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学問の存立する根拠は、「役に立つこと」のみに存しないのはいまさら言うまでもないと思います。しかし一方で「役に立つこと」が学問の契機になることもあります。古代エジプト人は、東方起源の学問を発達させながら、それを例えば測量術や建築術のような実用と決して離さなかったといわれます。しかし古代ギリシア人は、幾何学や哲学、その他の諸学を日常の実用から切り離して、日暮し天空を眺めてすごすような、純粋な精神的境地を開き、そうした境地が人生にとって「役に立つ」つまり意義深いと考えていたようです。
僕は大学で建築を学んでおり、大学院では建築論という建築の哲学みたいなことを研究します。なぜ建築するのか?などについてアリストテレスやウィトルウィウスの本を読み研究しています。こんな役に立たない学問を研究して意味があるのか?と言われるときがあります。大学は役に立たないといわれている学問を研究する場ではないのかと自分では思っています。学問の在り方について教えていただけませんか?

A 回答 (7件)

役に立つということは「お金を儲ける手段」や


「直接生活と直結している」としての学問か否か
ということですか?
それ以外に意味のあることが世の中たくさんあると
思うのですがどうでしょう?

それになぜ建築するのかがわかっていないと建築に
関する法律や公共性などについて方向性が曖昧になる
と思うのですが、役に立つの?と言う人の
考えがわかりませんが、素人意見ですみません。

私は長い間美術に関する学問を学んでいましたが
建築よりずっと役に立たないと言われ続けていました。
若い頃には色々考え悩みましたが今では同じことを
人からいわれても「そうだね役に立たないね
だからほっといてくれよ。」と言おうと思っています。

役に立つの?と言った人に役に立たなかったとしても
自分に意味があればいいのじゃないかな?
その意味を他人にわかってもらうもよし放っておくもよし
学問に対する姿勢はひとそれぞれですよ。
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数学科卒です。



興味をもってる理由は、いわつる役に立つからでは全くありません。
大先生達は、ほとんどなおさら考えてないと思います。頭に住みついた美女(美女なんてそこらへんにいるレベルじゃないですが)に心を奪われてしまっただけだと思います。だから役に立たなくてもいいのです。
もちろん、いわゆる役に立ってしまってますが、そのことで惹きつけられる人は少数派だと思います。
よく、そんなこと社会に出てからなんの役に立つんですか?なんて言われて閉口してしまう学校の先生がいますが、堂々と役に立たなくていいじゃないか、と答えて欲しいですね。

machtechさんの言いたいことは分かってるつもりです。ただ、あらゆる研究は、結局「人の研究」なんだと思ってますよ。人へのアプローチの仕方が違う、それだけ人は人を分かりたいんだと思います。

だから「役に立たない」と言う言い方そのものが、その台詞を言う人の本気の意見なら、逆にその人は一体どんな役に立つことを学び、そんなことを言うのだろうと思ってしまうのです。本気で言われれば言われるほど、寂しい意見ですね。そんなことを抜きにして人は興味を持ったことに打ち込むことができるんです、それだけでも素晴らしいと思うんです。

堂々と役に立たないものに打ち込んでください。
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ご心配には、及びません。

自信なし。

カント先生も、
人間を手段とせず、目的としなさい、と、仰っています。
マンデル先生は、
悪人も役に立つといいますし、
ギリシャ哲学も戦争も、役に立ってしまったところが有ります。

使い古しですが、ご一読を
『ノーリアの歌』アルフォンソ・リンギス
「ハマーで、わたしは夜の庭園に座り、ノーリアのマントラを受けとった。月光の光を、浴びて回転するスポークの渦をわたしは見つめつづけた。背後の導水橋の壁がリズミカルに上下した。・・・

立ち木を切ってノーリアを作った人々は、歌を創ろうとしたわけでも、歌を創ったわけでもない。彼ら自身も驚いたことだろう。彼らが耳にした歌は、マントラのように木々が長いあいだ内に秘めて唱えてきたものだった。七百年たった今も、ハマーの人々は夜ごと川岸の庭園に集まって、その歌を聞く。」
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生かすも殺すも


学ぶ者次第
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 「役に立つ」という言葉の、あなたの定義をまず教えてください。

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役に立つかどうかはその人にとって何が目的なのかによって変わります。

その目的を達成する為の手段を学問としても役に圧か立たないかは具体的な目的あるいは目標を抜きにしては決められません。もうひとつは目標とか目的というのが現在の常識で達成できるものかどうかにも関係してきます。地盤の悪いところに建物を建てる方法というのはかなり現在の常識でも可能だと思いますが、水中や空中に建物を建てるとなると常識では無理だと思います。船とか宇宙船のようなものは考えられますが、常識を前提としない学問は役に立たない学問ということになると思います。時代が変わって常識が変わればそれまで役に立たなかったものが役に立つようになることは当然考えられます。
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 研究が役に立つかどうかということは、学問としての必要条件ではないと思います。

このこと自体は質問者さんも述べているように自明であると思います。
 実は、私もいわゆる役に立たないと言われる学問に携わっています。わざわざ「いわゆる」とつけたのは、一般的には役に立たないと言われていますが、私としては役に立つと思って研究しているからです。先ほど述べたように、役に立つor立たないは必要条件ではありませんが、でも役に立たないよりは役に立つ方が良いに決まっています。そこが質問者さんを悩ませているのでしょう。
 もし自分の研究に関して胸を張って語れるようになりたいのであれば、役に立つ道も探ってみたらどうでしょうか。まあ「役に立つ」という表現も意味に幅がありますからね。真理をすこしでも解き明かしているのであれば、それだけで十分役に立つと私は思いますが。
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