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産業革命とIT革命、歴史的にみてどっちが大きなインパクトでしたか?

ここでのインパクトの広義の定義として、世の中の一般人にとって利便性があり、易く享受できるという意味とします。

A 回答 (3件)

#1さんの言うように、産業革命はIT革命の比ではないとの意見に同感します。

でも、人類の発展史の中で最も強烈だったのは、旧石器時代から新石器時代への移行ではなかったかと思います。

人類は数百万年の間、地球上どこをから出て来る石器も同じような形をしていた旧石器時代でした。ところが、今から十万から一万年程前に何かが起こったらしく、石器の形にこつ然と地方性が出て来ました。アフリカの物は中国や中南米の物とは違う。すなわち、個性あるいは多様性の出現です。この個性を持った時代を新石器時代と言います。

この分岐が一度行われてしまえば、その後の人類の技術的発展史は指数関数的に変化して来て、産業革命やIT革命、あるいは、我々のまだ思いもつかない技術革命が起こって来るのは、ちっとも驚きではなく、必然と言えるでしょう。

動物の種で今でも、昔の分岐点で人間になる方を選ばずに、ミミズで留まっている種があります。人類は新石器時代でミミズやあるいは、類人猿よりちょっと進化した存在ではなくて、別の枝分かれの方に入ってしまったようです。

だから、私は新石器時代の到来が人類史のなかで、最も重大な出来事だと思っています。

因に、人類のこの新石器革命の中で最初に石器から土器への移行してみせたのは、日本の縄文人です。今から1万2千年から1万5千年ぐらい前の出来事らしいです。中国で土器が出るのはその数千年後、ヨーロッパでは今から7千年ぐらい前だそうでです。

もっと驚くべきことに、他のほどんどの文明では土器はお宮跡から出て来るそうですが、日本は例外で、それがゴミ捨て場から出て来るそうです。日本では始めから土器を日常品として使っていたようです。日本は古代からハイテクの国だったようです。

もっとスケールの小さな例でも、私たちのお爺さんお婆さんの世代で、ロウソクやランプから電灯に変わったインパクトは、私たちの父母の世代でラジオからテレビに変わったインパクトより桁違いに大きなインパクトがあったはずですし、そのラジオからテレビに変わったことは、テレビからパソコンへの変化よりもっと強烈なインパクトがあったことは、想像がつくでしょう。
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IT革命の定義は確定したものがあるのか知りませんが、いずれにしても、IT革命は現在進行形なので、歴史評価として定まっている訳ではないと思います。

したがって、産業革命と対比させるのは時期尚早の感があります。

一般論としては、産業革命が人間の肉体労働の機械化を促進するものであったのに対して、IT革命は人間の知能労働(全部ではないが)を代替する機能があるので、IT革命の方が(潜在的には)インパクトが強いと言えるのかなぁ。
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産業革命のインパクトに比べて IT革命のインパクトなど、屁みたいなものです。



産業革命はマルサスの罠を抜き出させましたが、IT革命で人類の福利が変わったなんて言えません。

マルサスの罠とは、経済発展しても、人口増加がその発展を喰ってしまう(言い方をかえると、一人あたりGDPが減少する)生々しく言うと、生活水準が下がって死亡率が上がるということ。
これが回避され、人口増加しても一人あたりのGDPが増加するようになったのが、産業革命です。
参考:日本経済社発行の 豊かさの誕生 ウィリアム・バーンスタイン著。P29 P30をご覧ください。
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