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セミは種類によって鳴き声・鳴く時間帯等が異なります。
http://www.echizenya.co.jp/mini/colum/cicada.html

どのように鳴く(音をたてる)のか、というと
「発音器は腹部にある発振膜と鳴筋と共鳴室からなる」
http://www.tokorozawa-stm.ed.jp/d_base/nakumusi2 …
ということです。

セミは見た目、そんなに体の構造は違わないような気がしますが、
なぜ種類によってここまで鳴き声が異なるのか、非常に気になります!
特に、アブラゼミに比べてヒグラシとかツクツクボウシは
全く異なる音のように感じます。

ちなみに鳴く虫として代表的なスズムシはコオロギ科で、
(セミはカメムシ科)羽の振動により音を出すものなので
セミとは基本的に違うと思いました。

なにかご存知の方、いらっしゃいましたら是非教えて下さい!
虫に詳しい方、ご意見お聞かせ下さい。
よろしくお願い致します。

A 回答 (4件)

確実に同種のメスを呼ぶためです。

ツクツクボウシ属やクマゼミ属のセミは近縁種でも驚くほど鳴き声が違っていますが、たとえばエゾゼミ属のセミは近縁種どうし互いによく似た鳴き声です。しかし人間の耳には似たように聞こえても(慣れれば違いがわかるにしても)、セミにははっきりと違いがわかるのです。いずれにせよ結局「楽器」が似ていてもプログラムされている歌が異り、メスを確実に呼び寄せるようになっているのです。

ちなみに、メスは鳴きません(発音器がありません)。また、周期ゼミで見られるようにメスが翅を開けたり閉じたりして音を出す行動は国内の種では全く確認されません。
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この回答へのお礼

ご回答頂き、ありがとうございます!

>プログラムされている歌が異り、メスを確実に呼び寄せる

歌というのは、つまり決まった節があるんですよね。
数年間地中に居て、地上に出てからその節を鳴らせるよう、
学習とか意識のレベルに関係なくプログラムされている
ということでしょうか。
また、メスにとっては自分の種の歌というのが
(自分は発音できないが)認識できる、ということになりますよね。
非常に不思議です。
(きっとセミに限ったことではないのでしょうけど)

詳しいご回答をありがとうございました。
セミへの興味がますますわいてきました!

お礼日時:2007/09/03 15:24

ANo.3「この回答へのお礼」への返信:



>歌というのは、つまり決まった節があるんですよね。

セミの鳴き声を聞けばおわかりだと思います。

>学習とか意識のレベルに関係なくプログラムされている
>ということでしょうか。

そうです。遺伝情報として組み込まれているのです。

>メスにとっては自分の種の歌というのが
>(自分は発音できないが)認識できる、ということになりますよね。

そういうことです。だから確実に同種のオスと交尾が可能なのです。

参考URL:http://homepage2.nifty.com/saisho/Zikade.html
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この回答へのお礼

ご丁寧に、返信有難うございます!

遺伝情報にそこまで組み込まれているわけですか。
素晴らしいですね。
自分の種の鳴き声の認識ができるということは、
他の種との区別ができますね。
セミにとって他の種はどういう存在になるのか・・
これも気になるところです。
・自分の種⇔それ以外
なのか、
・自分の種⇔○○ゼミ、××ゼミ、△△ゼミ
とかも実際どうなのか気になってきました。
(人間は人種は異なっても生殖ができますから、また違いそうですね)

参考URLも有難うございました!

お礼日時:2007/09/04 13:49

セミが鳴いているのを観察すると鳴くときの運動の仕方が種類によってちがっていると思います。


また、発音器の形や大きさも似ているようでちがっていますし、腹や発音器の運動の仕方も種類ごとで大きく異なっているでしょう。

楽器のラッパには大きさや形がいろんなものありますが大きさや形によって音が違います。似たような形でも少し違えば音も違います。たぶん、楽器の構造が異なると吹いた時の音の振動の仕方が変わるのでしょう。それとセミの場合も似ていると思います。

外見があまり変わらない外国人と違う声が出るということともほんの少し似ていると思います。人の場合では柔軟ですから声の出し方を変えるだけで違う声が出せてしまいますが。
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この回答へのお礼

ご回答いただき、有難うございます!

種類ごとで体の構造が異なるため、鳴き声が違うということですね。
No.1の回答を踏まえると、
同種での生殖行動のため他と区別するよう鳴き声が異なる
→鳴き声に違いをつけるため、種によって体の構造が少しずつ異なる。
(鳴く時間帯、生息地域が異なるのもこれに起因する)
つまり、種の繁栄・保存のためにそのようになった。

と考えられますね。前後関係はわかりませんが。
そうすると、「かなり異なる音」である方が、安全ですね。

虫の音と楽器の置き換えは、思いつきませんでした!
同じ鳴き声でも、音量に差をつけたり、微妙に節のようなものが
ある気がするので楽器のように捉えると少し違った聞き方ができますね。

有難うございました!

お礼日時:2007/08/29 10:31

クマゼミなどはメスの出す音によってオスを呼び、交尾をするようです。


で、同じ生殖行動を誘発する音を出す同種の生物は、交雑するか交尾に失敗して絶滅してしまうかどちらかになると思われます。
よって、同一地域では同じような鳴き声をする虫などがいないのではないかと思います。
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この回答へのお礼

ご回答いただき、有難うございます!

鳴くのはオスのみだったと思うのですが、メスも鳴くのですか?
鳴き声とはまた違うということでしょうか。
生殖行動と、鳴き声の種類についての考察は、納得がいきます!
セミにとって自分と同じ種であるかを見分けるのは鳴き声である、
ということになりますね。
しかしセミの交雑はありそうです。
あれだけ鳴いていたら、混乱しそうです。
とても奥が深いですね。
ありがとうございました!

お礼日時:2007/08/29 10:18

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