プロが教えるわが家の防犯対策術!

ロシア革命によって世界初の社会主義国家が生まれたわけですが、各国の指導者がこれを恐れて社会主義思想自体を弾圧したのは、国家転覆を恐れたからなのでしょうか?

世界初ということは、社会主義国家では国民にどんなデメリットがあるかということも分からない状況だったと思うのですが、当時の欧州において一般の民衆の反応もあまり好意的ではなかった理由がよくわかりません。
国家の誘導、というだけではないように思うのですが…
学者でなく一般の人間の視点だとどのように見えていたのかといった資料をご存知でしたらお教えください。よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

ロシア革命は旧体制の破壊(帝政、貴族制、農奴制、土地の分配など)が当初の目的でその為まず停戦し平和にする事でした。



この為交戦中の帝国(ドイツ、オーストリア・ハンガリー、英国など)はその思想に危惧を抱いたのです。
ドイツは東部戦線の終結を望みレーニンを送り込んだのですがその思想の拡大に懸念を抱いていました。

ロシアの戦争からの脱落が急速過ぎ諸外国はその対応に苦慮しました。
これはロシアの厭戦気分から生じたものですが、それが東部戦線のドイツ軍兵士にも伝染し西部戦線に転送されて全ドイツ軍の崩壊、停戦にすすみドイツ帝国の終焉に至りました。

これらの連鎖反応は急激で各国により受け取り方が混乱しました。
社会主義の誕生は貧困層は救世の期待を抱きましたが中産階級以上では共鳴と反感とが交錯しました。
旧秩序の破壊による利害の対立があったからです。
この為連合国は旧秩序の維持を図りロシア革命に干渉しシベリア出兵により急進派の赤軍を弱体化しようとしましたが敗北しました。
特に日本は天皇制という特徴を維持する必要があり社会主義を弾圧しました。

この回答への補足

すみません、せっかくご回答いただいたのに見落としておりました…!
ありがとうございます。具体的で分かりやすく、納得できました。

ところで「旧秩序の破壊による利害の対立」というのは、どんなものだったのでしょう。
勤め先が潰れるのは困る、といったようなものでしょうか?
中産階級(工場労働者層でしょうか)の既得権益がいまひとつ思い浮かばないので、もしよろしければ、お教えいただけると幸いです。

補足日時:2007/09/25 21:34
    • good
    • 5

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!