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 質問させていただきます。
 私は元来、物語を考えるのが好きでした。ですので、今までちょこちょこと小説もどきを書いてきたりもしました。
 そして今回、ふと漫画原作に取り掛かってみたいと思いたち脚本形式の原作を書いてみることにしました。
 まあ、それは無事書きあがり、自分的には納得のいくものになったのですが、一つ問題が出てきました。
 それが漫画原作の現状です。よくよく調べてみると今はもうネーム形式の原作が主流だというではありませんか。
 まあもう書いてあるものをネームにすればいいというだけなのですが、私には人並みの画力しかありません。
 そこで質問です。

○ネーム形式の原作にはどれくらいの画力が必要なのか。
 (人物配置、表情、背景、台詞が分かる程度でいいのか?)

 ということを質問させていただきたいと思います。
 返信お待ちしています。

A 回答 (2件)

単刀直入に言いますと、ネームには画力は必要ありません。


大切なのは人物やセリフ、コマ割り、背景の配置などを適切に考えていける構成力です。
人物や建物などはアタリ(だいたいの目安になるくらいの大雑把な図形の組み合わせ)程度で全然OK。
(中には大まかなキャラクターの原案も含めて描く人もいたりしますが)
漫画作品として十分成立する内容のものであれば、作画担当さんが漫画として再構成し、
立派に再現してくれます。


そもそも漫画原作を大まかに分けると以下の3つに大別されます

*ネーム形式
*小説形式
*脚本形式

この内、ネーム形式は質問者さんの仰っている通り今の原作付き漫画では
主流といってもいい手法です。
それはなぜかというと、漫画家はそもそも、アイデア、構成、作画の部分まで
全部1人でやるのが昔から当たり前であり、このネームというものも、
漫画制作における作業のひとつであるからです。
ですから、ネーム形式で原作を書いてらっしゃる方の中には、
ご自身も漫画家として活動してらっしゃった方も多いですよ。

ネームの利点としては、ネーム自体が漫画の製作工程のひとつであるため、
自分の中のアイデアやストーリーの流れを、より完成原稿に近い形で表現できる点です。
ネームが完璧に近ければ近いほど、あとは作画担当さんがそれを絵にするだけになるので、
ストーリーやアイデア作りの面では原作者の独壇場といってもいい。

ちなみに、脚本形式は文字通り、映像作品のシナリオと同様の形で書くこと。
特徴は、シーンごとに分かち書きで細かくシークエンスを描写するため、
作画担当さんがイメージを膨らませやすいことですね。ネーム形式と違い、
具体的なコマ割やキャラの描写、配置までは指定されませんので、
脚本を映像化する監督的立場となる漫画家さんの采配が大きくなるところが、
ネームとは違う点です。

小説形式は文字通り、小説と同じように文章でシーンを書いて作品を書くことです。
ネーム形式、脚本形式と違い、文章の描写なので、イメージ優先で、
どのようなキャラクター配置、演出になるのかややわかりにくいという
短所もありますが、ネームや脚本形式よりは、とっつきやすい形式かもしれませんね。
脚本形式は映像作品のシナリオライターが原作を書く、
小説形式は小説家が原作を書く際に採用されることが多いそうで、
ようは自分にとってもっとも表現しやすい形態を選ぶことが大切だと思います。

確かに今の漫画原作はネーム形式での応募が主流になっちゃってますが、
下の方のおっしゃってるように、相手によっては脚本形式でもいけるかもしれませんし、
小説形式でもいけるかもしれません。

もし、質問者さんが、漫画として表現したいイメージが、こんなコマ割で、
キャラクターで、こんな演出で、という具体的なイメージがあるのならば、
それを完成原稿に近い形で表現できるネーム形式が適しているかもしれません。
でも、世の中の主流がこうだから合わせなきゃいけないことはまったくないですよ。

雑誌ベースの応募ではありませんが、ネット上では形式問わずでマンガ原作を募集し、
更に作画担当もあわせて募集してひとつの作品を作り上げ、ネット上で発表するという
趣旨の投稿サイトもあります。ですから、商業誌デビューを最初から
念頭に置くのでなければ、こういうサイトに登録して作品を送り、有志を募って
一緒に作品作りをしていってみるのもひとつの手だと思います。

デビューの道はひとつだけではありませんよ。
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何を目指してのネームですか?


例えばジャンプのストキン賞に応募するのならば、
誰が読んでも完成形をイメージ出来る程度に描く必要があります。
ジャンプのサイト、漫画賞のページには
作画家を目指す為の人のネームが掲載されていますが
それくらい描けたほうが良いと考えるべきでしょう。

しかし例えばあなたが誰かと組んで一緒に漫画家を目指すというのなら
それは完全に相手次第です。
そもそも、何故ネームまで作る原作者が多いかというと
ネームまでは画力というよりは演出の範疇と考えられているからです。
原作者の頭の中のイメージをより良い形にするには
ネームまでは原作者が作った方が良いのでは、という事です。
作画家の方が圧倒的に演出力も上だというのなら
あなたはそもそもネームにする必要すらなく、脚本で渡せば良いと思います。
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