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私には中学3年の子供がいます。

そして先日、「批評文の宿題」をやってあたまを悩ましておりました。
小説の批評文です。

コツなどがありましたら教えて下さい。

私は、理数系の者でして子供にアドバイスができません。

ちなみにその小説は
井上ひさしさんの「握手」です。

A 回答 (3件)

 質問者様ご自身が理数系とのことですので簡潔に書かせていただきます。


(1)「作品の構造」に着目する。(原作→著者による原作の評価→回答者、の順です。時により原作→回答者に変わる)
(2)「著者の論理」に着目する。(叙述が「結論→検証」の手法か、「序論→本論→結論」の手法かを区別する)
(3)「筆者の視点」に着目する。(原作者が使用する「どの」言葉・表現に注目しているか)
(4)「筆者の視座の推移に着目する」。(問題の所在→それに対し著者は肯定か否定かの分岐→そこからの問題提起)
(5)「回答者の見解を書く」。(感想ではなく「評価」を短く書く。1センテンスを短く簡潔にそして明確に書く)

ここで最重要ポイントは「文芸作品に対する評論文をどう読むか」の問題であり、「原作に対する感想ではない」ことです。これを誤解している生徒や一般の社会人が非常に多い。答案の実例をみますと、「私はこう思う。なぜなら~だからです」と原作の内容に踏み込んで回答しているものが多い。中学生レベルですから題意の取り違えが生ずる危険性が高く、出題者もそれを採点のポイントとしています。この段階で残念ながら採点対象から外れます。つまり0点となります。

 質問者様が理数系であれば、「ロジックの変化」に着目することなどお判りでしょう。そして「テーマ」に対する問題の組み立て方とプロセスの整合性にどこか一ヶ所でも矛盾があれば結論が成り立たないなどの「基本部分」が最も大切であることなど百も承知でしょう。
 国語の問題に対するスタンスも同様です。先ずは「筆者が立てる問題」に対し「原作のどの言葉を使って、評価しているかを読む」ことだけを念頭に置いて下さい。
 最後に一つ。大切なことを書き添えます。比率として「原作」「筆者」「回答者」の言葉を区分するならば「3:6:1」になります。
理数系とはいっても質問者様自身が「論理構造のあり方と展開方法」の基礎的部分をご理解されているかどうかも疑問に感じられました。
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批評というか評論には感想の部分と客観的なデーターの部分とあると思うのです。



まず読んだ時に心に浮かんだ気持ちや連想などを正直に書き出してみる。
次にそれがどうして出てきたのかを分析してみる。
他に似たような出来事とか文章とかが影響しているのか思い出してみる。

最初の気持ちの部分が研究の動機のような部分で、分析の方が実験や観察での論拠の実証のような部分というふうに考えてみてはどうでしょうか。

気持ちは大事にしなければいけないひとつの核だと思いますが、それだけに頼っていては単なる押し付けになると思います。
分析をしてみると気持ちの不十分だったことがわかったり、別の発見がある場合もあると思います。

批評というと評を投げつけるような印象が強いですが、自分を掘り下げるような評論もあると思います。
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私も理系ですが、論文は多く書いて来ましたのでご参考になればあ。



中学レべルであれば

まず、序論→本論→結論で組み立てていけばよいと思います。


序論は
昨今、この小説にあるように~~~な事が話題となっている。
とか
近年、~~も対する関心が高まっている。
など、一般的なことを書きます。

次に本論
しかし、この小説に書かれている~~について、私は~~の様に思える。
なぜなら、~~~は小説に記載されている~~~の批判は、~~~の点で私は異なると考える。その根拠は私は~~~のように考えるからであり、引用文献でも~~~と記載されている。

最後に結論
よって、本小説に対する私の見解は、~~の点で否定的である。

こんな感じで参考にしてみてください。
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