのが常識だそうです。確かにサラリーマンなら仕事が嫌だなんて言ってられませんね。
意外なお答えでした。出版社のサラリーマン。本当なんですか?私はいわば職人の世界と思っていましたが、違うんですか?一般人よりは裕福な生活をしてると考えてましたがどうなんでしょうか?実態は…。そうなると原作家もサラリーマンということなんですか?また疑問が湧いて来ました。
No.2
- 回答日時:
2人がいつも同じ部屋で話し合いながら…っていうのはあまりないと思います。
(知り合いで何人か漫画家さんがいますが)原作があって(既に小説みたいになっていたり)そのイメージに合う人、少し注目させたい新人などに描かせている場合が多いと思います。(編集部で決めて)
漫画家には表現したい事がある、とのご意見ですが確かにその通りでしょう。でも原作つきの漫画を描く事によって新しい発見があったり、得るものもあると思います。オリジナルがもう描けない、なんて事にもならないでしょうし…。
ありがとうございます。原作家が小説風に文字が書けるなら、漫画の原作よりも作家になった方が印税ガッポリ手に入ると思いますが、原作家の方が稼ぎいいのかなぁ?漫画がヒットした時などは印税の配分はどうなるんでしょうか?
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