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いつもお世話になります。

少し前ですが、某番組で、鬼の正体は 山に潜んでいた外国人を(日本人より体格がいいわけだし)見間違えたもの や、修験者を見間違えたものという説を聞いてなるほど と思いました。

そこで、日本に伝わる他の妖怪やおばけにも、それが生まれる背景になったきっかけがあると思うので、それが知りたいんです。 のっぺらぼう や 一つ目小僧 や ろくろ首などが不思議なルックスで気になりますが、どんなおばけでもかまいません。最初にその妖怪、おばけが登場した書物というよりも、その妖怪を人々が生み出すことになった背景がおもしろいなと思うのです。鬼でいえば、外国人の見間違い、修験者の見間違い がそれにあたりますね。

多分、当時の人々のあるものへの恐怖心からの見間違い、時代背景、不満要素、その地域の事情などが関係しているのではないかと思うのですが、暇な時にご回答、よろしくお願いします。

また、おもろい質問だなと思って検索していただけても幸いです。

A 回答 (11件中1~10件)

鬼というものにはいろいろの説があって興味深いです。

次のような話を聞いたことがあります。
頭に角(つの)があるのは草食動物なのだそうです。口に牙のあるのは肉食動物なのだそうです。それで頭に角があって口の牙のある動物はいないのだそうです。鬼というのはそのいない動物の姿をしているのですね。
それで12支という方角や時刻をあらわすのに北北東を「丑(うし)」と名付け、北東を「寅(とら)」と名付けていますね。それでそのあたりを「鬼門」といって、角と牙のある生き物がやってくる方角だと言ったのだそうです。
以上が私の聞いた話ですが、私が思いますには、肉食動物であって同時に草食動物である動物は人間ですね。鬼というのはもしかしたら人間の本性を言い当てた名前なのかも知れない、ということです。おそまつ。
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この回答へのお礼

>頭に角(つの)があるのは草食動物なのだそうです。口に牙のあるのは肉食動物なのだそうです。それで頭に角があって口の牙のある動物はいないのだそうです。鬼というのはそのいない動物の姿をしているのですね。

これは前半の事実も知りませんでしたが、それにともなう後半、鬼というのはいない動物の姿をしているというのには、びっくりしました。チラチラと動物浮かべてみたら確かにそうですもんねー

>それで12支という方角や時刻をあらわすのに北北東を「丑(うし)」と名付け、北東を「寅(とら)」と名付けていますね。それでそのあたりを「鬼門」といって、角と牙のある生き物がやってくる方角だと言ったのだそうです。

いやー これもおもしろい。丑と寅の間になるんだー なるほど。草食動物と肉食動物の間がちゃんと鬼門になっています門ねー いや、この説は大変おもしろかったです。その一言に尽きます。

お礼日時:2002/08/10 10:27

「ろくろ首」に関し



確か、ろくろ首に首がついたのはつい最近のことで、
初期(っていうのかな?)のろくろ首の絵には、首が描かれていない.
つまり、胴体が別にあって、首が飛び回っているお化け
だと聞いたことがあります.

この回答への補足

みなさまへ

良回答は1番、なるほどな とか、おもしろいな とか 思ったものを選びました。正確性ではないのでよろしく

補足日時:2002/08/14 09:02
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この回答へのお礼

なるほど、それも胴体から離れてまで、男性の事を気にかける女性の気持ちから生まれた幽霊なのでしょうかねー

ろくろ首に首がついたのは最近なわけですね。しかし、僕としては首が伸びる という発想が よりおもしろいですけどね。。。

お礼日時:2002/08/12 10:35

 ろくろ首は如何にも日本的な妖怪でおそらく遊女の怨念に関わる、比較的近世の誕生でしょう。

「ろくろ首」で立ち上げると、〔首をながーくして男を待っていた等。〕このようなウソやホントの入り混じった説が集まるでしょう。これ以上ここで期待するのは欲張りです。(^^;;
 一方、のっぺらぼうは韓国系の妖怪かも知れず、以外と古い起源があるかもしれません。
 これには、おに=狐・狸=妖精=悪魔の定式が関係していて、例えば、瘤取りじいさんそっくりの話がイギリスにもあって、向うでは鬼ではなく妖精です。また、アズキアライはイギリスでは洗濯キツネとか呼ばれていて、アズキアライその者も狐か狸とも言われます。これらの起源は気の遠くなるほど古いのかもしれません。
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この回答へのお礼

ろくろ首というあの恐ろしいルックスからしてどんな恐怖観念が隠れていたのだろうと思いました。しかし、案外 首を長くして 男を待っていた という洒落的な意味も 説しては多いのでしょうか?
はっきりいって残念かな。。。首を長くして待つみたいな用法は今でもしますもんねー 怖さがないですね。そういう慣用句みたいなのから、お化けが始まったんじゃ。。。
のっぺらぼうも韓国系妖怪なのですが。。。なるほど

