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濃度5μg/mℓ 透過率70 1cmのセル この時の比吸光係数はどのようにすれば計算できますか?教えてください。

A 回答 (4件)

 「比吸光係数」と習われましたか。

普通、「モル吸光係数」と言われます。ここではそう呼ぶことにします。
 さて、結論から言いますと、情報が一つ足りないため、計算できません。足りないのは、溶けている物質の分子量または式量、正確に言うとモル質量です。
 計算に必要な関係式は、次の通りです。
A=εcl …(1)
A…吸光度
ε…モル吸光係数
c…モル濃度
l…光路長
 また、吸光度Aと透過率Tは、次の関係にあります。
A=-log10 T (“10”は下付き) …(2)
T=I/I0 …(3)
I…透過光の強度
I0…入射光の強度

 式(1)より、
ε=A/cl …(1')
 ここで、式(2)より、
A=-log10 (70×10^(-2))
=2-log10 70
≒0.155
l=1 cm
 あと、cが分かれば計算できるのですが、問題文に与えられている濃度は、5 μg/mL、すなわち、単位体積当たりの質量です。cすなわちモル濃度は、単位体積当たりの物質量(いわゆる「モル数」)ですので、質量を物質量に変換する必要があります。そのときに必要になるのが、モル質量、または分子量・式量です。
 分子量・式量は、単位のない無名数、モル質量は、それらに「g/mol」という単位をつけた(掛けた)ものです。水(H2O)と塩化ナトリウム(NaCl)を例に取ると、以下のようになります。
水(H2O)
 モル質量:18.02 g/mol、分子量:18.02
塩化ナトリウム(NaCl)
 モル質量:58.44 g/mol、式量:58.44
 質量mと物質量nは、モル質量Mと次の式で関係付けられます。
M=m/n …(4)
すなわち、
n=m/M …(4')
 この問題の場合、溶けているものが何か分かりませんが、例えばベンゼン(モル質量:78.11 g/mol、分子量78.11)だとすると、式(4')より、次のように質量を物質量に変換できます。
n=5 μg/(78.11 g/mol)
=5×10^(-6)/78.11 mol
=6.401×10^(-8) mol
 このようにして、溶けている物質の分子量または式量が分かれば、質量を物質量に変換できますので、ご質問の濃度5 μg/mLをモル濃度cに変換できます。そうすれば、上の式(1')にcの値を代入して計算すれば、モル吸光係数εが求められます。
 また、モル吸光係数を求める際の注意ですが、単位をどうすればいいかを考えなくてはなりません。本来は、「物理量=数値×単位」という自然法則にしたがってさえいれば、どんな単位で表しても間違いではないのですが、モル吸光係数の場合には、「L/(mol・cm)」または「dm^3/(mol・cm)」という単位で表されることが多いようです。問題文で、濃度が「5 μg/mL」と、体積の単位にmLが使われていますので、Lに変換するには、
mL=10^(-3) L
の関係が必要です。
 以上のように、この問題には、溶けている物質のモル質量または分子量・式量の情報が足りません。溶けている物質の構造式などが分かれば、そこから分子量が求められますので、おそらくそれをも計算させる問題かと推察されます。頑張って計算してください。

この回答への補足

すいません。分子量は456って書いてありました。

補足日時:2007/11/10 12:58
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ちなみに、比吸光係数とはいいません。

比吸光度かモル吸光係数のどちらかです。
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 No.1です。

回答してから、重大なことに気付きました。問題文は、「比吸光係数を求めよ」ということだったのですね。No.1では、「それは『モル吸光係数』のことだろう」と解釈して、モル吸光係数を求める方法を答えましたが、そうではないかもしれない、ということに気付きました。
 よくあるのですが、「比~」と「モル~」という言葉が、次のように使い分けられることがあります。「比~」の方は、「単位質量当たりの」という意味で、「モル~」は、「単位物質量当たりの」という意味を表すということです。もし、この問題がその意味ならば、No.1で述べたのとは違い、溶けている物質の分子量は必要なく、与えられた値だけで計算する事ができます。
 No.1と同じく、吸光度との関係式を書きます。「比吸光係数」が上記のように単位質量当たりの量を表すのであれば、次のようになります。
A=αml …(1)
A…吸光度
α…比吸光係数
m…質量濃度(単位体積当たりの質量。No.1の質量mと同じ記号ですが、違う意味です)
l…光路長
 すると、
α=A/ml …(1')
となります。No.1と同じく、
A≒0.155
m=5 μg/mL
l=1 cm
これらを式(1')に代入すると、
α=0.155/(5 μg/mL×1 cm)
 =(0.155×10^(-3) L)/(5×10^(-6) g×1 cm)
となります。
 比吸光係数の単位も、おそらく「L/(g・cm)」がよく使われることと思います。頑張って計算してください。
 私たちはご質問文に書かれたことから想像するのみですが、問題文に書かれたこと、それ以外の情報(授業で習ったことや、どこかの過去問ならば、どこかで同様の言葉が定義されていないかどうかなど)を総合的にとらえて、判断してください。
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比吸光度を求めたいのかな?


比吸光度とは、光路長1cm 、溶液の濃度1w/V%(溶液100mL中に溶質1g含まれるということ)のときの吸光度をあらわします。
透過率=I/I。×100=70
したがって、透過度=I/I。=0.7
吸光度=A=-log(I/I。)より
    A=-log(0.7)
ランベルト ベールの式より
A=ECl ただし、 A吸光度 E比吸光度 C溶液の濃度 
           l光路長 とする。
C=0.5×10^(-3)w/v%
l=1cm より、
 -log(0.7)=E×0.5×10^(-3) 
をEについてとけば比吸光度を求めることが出来ます。
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