まあ例えば知りたいのは日本の妖怪やお化けと限っていないので、西洋や中国でもおもしろいゆかりのあるものであれば知りたいもんですね。

お礼日時:2002/08/12 10:33

まだ締め切られていないので、2回目の書き込みをさせていただきます。


日本でいうところの鬼(おに)は中国での鬼(き)とはかなり違いますね。中国の鬼は亡くなった人のことで「鬼神」ともいいます。この場合の「神」は霊魂とか魂(たましい)とかいう意味で、日本での神(神さま)とは意味が違います。それで亡くなることを「鬼籍に入る」などといいます。
論語に「鬼神を祭るにはどうすればよいか」と弟子がたずねると、孔子さまは生きている人さえうまく祭れないのに、鬼神を祭るのはむつかしいよ、と答えられる場面があります。この場合の鬼神を祭るとは、今の日本でいう先祖供養のことなんですね。
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この回答へのお礼

鬼 という言葉ひとつでも 日本と中国では意味がかなり違ってきますねー。

初めて知りました。回答 有難うございます。

お礼日時:2002/08/12 10:23

 「昔、或る人、この処の山田を佃(つく)りて守りき。

その時、目一つの鬼来て、佃(たづく)る人の男(をのこ)を食ひき。その時、男の父母、竹原(たけはら)の中に隠りて居りき。」 〔出雲國風土記〕 (^^;
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この回答へのお礼

一つ目の妖怪って多いですね。まあそれが神聖なものから始まったとお聞きしたわけですが、出雲國風土記の時代からすでに こういう文が登場するわけですね。
しかし、鬼については次から次へと説が出てきて、驚きです。
一つ目も聞いたし

魅力的ルックスの ろくろ首とのっぺらぼうの説がほしいですねー。
のっぺらぼうは 小泉八雲の書いたような むじな、狐、川獺、狸、などが化けたものではないという説がきてくれるとおもしろいですね。

お礼日時:2002/08/11 16:26

初めまして、embraceさん



鬼といえば、鬼退治。
鬼退治といえば、桃太郎。
ということで、私が昔ちょっと聞きかじった話を・・・.

1.桃太郎の話の中の鬼
桃太郎の話の中には、御存じのとおり、鬼が出てきますが、
この鬼は、製鉄場(たたら)で働く人々のことを指しているのではないか、
という説があるそうです.
鬼の外見が、赤かったり、青かったり、黒かったりするのは、
火に焼けているからであり、
鬼が金棒を持っているのは、金棒→鉄を指しているそうです。

2.桃太郎のおともの3匹
桃太郎のお供といえば、犬、猿、雉ですが、
この、おとも達は12支で方角をあらわした場合、
鬼門の対角に位置している(雉→鳥(酉))から
この三匹になったという.

3.桃太郎の鬼退治と宝物
お話では、桃太郎は鬼が島に、鬼退治に行き、
帰りに、お宝を持ち帰ったとなっています.
さて、1.のとおり、鬼=製鉄場の人々だとすると、
実際には、
桃太郎は、製鉄場の人々を襲い、
生成された鉄(もしくは製鉄技術)を持ち帰ったのではないか、
ということです.
当時、鉄は貴重品だったそうですから、まさに、お宝ですね.
(そういえば、昔話で、鬼のおいていった金棒を高値で売る話があったような)

真偽は分かりませんが、
面白い話ではあります.
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この回答へのお礼

回答どうもです。ちなみに2番は聞いた事あったのですが、

1番は そういえば、鬼っていろいろな色の鬼がいますよね。たたらの人々のことだと考えると、特に赤とか黒ってなんか なるほどと 思いますよね。
金棒という不思議な武器も その説だと納得できます。

3番は、桃太郎のお宝というものが、当時は貴重品だったとすると、鉄だった
としてもおかしくはないですよね。いや、となると恐ろしく 桃太郎という話への見方が変わりますねー 不思議なお話です。

お礼日時:2002/08/11 16:18

 鬼は、昔、隠と書かれていたそうです。



 隠れていて、よくわからないものをオニと読んだようです。
 ですから、時代がさかのぼれば、さかのぼるほど、わからないモノは、たくさん存在し、オニもいたるところにいたわけです。

 すでに、ご存知でしたら、ごめんなさい。
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この回答へのお礼

いえいえ、初めて知りました。

回答有難うございます。

お礼日時:2002/08/10 10:30

 説き尽すと言うのは、修辞です。

よく本に出てくるような、枚挙にいとまがないとかいうように、たくさんありますよ!くらいの意味です。それに外人を鬼と呼んだのも事実でしょうし、有力な説というよりはすでに歴史でさえあります。問題は鬼という語の意味の広さと変遷にあるのです。これを理解していただきたくて、あるいは、不適切な表現があったかもしれません。
 それに、何よりも日本の民俗学は柳田以来事実上停滞しており、このようなことを真剣に研究する人が少ないのです。あなたのような方には、是非通り一遍の知識で満足していただきたくないと思ったのです。
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この回答へのお礼

真剣に研究して何か成果があればいいですけどねー。

まぁ お互い誤解のようなので、何か

追加があったらまたよろしくお願いします。

お礼日時:2002/08/10 10:29

一つ目小僧は、むかし製鉄をやってた人達と本で読んだことがあります。


たたらの火の色をずっと見続けたために片目を悪くする人が多かったようです。
また、都に住むような人から見て、山で製鉄をしている人達は
妖怪のように遠い存在だったのかもしれませんね。
日本書紀か古事記にもそんな名前の神がいたので他の民族(?)のようだったのかもしれないと思ったりもします。

他にも、河童も下町の土木工事をしていた人達のことかもしれない、とかも
読んだことがあります。(河童は実物がいて欲しいなぁとは思いますが)
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この回答へのお礼

いやー 意外ですねー これも
正直いって、 なるほど が続きます(笑

たたらの火の色を片目で見続けたために片目を悪くしたという事や、都から離れて生活している たたら製鉄の人を 都の人がちょっと過大なイメージを持ってしまったといっても 納得できますね。

つまり、信仰ではなく、人々のイメージ、噂がつくりあげたものという説なんですねー 今のようにいろいろな伝達手段が発達していない時代という事も背景にあるかもしれませんねー 

河童=下町の土木工事という説もなんか、おもしろいですねー
 

お礼日時:2002/08/09 19:28

 鬼の問題はとても、こんなところで説き尽すことはできません。

あなたが聞いたのはある問題のひとつでしかありません。民話の中の鬼の問題もありますし、今現在鬼の子孫だと言う者が存在しており、別に外人の血が入っているとも思えません。しかも、恥じるどころか、誇りを持っているとのことです。
 他の妖怪についても同様です。ひとつひとつに固有の信仰や風俗が結びついていて、妖怪はこれらの残骸で、例えば、一つ目小僧などは特定の神への犠牲に供する動物を他から区別するために、これを片目とし、果てはそこの沼の魚は全部片目だと信じられるようになり、一つ目小僧につながるようです。北欧のオーディンが片目だとか、ヘーパイストスがびっこだとか言うのに注意しましょう。
 実際には、見間違いとか恐怖心で片づけられるようなものは殆どなく、根強い信仰に基づくものがほとんどです。簡単な説明は門外に無知な科学者が無理に不可解なことを説明しようとしたもので、そこに至るまでの伝承を全く無視しています。
 ある物は、本当に実在したものであるかも知れず、ある物は計り知れない昔からの記憶にもとづくものでその起源が知れません。一つの妖怪を辿って行くと思いがけない事実に突き当たるかもしれません。

 少なくとも、どの一つを取っても簡単に知れるなどとは思わないことです。でも、すごく魅力あるテーマですから、がんばって研究されることを期待します。

 参考文献として、柳田國男の「一つ目小僧その他」「妖怪談義」他「柳田國男集」及び荒俣宏の著作などが良いでしょう。

この回答への補足

勘違いしないでほしいのですがね、なるほど と思っただけですよ。もちろん僕が聞いた説が一般的に完全有力だとも言ってませんし、僕がなるほどと感じただけです。まだ、さまざまな説があるだろうとは思っています。だから、もちろん、鬼の○○説の追加も話してくれて結構なわけです。説き尽くす気はないですし、僕が、なるほどと言ったことで、ロムってる人に影響して世間の完全主流になるということもないと思うので、説き尽くす事になるわけないでしょう。ご理解を。そして、まず一つ目小僧だってあなた以外の説を語る人だっていると思うのですが・・・。説き尽くすという事には誤解があるのではないかなと思うのです。~説を聞きたいだけです。何卒よろしくお願いします。

補足日時:2002/08/09 18:44
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この回答へのお礼

>例えば、一つ目小僧などは特定の神への犠牲に供する動物を他から区別するために、これを片目とし、果てはそこの沼の魚は全部片目だと信じられるようになり、一つ目小僧につながるようです

一つ目小僧の この説 は興味深いし、ちょっとシリアスな話ですねー
これは、完全に初めて聞いた話なんですが、驚きました。
そういえば、オーディーンとか、へパイストスもおっしゃられるような特徴を持っていますね。
まあ僕は 多分 とか などを付け加えたし、見間違いや恐怖心があまりにも少ない割合ではないという判断のもと質問に書いてしまったわけですが、それにしても、根強い信仰というものが おおいに関係しているのですね。

回答どうもです

お礼日時:2002/08/09 18:59

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